横浜焼売(シウマイ)物語2023

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

きせる、煙管、キセル展。代官山はアートラッシュ

2012-03-29 | 日常茶話

蓮をモチーフにした、銀煙管。その名も『極楽転送』。ヤバいネーミングだ…。
細部にある透かし彫りの繊細さにクラクラ。ちなみに材質はシルバーですよ。

キセル展 3月28日(水)~4月9日(月)代官山アートラッシュ

友だちが出展しているとの知らせを受けて、いざ代官山へ。

カルピス本社の横をぬけ、裏代官山をウロウロ。
知るひとぞ知る『キルフェ・ボン』の前を思いきって通り過ぎると、「おいでおいで」と言う気配がしました。ここ、ここ、トウェインビルの1F、アートラッシュがお出迎え。



中に入れば不思議空間。


ちょうど搬入に来ていたあずさんと遭遇。わーい、おひさしぶり♪
毎回アートラッシュさんから与えられるテーマに沿って,クリエーターさんたちが作品を作って展示販売しています。
あずさんと笹目くん(くん、って呼んじゃったよ、いいのかな?いいよね?)のGimmel Garden は、三年連続出展しているのですよ。

さて銀細工のポイントなどを教えていただきながら、しばし、展示を鑑賞、堪能。

透かし模様は糸ヤスリを使って切りぬくのだそうです。が、繊細な模様の場合、ヤスリを入れる孔を開けることから始まります。力を入れすぎるとキリの芯が折れてしまうことも。芯は固いので、それだけを取り除くことはほぼ不可能。周囲を壊さなければ芯を出すことができません。そうなると最初から作り直し。ふたたび、細い細いキリで少しずつ少しずつ孔を広げていく気の長い作業。
モノをつくるということは、一朝一夕じゃないのよ。作品には情熱と時間が込められているって,あらためて実感しました。



ちょうど同じく搬入にいらしてた、造形作家のHラさんと、日本画家のY浅さんともおしゃべり。
みなさんとっても博学で好奇心旺盛で、フレンドリー。とっても楽しい時間をいただきました。

こちらはHラさんの作品。


Y浅さんは今回のポスターとはがきを製作されています。

ちょこっと記念撮影。HラさんとY浅さん。


「おいで、おいで」をしていたのは、この子たちかも、ね。

春を呼ぶ、タンホイザーのファンファーレ

2012-03-27 | 日常茶話

この日は朝から空模様が怪しくて、傘を持って海岸通りへでかけました。
県民ホールで母とオペラ鑑賞の日。滅多に聞けないタンホイザー全3幕です。
神奈川県民ホールはバブル前兆期の建築。フルオーケストラの入るコンサートホールが横浜市にはほとんどなかった頃の草分けです。残念ながらバリアフリーの考えはまだ希薄だったようで、この階段はちょっと残念。(車椅子の方や、足の不自由な方は、山下公園側の正面入り口からではなく、一本奥の通用口から入って、エレベーターを使ったほうがよいですよ。)

さて,歌劇タンホイザー、実は全曲通しで聞くのも初めて、みるのも初めて。
プログラムを見たら、メインはオールダブルキャストのすごい構成。
両親が行くはずだったのですが、父が行かれなくなって急遽私にお声掛かり。そんなこんなで席が一階のめっちゃ良い席…。どれくらい良いかっていうと、オペラグラスがなくても、歌手の顔がわかるくらいの良い席…畏れ多い…。




部分的な旋律は、音楽の授業で聴いたことがあったり、ピアノの発表会で弾いたことがあったりでかすかに聞き覚えが…

ああ、この旋律はこの場面で繋がるのか!とか、世界史の欧州中世史の部分を必死で思い起こそうとしているうちにあっという間に1幕が終了。
30分の休憩。

2幕目では有名な宮廷の歌合戦のシーン。
作曲者のワーグナーについて私のイメージは、映画の『ルートヴィヒ/神々の黄昏』での一方的なもの。
ルートヴィヒ 復元完全版 デジタル・ニューマスター [DVD]
ルキーノ・ヴィスコンティ、ヘムルート・バーガー、ロミー・シュナイダー他
紀伊國屋書店


つまり、絢爛豪華、自己主張強し、なかなか策士、ちっと意地悪、皮肉屋だけど,揶揄が高尚すぎて本当の意図は、あまりみんなには通じなかったんじゃないか、とか、もう。偏ってて申し訳ありません。
いろいろ考えているうちに、すっかり夢中になってました。

2度目の休憩時間。
いつの間にか雨がやんでいました。
めずらしくワインなど、飲んじゃったよ。






3幕目の圧巻は、タンホイザー(劇中ではハインリッヒ)と、親友と愛の女王との掛け合い。
ストーリーはというと、クリスチャンではないわたしはもう、突っ込みたくなるところが満載です。キリスト教徒でなければわからない部分も多いし、何より理屈っぽい。でもそれをさておき、曲も構成も文句なくすばらしい。現代のレコ-ディングで使ってる手法は、ほぼ、この中に凝縮されているのではないかしらね。オペラって退屈なものだという先入観が、すっかり吹っ飛んでしまいました。
本当なら父も堪能するはずだったこの公演。代わりに存分楽しんじゃった♪



休憩を入れて,4時間半の超大作。帰る頃には辺りはすっかり夜。星がちらちら見えました。


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リヒャルト・ワーグナー
小学館


ワーグナー:歌劇「タンホイザー」全曲/シノーポリ指揮 [DVD]
ニホンモニター株式会社ドリームライフ事業部



後で知ったのですが、バイロイト音楽祭は、ワーグナーが自分の歌劇を存分に演奏したいと思い、この宮廷歌合戦にヒントを得て提案したことだそうです。是非はともかく、作曲家というより、いまでいうプロデュ-サーでもあったのね。ワーグナーさん。


金星、月、木星、三つの星が一直線、見上げてごらん空の星を。

2012-03-26 | 日常茶話
上から,金星、月、そしてほとんどわからないけど木星


2004年11月にもこの天体ショーはあったのね。
当時はいろいろあって、空を見上げるゆとりはなかったなあ…。

事務所からの帰り道にこの不思議な光景をみあげていたら、同じく駅に向かう見知らぬ人から声をかけられました。
『すごいですねー、ふしぎですねー』
しばし、思い思いに同じ西の空を眺めてから
「じゃ」ってそれぞれの方向へ。

それだけのことなんですけどね。

こういう時間の共有のしかたって、きらいじゃないです。

次回は2015年11月。今度は火星も加わって4つの惑星が並ぶそうです。

おまけ:この日の夜景。


震災から2度目のお彼岸、2度目の春休みがやってきた…。

2012-03-20 | 日常茶話
いうまでもなく、お彼岸にはお墓参りをするんだよ。

あらためて思うのは、あの震災から1年が過ぎたということ。
去年の今ごろの街の様子を振り返ると、こんなでしたね。

銀座の岩手物産館の商品ケース。


横浜駅の地下街の照明。

点灯制限しています。


自販機のミネラルウォーターは国産のものが全部売り切れ。


牛乳も搾乳できず、出荷もできず…。


何で『ご迷惑』っていうかな.こういう時こそ『お互い様』じゃないのかな??(そう書くわけはいかないのか…)

確かに私の町のスーパーも駅ビルテナントも、3月末には通常の営業時間に戻りました。
でも、
忘れちゃいけません。まだ何も終わってないんだ!ってこと。

そういえば、去年の選挙ポスター。
印刷行程自粛モードで復興号令全開……だったんですが…。




_____


さて、春休み、とうとうあの、こびとたちが大画面で大活躍!…するらしい…です。

映画『こびと劇場』予告編












大池は満員御礼、冬の野毛山動物園。キリンの赤ちゃんも生まれたよ!

2012-03-13 | 日常茶話

2012年2月7日生まれ。身長172cm、元気な男の子です。
寒さに弱いので、公開はもっと暖かくなってから。成長日記は動物園のブログ『アミメもようdiary2』で、どうぞ。


さて、またまたやってきました、野毛山動物園。
中でもひときわ賑やかなのが大池です。

ある日の午前中、なぜか上空ならぬ頭上の枝にはハトの群れが…?

そこへ登場したのは飼育員のイケメンお兄さん。
ご飯の時間です。

姿を見つけて池の奥からも続々と水鳥たちがやってきました。
(え?!こんなにいたんだ?!!)



餌は混合飼料と、小松菜です。(あ、ツクシちゃんだわ)



自然界の白鳥は水草が好物なんだそうですが、園内では小松菜を代用しています。くちばしを器用に使って上手に食べます。

ところで、野毛山動物園で飼育している水鳥は、白鳥、真鴨、アカツクシガモ、ツクシガモなどつがいで合計13羽。
(…に、してはもっと大勢いるような………。)

イケメン飼育員さんによると、この時点で47羽まで確認しているとのこと。
実は、渡り鳥の群れや、近くの池のカルガモの親子などが、餌を求めて大池に滞在中だとか。ここでお嫁さん見つけて春には北へ戻るのです。

ところで雁など,野鳥はオスが派手でメスが地味な色彩、というのが私たちの常識です。
しかし雁のオスの派手な色彩を見られるのは、婚活中のこの時期だけ。
北に帰って子育てする時にはオスとメスはほとんど同じ茶色に変化。
ハンターや他の動物に見つからないようにする『自然界の法則』だそうです。
(へー、へー、へー、しらなかった!!)

まもなく彼らは北に帰り始めます。
賑やかな大池が見られるのは3月いっぱいくらい、だということでした。

餌をねだって、水鳥のカップルが寄ってきます。そして、さらなる餌を目当てに背後に迫るハトの群れも…




キングの話#2、プチタイムスリップはいかが?3月10日は横浜三塔(さんとう)の日

2012-03-09 | 横浜ラブ
キングの屋上からシティビュー。方位は大雑把です。
東に大桟橋。その向こうにベイブリッジが見えます。


北にクイーン(横浜税関)、その奥が赤レンガ広場。


西に,ジャック(開港記念会館)。本町通の官庁街。


南はシルクセンターとマリンタワー。その先が山下公園。


キングとクィーンのツーショット。




(フランク・ロイド・)ライト様式の外装も特徴の一つ。これは複製。
この建物が建った当時は周囲に高い建物もほとんどなく、もっと遠くまで見渡せたでしょうね。でも逆にこの高さだと、「見下ろす」というより「眺める」という感覚がしっくりなじみます。

キングと同じ建築様式の建築物には、東京国立美術館、京都市美術館、名古屋市役所、愛知県庁があります。

様式は同じですが、どれも威厳を保ちながらも個性的にみえるのは建築基準法だけの問題ではないように思います。

平成の今日、周囲の高層ビルに埋もれていてもなお圧倒的な存在感を残しているからこそ、大正12年の関東大震災後の復興のシンボルとなり得たのかもしれません。

帰りは階段を使うことにしました。やっぱりちょっと中も見てみたかったのです。ただし本庁舎は現役で使用されています。公開日でもないのに勝手に室内を撮影するわけにはいきませんから、常識の範囲内で。

階段も手摺は昭和初期のまま。






内部はところどころ修復され、電気系統など工事も入っていますが、ほとんど当時の姿をとどめています。
四階と五階は、床に注目!




二階三階を通過して


ようやく玄関へ。




昭和から平成を一気に抜けてきたような不思議な感じでした。

キングの一般公開日は次回平成24年3月18日(日)です。興味のある方は、お出かけください。


ところで横浜三塔を同時に見られる場所は、パワースポットだという都市伝説があるそうです!三カ所あるというこのパワースポットを1日でまわりきると、願いが叶うとか…
そういえば毎年初日の出を見に行く『あそこ』もパワースポットだったのね!?


初日を浴びる横浜三塔。赤レンガ広場より。


キングの話#1、プチタイムスリップはいかが?3月10日は横浜三塔(さんとう)の日

2012-03-08 | 横浜ラブ


あらためて説明すると横浜三塔とは、キング(神奈川県庁本庁舎)、クィーン(横浜税関)、ジャック(開港記念会館)を指します。

これにちなんで、横浜市の観光広報を担当するよこはまコンベンションビューロ-が2007年から3月10日を横浜三塔の日に指定。地元にゆかりの企業が協賛する様々なイベントを催しています。
今年のイベント情報はこちらのURLでじっくりどうぞ。

今日と明日は、キングの話をします。


キングというのは、神奈川県庁の本庁舎の通称。
現在の建物は1928年(昭和3)完成。
関東大震災で焼失した旧県庁の跡地に、いち早く再建されました。
当時、地震後の火災で市内の建物の殆どが焼失。主企業や学校が東京へ流出し、経済的にも壊滅的と報道された横浜の復興のシンボルだったそうです。

当時の様子は、建築に携わった大林組の社史にも掲載されています。
『「地震に負けない、新しい県のシンボルを造ろう」。
神奈川県は庁舎の再建にあたり、
当時としては珍しい設計コンペ方式で、デザインを一般公募した。
一等賞金の5千円は、知事の年収にも匹敵した。
大卒の初任給が50円だったことからも、破格のもの。
新庁舎への並々ならぬ期待の大きさの表れだった。』

庁舎内部は毎年指定日に一般公開(23年度は毎月第三日曜日)、屋上のみ、平日(月曜日~金曜日)、9時から16時30分の入場が可能です。






実はカメラの感度が良いのでかなり明るく写っていますが、実際の庁舎内はもっと薄暗くて重厚で静かなのです。大理石の内装のせいかヒンヤリとして、他に人間がいるような気配もあまりありません。
本当に入っていいのかどうか半信半疑でちょっとドキドキ。
こんな感じ…。

守衛さんに
『屋上見せてください』というと、
『ごくろうさん。奥のエレベーターで5階押してね。』との返事にようやく安心。
では屋上へGO!



大丈夫!ももクロZは週末アイドル、年末アイドルも負けないよ!

2012-03-06 | 日常茶話
たぶん、おそらく、モー娘より、AKB48よりも共感してると思うのは、
週末アイドルももいろクローバーZ。
アイドルってこういうものなんですねー。
ゼーット♪のところで、決めるポーズが、何とも可愛らしいと思ってしまったのが
始まりといえば始まり、なのであります。

大きいお友だちいっぱいのライブに出かける勇気はさすがにありませんが、
銀河の片隅でこっそり応援しています。

ここだけの話、紫のれにちゃん、ええ子じゃ~

猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」(初回限定盤)(DVD付)
ももいろクローバーZ;百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果、高城れに
キングレコード


ももクロ名言集はこちら!

↓で、これは年末アイドル、キャンデーズ!

『ハートのエースがでてこない』を踊りきったよ!!


灯りをつけましょ、お花をあげましょ。みんなでお祝い、雛まつり。

2012-03-03 | 日常茶話


我が家の雛人形です。
これは、母の友人の手づくりの木目込み人形。私の初節句のお祝いにと、頂いたものです。
良いお顔でしょ。気のせいかもしれませんが、年々表情が変わっています。今年はいつになくゆったり楽しそう♪


現代では実家の両親が最初の女子の誕生の初節句に雛人形一式を揃えるというのが一般的だそうですが、親族友人一同が飾りを少しずつ送りあって揃えるというが本来の姿だったとか。同じものがダブらないように、直接確認することで、コミニュケーションもとれます。この場合、欲しいものをはっきり伝えることは失礼にはならないそうです。
子どもの健やかな成長をみんなでお祝いしあうって、いいですね。

私の誕生を喜んでくれた人は両親や祖父母親族の他にもいた、ということが、大人になった今もとても嬉しくて幸せな気持ちにさせてくれるのです。みなさん、ありがとう。


____

ところで親王飾りですが、あれ?逆じゃない?って思われた方いらっしゃいます?
あなたのお家の親王飾り、向かってどちらに男雛をおきますか?
関西では向かって右に男雛、左が女雛です。関東では右に女雛,左が男雛。
どちらも正しいのです。別に東西で張り合ってるわけでもありません。

理由をご存知の方も多いと思います。
ここからはただのうんちくですので、興味のある方は、どうぞ。













雛祭りが桃の節句として庶民にも定着したのは江戸時代。
これも、江戸幕府がみんなで元旦の他に五節句(奇数でゾロメの暦は、穢れを祓う日にピッタリ!という中国の教え)を御祝いしよう!と決定したことが発端。その中で今日まで残っているのが、3月3日(桃の節句)と5月5日(端午の節句)です。
で、桃の節句の雛祭りの話に戻ります。
それから明治時代に入るまで、雛のならびは全国的に向かって右に男雛,左に女雛(いわゆる関西並び)でした。
ところが日本が国として本格的に国際デビューすると(特に日露戦争以降、)欧米の席次は日本と逆であることを知ります。
夫婦同伴で公式の場に臨む際、男性は向かって左、女性は右が国際基準。もともと日本には夫婦同伴という意識はなく、役職でも右を格上左を格下席次が一般的でした。しかし、欧米列強の仲間入りを急ぐ政府は公式席次をこれにならうことを奨励します。
早速実践したのが明治天皇、皇后両陛下。そして大正天皇ご即位の時、報道写真を通じて広く庶民にも知らされることになりました。
これに敏感に反応したのが、北関東の人形協会です。関東一円の雛人形の供給を一手に引き受けていた協会は、ここに一大キャンペーンを展開。それまでの男雛女雛の並びを、この国際機順位に合わせて販売しました。時代のトレンドは男雛は左へ!というわけです。
一方この動きは関西にまで浸透せず、こちらの雛のならびは伝統的なまま。
こうして、関東と関西の2つの並び方が並立することになり、今日に至っているというわけです。チャンチャン♪

今年はスキーに行くんだよン♪わたしをスキーに連れて行って♪MY HOMEギジェ#7

2012-03-01 | こんなの描いてた


リフト無料って、今どきのツアースキーならデフォルトでしょ。
この時はたしか割引にはなったけれど、普通に購入しました。(勘違いだったら申し訳ない…)

もうひとつ、4コマ目のネームは『ヤッケ』を『ポンチョ』に修正しています。
今は化石語ですよね。ヤッケ…って。
うひゃー