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横浜焼売(シウマイ)物語2025

ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛落語らぶ晴れ時々ランニング、更新随時

金沢ふたたびちょこっと福井Part8: 永平寺とエースをねらえ!!とアップルパイ(後)

2025-07-13 | 旅行、おでかけ
永平寺のバス停の真向かいに一見普通のお休みどころがあります。

駐車場に隣接したごく普通のよくある風情の蕎麦店
永平寺そば亭『一休』
…の一角

なぜかいきなり可愛いパティスリー『アトリエ菓修』
もうお察しのことと思いますが、永平寺に来たかったもう一つの理由がこのお店。
此処のアップルパイが美味しいと聞いて、いつか機会があればと考えていたところに偶然今回の旅行が実現。
通販も扱いがなく、本当に此処に来なくては食せない。それでも客足が絶えず、特にアップルパイは人気で夕方には売り切れてしまうらしい。
しかし、心強いSNSの友人たちからの情報、
『もしここで買えなくても隣のおそば屋さんでも食べることができるよ、』だそう。
え?お蕎麦屋さんで??
と半信半疑でいたのですが、その謎は後程解けました。
まずはお一人3個までというアップルパイとケーキ、オススメのパルミエ(パイのクッキー)を購入。
このパルミエはシェフ一押しで、一度に30枚まと待て購入していくファンもいるそうです。
ランチは隣のおそば屋さんでいただくことに。
お昼になったばかりで二階席にはまだお客さんはいません。
川の見える窓際の席に座ってまず注文、テーブルを見るとポップアップが…

あ、本当に此処でも食べられるんだ。
というのも、このお蕎麦屋一休さんの女将と隣のアトリエ菓修のパティシエはご夫婦なんですって。
納得です。
早速、
お蕎麦の定食をいただきます。


お蕎麦は香りも良くて、なめらか、というか清らか。



胡麻豆腐もそばがきもきな粉も優しくてきめ細やかで、ずっと食べていたいほど。
(きなこがあまりに美味しいので帰りに購入しました。)
そして
アップルパイ

皮はパリパリ、アップルフィリングはトロリと甘くてりんごの程よい食感があってもういうことないです。食べ終わるのが惜しい。

持ち帰りではこのパイの食感はなかなか味わえないと思います。
ミルフィーユ状のパイ生地は繊細で、ホロホロとアップルソースに絡んで美味しい。確かに手で持っていただくのがこのアップルパイに対する礼儀ですね。

余談ですが、この他にも頼んだモンブランとガトーショコラも絶品でした。





会計を済ませて、帰りのバスを待っていると、アトリエ菓修や一休さんには観光客もですが、地元ナンバーの車でやってくるお父さんや女性のグループがやってきます。その中で、永平寺のお坊様がふたり、トコトコとアトリエ菓修さんに入っていき、程なくしてケーキが入っているであろう箱と包みをそれぞれが持って出てきました。一人は駐車場へ、もう一人は永平寺の方へ。
お使いものか、皆さんのおやつなのか、
心なしかおふたりともニコニコと嬉しそうだったのが印象的でした。
 
次回でこのタイトルはおしまいです。
 
金沢ふたたびちょこっと福井Part8 : 永平寺とエースをねらえ!とアップルパイ(前)
金沢ふたたびちょこっと福井Part7:せせらぎ通りのひらみぱん
金沢ふたたびちょこっと福井Part6:金沢城址公園とボランティアそして能登震災
金沢ふたたびちょこっと福井Part5:尾﨑神社に春を舞う
 
 


金沢ふたたびちょこっと福井Part8: 永平寺とエースをねらえ!とアップルパイ(前編)

2025-07-11 | 旅行、おでかけ
金沢ふたたび最終日は、福井へ。
早朝ホテルをチェクアウト。そのまま新幹線で福井に。
さすが恐竜の町!!





福井は行きたいところが何箇所かあったのですが、場所が駅から離れているところが多く、観光バスもしくはレンタカーでの移動が有効と再確認。
今回は帰りの時間が決まっていため一箇所をゆっくりまわろうということに。
歓迎モードの恐竜さんたちには申し訳なかったのですが、行く先は
永平寺!!
事前にSNSの友人たちから
『このごろは海外からの観光客も多く平日も混み合う可能性もあり、見学はゆっくり見るなら2時間以上かかるかも、』とのアドバイスをいただいていたので、拝観会場時間に限りなく間に合うようにひたすら永平寺をめざしました。
 
永平寺に行きたかったの理由は二つ
一つは「エースをねらえ!」
私、
山本鈴美香先生の「エースをねらえ!」が大好きで、全巻コミックスを揃えたしまった中学生。名エピソードは数々あれど、その中で、岡ひろみのコーチ宗方仁の後任桂大吾が永平寺の修行僧だったというシチュエーションがなぜか印象に残っていて、以来、いつか行ってみたいと願っていたのでした。
 
憧れの永平寺


山門をくぐると




空気が全く違うことがわかります。
 
訪問したのはゴールデンウィーク前の4月

まだ雪が残っていました。



山の斜面に建てられた伽藍は多くの階段を昇り降りして拝観します。



朝の9時、まだ拝観者はまばらです。
中の講堂では読経が聞こえ、時折急足でお勤めに励む作務衣姿の修行僧の姿を見かけました。
修行の邪魔にならないよう拝観コースはきちんと決められていて観光客は静かに移動。


入室禁止の場所と公開されている場所がはっきりしており、通常は公開されている場所であっても御勤めのや法要の際には入場規制があったりします。
吉祥閣にある「絵天井の間」は参拝者が自由に拝見できる一角です。



格天井の一枚一枚に描かれた花鳥風月の日本画が200枚以上。広すぎてスマホでは収まりきれない迫力でした。

静かです。


回廊に囲まれて何層にも重なる中庭を眺めていると、閉ざされた扉の向こうから規則正しい読経、息継ぎの音まで聞こえてくるようです。

















広い伽藍をゆっくり拝見しながら、これはもう記憶に収めるのが一番良いのではないかと感じられてきました。
この静かな場所をファインダーに収めようとするなら、もっと真摯に誠実に向き合わなくては申し訳ないような…。

階段を降り切る頃には、ぼちぼちと観光客とすれ違い始め、気がつけばなるほど、2時間弱。
突然、
この時間は、伽藍の広さではなく、此処が全く時間という概念とは無縁の流れの中にあるからだと感じました。
憧れの永平寺のほんの一端を感じることができて気持ちはいっぱいです。
(今さら気がついたのですが、桂コーチってタイプだったのか?!中学生の妄想...)
動機がエースをねらえ!という俗人ですが、道元禅師はお許しくださる…よね?

以下後編へ。
金沢ふたたびちょこっと福井パート7:せせらぎ通りのひらみぱん
金沢ふたたびちょこっと福井パート6:金沢城址公園とボランティアそして能登震災
金沢ふたたびちょこっと福井パート5:尾﨑神社に春を舞う


引越しHatenaで二刀流

2025-07-03 | 横浜ラブ


長年お世話になっていたこのブログがいよいよサービス終了です。
どこに行くか悩みましたが、Hatena blogへ引っ越しを決めました。
順次ゆるゆる移動中です。タイトルは変わりません。
記事はこちらにもアップしますので、しばらくは二刀流。よろしくお願いします。