横浜焼売(シウマイ)物語2018

ハマのシンボル崎陽軒なら、シュウマイじゃなくシウマイね。「自分キャラ」始めました。更新随時

追悼:桂歌丸館長

2018-07-03 | 落語ラブ
落語会の重鎮、桂歌丸師が鬼門に入られました。

横浜出身で、横浜にぎわい座の二代目館長としても活躍された昭和の名人でした。

私が最後に拝聴したのは平成28年11月の末。関内寄席。

塩原多助一代記の完結編の会。









高座の途中、傍の茶碗から水分を補給しながら見事な語りを披露してくださったのがつい昨日のことのようです。

まだまだ語りたい噺や演じたい演目があると大変意欲的に話されていました。

実は、この噺の前編を演じたのが3月、この時は後編は来年をめどに、と言われていました。

それが年内の公開。今思えば、ご自身の寿命を知り急がれていたのかもしれません。

あちらの世界でもこの素晴らしい話芸を披露していただきたいものです。

この会の前編のブログがこちら
https://blog.goo.ne.jp/setsu_ustes/e/f66668b46dd797bc93f90b69f9ba57c0

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漱石の世界

2017-12-04 | 落語ラブ

友人Y子さんと国立劇場まで。
国内第一線の邦楽演奏の方々が集って夏目漱石の文学を演奏するのだそうです。
MCはなんと落語家の柳亭左龍師匠!
いわゆる、音楽で綴る作家の世界、の邦楽版といったところでしょうか。


漱石作品は学校で習った程度には読みましたが、その描写にこんなにもたくさんの音楽が流れているとはあまり意識していませんでした。
というより、当時(明治時代〜大正時代)にかけて巷に流れるBGMを全く想像できなかった、という方が正しいかも知れません。

謡や浄瑠璃に至っては、字幕がなければおそらく言葉として認識すらできないくらい。
二弦琴という名称は知っていてもその音色がこんなにも儚げだったと想像していませんでした。

現代と全く違う音が、100年前の日本を彩っていたのだと感動。
アドリブを交えての左龍師匠の軽妙なMCに助けられ、2時間半の舞台が終了。
漱石と正岡子規の親交の始まりは、寄席談義だったということを知って、
『なんだか神経質そうだな』と思っていた漱石さんの別の顔を知ったような気持ちになりました。

改めて漱石作品を読み返したくなった一日。


余談;

国立劇場は自販機のカラーも、和!!

もう一つ、
帰りがけ、Y子さんのおかげで左龍師匠と東京駅までドライブさせていただきました❣️多謝‼️
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パパンッ!!講談師は言霊師かとあえて問い

2017-07-25 | 落語ラブ
なかなかチケットが取れないふたりのコラボ。

ダメ元で予約したら、なんと取れまして

母を連れて行ってまいりました。



結構なプログラムでした。

まずは

開口一番として
桂竹わさんの、新作「動物園」

続く神田松之丞師の講談は

スタンダードナンバー

「那須の与一の扇の的」

続いて
喬太郎師匠の新作
任侠・流山動物園

ここまでの流れには訳があって、

竹わさんがフレッシュな虎の所作を披露した後、

松之丞師が、登壇。

前振りでサクッと
落語と講談の違いを持論で解説。

寄席などで演じる時は時間の制限などもあり
短めに切り上げる場合に便利な言葉が
『お後がよろしいようで』
あるいは

『以下云々のとなるわけでございますが、ちょうど時間となりました。』
という具合になるのだそうです、

そんな話から、


喬太郎氏師匠を褒める褒める。
7年くらい前のにぎわい座での喬太郎師匠の独演会に、
ゲストに呼んでいただいたのが最初のご縁だったそう。
以来、いつかにぎわい座で自分が独演会をするようになったら、
喬太郎師匠をゲストにお呼びしたい!!
と願い続け、とうとう本日、心願成就したとのこと。
その時の舞台の様子、
喬太郎師匠の人柄を
微に入り細に入り松之丞節で語る語る。

「というわけで、実に気取らない人で、こんな後輩のお願いにも快く二つ返事で『行く、行く』…」
「多分今楽屋でモニター見て、(お茶)吹いているかもしれません」
「初めて喬太郎師匠の噺を舞台の袖で聞いた時、客席の空気が師匠に向かって一つになるというものすごい体験を…」
「聞き惚れていて、頼まれていた鳴り物を叩くのをすっかり忘れてしまい…」
「今日はどんな講座が聞けるのか、ワクワクしていまして、あるいは
喬太郎ここにあり、お前らごときとは格が違うぞ!という感じを見せてくれるのか…」

褒めているのか、
挑発しているのか…
「はたまた(師匠は)いい感じで(ゲスト)叩きのめしてくれるのか…」、

するとその最中にいきなり
上手から
「ばかやろう!そんな言い方したら、噺できねえじゃねえか!!」
と喬太郎師匠本人が飛び入り。

そのやりとりを聴きながら、ああこれまでの語りは
喬太郎師匠への愛、愛だったのだと一人納得いたしました。

その上で、喬太郎師匠が演じたのが
任侠・流山動物園というわけです。

竹わさんの虎に対して、喬太郎師匠が上野動物園のナンバーツーの虎夫を演じて一矢報い、
本来ならば40分以上の長い演目を
この後池袋演芸場の鳥を控えている師匠が象のマサオが登場したくだりで
「さあ、この後に話は続くのでありますが、『ちょうどお時間となりました。お後はよろしいようで』」と松之丞師の前段の落ち話の前振りに
見事なカウンタークロスで応じた一席。(この後、喬太郎師匠はブヒブヒ、パオーン、池袋に行かなくチャ、行くんだも〜と旅立たれました。)

お中入り

そして後段は

神田松之丞一色の二席。

新作『トメ』
おじいさんがおばあさんを夜中の2時に無理やり起こす話(松之丞師・談)
なんともかわいいおじいさんとおばあさんの会話が始まった途端、
誰かの携帯電話が鳴り始めました。
会場が一瞬?????!
すかさず松之丞師
「よかった、次の小平次の時でなくて♪」
そのまま自然に噺に戻りました。

以前志の輔師匠の独演会でも同じようなことがありましたが
一流ってこういうことですね。

そしてトリは、怪談「小幡小平次


満員御礼の会場が割れんばかりの拍手で、幕と相成りました。

さて会場には若い人が結構来ていまして、

後ろあたりにも20代と思われる男子がふたり

那須与一が終わったあたりで
「歴史の話しるだけじゃん。」
「なにを言ってんだかよくわからないな」
『お経みたいだね」
「那須与一って、歴史の人?」
なーんて話し合ってました。
でも彼ら最後まで聞いてましたよ。
確かに古典、那須与一。
名前はなんとなく知っているし、扇の的のエピソードも有名です。
しかし公団として語られる
朗々たる導入部は
かくいう私も何やらチンプンカンプンでした。

それでも
情景描写であることはよくわかり、

なぜかその様子が頭の中に直接どんどん入って来まして

なんとも不思議な感覚にうっとりしていたのであります。

美しい言葉にはきっと魂が宿っている。

講談師は言霊師が変換されたのではないかしら、と感じた次第です。

というわけで、お後もよろしいようで。


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15周年

2017-04-07 | 落語ラブ

横浜に、寄席を!の掛け声で旧中区役所跡地にできた商業施設の一角に
「横浜にぎわい座」ができて、今年で15年だそうです。

初代館長は往年の名司会者だった故・玉置宏さん。

2代目が桂歌丸師匠。

おかげさまで、今ではしっかり野毛の顔になりました。

今年は記念の寄席が続々登場です。

本日は柳家キョンキョン...喬太郎師匠の独演会。


演目はこちら


喬太郎ワールド全開で満員のお客様大喜び。
しかし、さすが決めるところは決めていつの間にか、古典の世界へ。

切れのいい春風亭正太郎さんの「そば清」のサビをアドリブに一気に一席目を終了。

中入り後

寒空はだかさんの漫談では、喬太郎師匠の一席目のキーワードがオチのアドリブに。

言葉が巧みにリレーされて盛り上がりました。

最後のトリはもちろん喬太郎師匠。

枕無しに古典へ一直線。

じっくりと人の心の弱さを最後のオチで優しく包んで終演となりました。

堪能。


余談:
ウルトラセブンと喬太郎師匠の師匠、柳家さん喬師匠が同期だと、
今日初めて知りました...わからない人にはなんのこっちゃのお話です。

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遅夏休みin長野・中

2016-11-06 | 落語ラブ

前回の
遅夏休みin長野・前編はこちら。

さて、いよいよ落語会開演です。

会場の
長野市芸術館のリサイタルホール<開演前リハ中>>

師匠達自ら、音響チェック。
凛語寄席世話人会のみなさんが準備した道具類を設営し、
ライトや会場誘導を確認。

入船亭扇辰×柳家喬太郎二人会開演です。



入船亭扇辰師匠の先鋒で「一眼国」
古典ですが、今聞いても全く遜色ない名作です。いやむしろ、いま聞いた方が深いかもしれません。
自分と異なるものに警戒心を抱くのは生物として仕方ないとしても、それを理由に蔑視する風潮は
人類の永遠の課題ですね。
落語だと知らされなければ、SFショートか、世にも奇妙な物語に出てきそうなシュチュエーション。
ゲラゲラ笑っているうちに、噺家さんの手の内に転がされてちょっと考えさられるお話です。
ビクター二八落語会~究極の音にこだわる落語シリーズ 入船亭扇辰
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後半の柳家喬太郎師匠の「そば清」は、最初「蛇丸草」かと思いきや、
それは上方落語上方落語でお医者様の話、こちらはお蕎麦やさんが舞台になっています。
当然お蕎麦をすする演技も重要で、ここにも噺家さんの芸が光ります。
実は会場に来ていたメンバーのハズバンドが日本語がほとんどわからないアメリカ人。
その彼が
「面白かった!でも、僕が笑うところと会場のみんなが笑うところが、ちょっと違うんだよねー」
と笑いながらおっしゃっていたそうです。

落語の演目は終演後に発表され、お客様は帰りがけに張り出された演目をチェックします。
これを書くのは主催者側なのですが、膨大な演目の中には江戸と上方で呼び名が違っていたり、似て非なる演目も多いため
判断に迷うところがあります。
それを即座に「そば清でしょう。」と言い切られたのは世話人会のY際さん。流石でした。

話の内容はちょっとホラー、それを喬太郎師匠が演じると、
星新一のショートショートのおとぼけシニカルな要素が強くなります。
あ、やっぱりこわいじゃん‥‥って感じ。
前半の「一眼国」を受けてのお題選びだったのかもしれません。

「花筏」は、身代わりネタ。
病気で欠場の横綱に体型も顔もよく似ている提灯職人が、地方興行に代理出場。
色々な理由をつけて、見学を決め込んでごまかしていたけれど、
千秋楽でとうとう地元の優勝力士とガチで勝負することに……。

「夢の酒」は、夫の夢での浮気を舅に頼んで諌めてもらう新妻の話。
諌めてもらうために、舅は夫(息子)の夢に世界に入っていくのですが…。
この新妻がなんとも可愛らしいのです。同世代の同性から見たら
「バッカみたい」なぶりっ子女、かもしれません。
が、そうと思わせない可愛らしさを扇辰師匠は女性より可愛らしく熱演。
こんな嫁に頼まれたら、断る舅は男じゃないです。
合計4席をたっぷり楽しみました。

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今年で11回目、凛語寄席のネタ帳とドンちゃんのお腹。


打ち上げな師匠達も交えて市内の居酒屋で。

わー、ほんとに一緒にお酒が飲めるんだー!!と私はもう夢ごごち。
かたや
同じ世話人会のN川さんは、はたから見ていてもわかるくらい緊張。
そのはず、N川さんは富山県のアマチュア落語家さんでもあります。
憧れの大リーガーと同席して会話しているアマチュア選手のように頬が紅潮しておりました。

一年ぶりにお目にかかる方とは旧交を温め、SNSでのつながりにはリアルでお話でき、
まことに楽しくて、夢のようなひと時でした。

皆さんありがとう。
またお会いしましょう。

遅夏休みin長野・前編はこちら。

後編は、1人夏休み。
今話題の場所へ行きました。
つづく!
______
<お知らせ>
年賀状にも使えます。



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遅夏休みin長野・前

2016-10-29 | 落語ラブ
前回のお話「遅夏休みin長野・序」はこちら

さて、
信州凛語寄席(しんしゅうりんごよせ)は、長野のドンちゃんが有志とともに毎年開催している地方寄席です。
りんごは長野の象徴、そこに長野の空気感を感じさせる『凛』と落語『語』を当ててドンちゃんが名付けました。

今年は『柳家喬太郎&入船亭扇辰」というコアで売れっ子なお二人の共演。
落語好きならもう是非聞きたい!!という素晴らしいコラボ。
喩えて言えば、「シン・ゴジラ」と「君の名は」の二本立て…、
あるいは、鎧塚シェフと道場六三郎氏の共演か…
カープ黒田と日ハム大谷の直接対決…。

会場は、長野市芸術劇場リサイタルホール

タクシーに分乗していざ出発。
へへへ、ここで天国を味わいました。
な、なんと!
恐れ多くも畏くも、
人数と体型?関係で私目が両師匠に挟まれる形(刑事ふたりに連行される犯人みたいな感じ)で
タクシーの後部座席に同乗!!

会場楽屋口前にはすでに喬太郎師匠のファンと思しき女性達がたむろしている中
あの真ん中の女は誰なの?!って視線を感じつつ(あくまで個人の感想です)
会場入りさせていただきましたー。
お姉様方ごめんなさーい(低頭)

師匠おふたりが楽屋に入ると、
みんなで手分けして設営開始。

音合わせ、というか、マイク音響調整中。

わかる人にはわかるコアなツーショットです。

ちょっと複雑なつくりの会場に戸惑いながら機材を設置してきます。

緋毛氈座布団などは持ち込み、
めくりは手作り。


わたしは雑用とテケツのもぎり拝命。
馬車道まつりで鍛えた営業スマイルとご挨拶がここで活きました。

お客様も入場していよいよ本番です。

(続きます。)
前回のお話「遅夏休みin長野・序」はこちら
_____

<お知らせ1>
今年もやります!清五郎農園の愛媛みかん!!直接販売!!
今年の早生ミカンも美味しいよ♪
場所:馬車道祭り会場
日時:10月31日〜11月3日

赤いのぼりとトナ・カイが目印、ワゴンの場所は多分関内ホール向かい山下眼鏡店の前あたり。

遊びにきてください。
_____
<お知らせ2>




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遅夏休みin長野・序

2016-10-27 | 落語ラブ
ようやく秋の気配ですが、ちょっと前までは『夏か?!』な陽気。
それが理由というわけではありませんが、10月に入ってから遅い夏休みをもらい長野へ出かけてきました。


覚えていますか。去年の軽井沢の落語会を。
その時お世話になった皆さんから再三お誘いを受けていましたもう一つの寄席。
今年は世話人のひとりhさんからの「摂さん、喬太郎師匠と飲めるかもしれませんよ〜」という殺し文句につられてしまったのでございます。

わーい♪長野北陸新幹線だー!かがやきだー!!

お昼を目指して長野入り。

懐かしい皆さんと再会を祝し、さらに今回の寄席に登壇される柳家喬太郎師匠入船亭扇辰師匠とともに

善光寺前の料亭「旬花」さんへ。


こちらのつい立ての文字は、寄席文字の橘右京師匠の手によるものです。

この後、お昼とは思えないめくるめくご馳走の数々。

正面に両師匠がご着席になられて、もうどうしてよいかわからないまま、黙々と箸を運びました。


こ、この煮卵の天ぷらが、んマーーイ!!!


蛸です、蛸。やわらかくって、ホックホク。


待機中の松茸ご飯!!!

ご亭主手打ちの信州そばもあったのに、撮り忘れています。
デザート。

別腹ではないので、ここにたどり着くためには、メインの食べ方を調整しないとはいりません。
今回はドンちゃんに助けてもらいました、ありがとう!!


この器、とても持ちやすくて素敵だなー、と思っていたら
女将(松たか子似の超美人)が
「それね、堺雅人さんの弟さんの作品ですよ、陶芸家でいらっしゃるの。以前こちらで作品展をしていただいたんです。」と教えてくださいました。


お料理が一通りすみ、師匠方はタバコ&お土産購入タイムで中座。
ここで我にかえり、横浜から持ってきた手土産を引っ張り出しました。
ようよう戻られたおふたりに渡すことができた次第。
ちなみにお土産は崎陽軒のシウマイまんじゅう

後日談ですが、大手町での高座で喬太郎師匠が枕にシウマイまんじゅうの話をさりげなく入れてくださって、『まんじゅうこわい』の一席。
この会に臨場していた友人から早速連絡をもらい、ひとりニヤニヤしてしまったのであります。

この日の各自分担打ち合わせもすみ、いよいよ、会場に向かいます。
<続く>
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今年もやります!清五郎農園の愛媛みかん!!直接販売!!
今年の早生ミカンも美味しいよ♪
場所:馬車道祭り会場
日時:10月31日〜11月3日

赤いのぼりとトナ・カイが目印、ワゴンの場所は多分関内ホール向かい山下眼鏡店の前あたり。

遊びにきてください。
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<お知らせ2>
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発券証明

2016-10-25 | 落語ラブ
わわわ!
やっちゃったよー
前売り券をシュレッダーにかけちゃったぜー!!!
楽しみにしていた、キョンキョン(柳家喬太郎師匠)と桃月庵白酒師匠の二人会。


というわけで、
必死の思いで会場である関内ホールに電話

「あのー今日の前売りチケットをですね
いえ、当日券ではなく、前売りの方です。
…片付けの勢いでシュレッダーに投入してしまいまして、
はい。
その時の私めの雄叫びはご想像にお任せいたしますが…はい、
....いま吹かれましたね。いいんですよ笑ってください。
で、ですね。やっぱりおかしいですか...ですよね〜。
それで、
この場合ですね、ええ、
再発行ということは可能なのでしょうかしら、どうかしら???」

このチケットは、関内ホールの販売なので購入時に名前と連絡先を記入しています。
なので、本人確認ができて、なおかつ当日その席に他の人が着席している人がいなければ
発券証明を出しますので入場は可能。という説明を受けました。
指示通り、開演5分前に指定のカウンターへ。


おかげさまで無事入場。

この日、実は喬太郎師匠は柳家さん喬一門会に出演中。
ほぼ一日ぶっ通しで、入れ替わり立ち替わり一門の噺家さんたちが高座に上がりという
とっても贅沢な会@東京大手町ホール
なのになぜ横浜の関内に???

お分かりですね。掛け持ちなんです。
実は午前中大手町で一席、その足で東海道線、京浜東北線を乗り継いで
関内ホールで二席。トンボ帰りで大手町に戻りさらに二席。
というハードスケジュール。

なぜ知っているかと言いますと、
友人がその大手町の会に行ってまして、
SNS経由で情報が。
もちろんやりとりは休憩中、ホワイエにて、ですぞ

その時こちらでは前半の喬太郎師匠の全力投球の『寝床』が終わって中入りに入ったばかり。
それはもう全力の『寝床』で、飛び跳ねる、唸る、大汗かいての大熱演の後。
大手町では『まんじゅうう怖い』を演じらた後。大丈夫かしらというくらい元気な一席。

喬太郎師匠曰く、咄家は最初に来た仕事が優先なのだそうです。
ですから、依頼は早い者勝ち。
今日も関内ホール話が先に決まっていたので、
普通なら後から来た話は時間的に無理があるようならキャンセルが王道。
ところが、今回後からきたのが自身の一門。それに師匠に当たるさん喬師匠主催の会。
出番を後半にということにしてもらい、両方をスケジュールに組み入れたそうです。
ところがホッとしたのもつかの間、土壇場になって、
さん喬師匠が、
「午前中も一席やれないか?横浜なら、午後の席を遅くするから、行って戻ってこれるだろう」
と言われたとか言われなかったとか。。
で、今日の強行スケジュールが決定。

中入り後の一席で、そんな今日の往復公演の顛末を枕に、
『つる』の新釈『ウルトラマンのつる』で、ウルトラマンのオタクネタをたっぷり演じて
つ〜る〜、ではなく、
ジュワッチ!と、大手町に飛び立たれました。

その後の情報で、かの大手ホールでは「孫、帰る』と『茶代』を演じられたとか。

そんなやりとりを交えながらのこの日の関内寄席。

タイムラインが交差してなかなか不思議な体験でした。
あー、入場できてよかったわー。

というわけで、改めて

前座の柳家やなぎさんは
『初天神』おなじみのおとっちゃんとちょっと生意気な金坊のやりとりが楽しい。やなぎさんの金坊は、ギャラリーちゃっかり味方に取り込む今時風。
凧揚げまで行かずにお団子で下げ。

白酒師匠の一席目は「しびん」私は初めて聞きました。古道具屋で花瓶と勘違いしてしびんを買い求めたお侍の話。です。しびん、て知らない人の方が多いんじゃないだろうか。下げもちょっと難しい。家に帰って調べたら、やはりその辺りもあって、演じる人は少ないそうで、貴重な一席でした。
中入り前の一席が、喬太郎師匠の『寝床』

中入り後
喬太郎師匠の『ウルトラマンのつる』あるいは、ウルトラマンジャックの由来。

トリは白酒師匠で「幾代餅』当時の売れっ子花魁幾代太夫に一目惚れした実直な米屋の奉公人とその太夫が最後にちゃんと結ばれるおめでたくて可愛いお話です。『紺屋高尾』という染物屋の職人と高尾太夫の恋の顛末と同じ系列のお話。出てくる人がみんないい人で、笑いながらもほんわかした気分になります。白酒師匠の丁寧な話ぶりに幸せな気分倍増でした。

ほんと、入場できてよかった。
関内ホールのスタッフの方、お世話になりました。

ありがとうございました。今月の標語。
「シュレッダー、使用済み封筒も中身確認、くれぐれも。」
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今年もやります!清五郎農園の愛媛みかん!!直接販売!!
今年の早生ミカンも美味しいよ♪
場所:馬車道祭り会場
日時:10月31日〜11月3日

赤いのぼりとトナ・カイが目印、ワゴンの場所は多分関内ホール向かい山下眼鏡店の前あたり。

遊びにきてください。
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恵比寿大黒夏茄子(なすび)

2016-07-29 | 落語ラブ
先日は入船亭扇辰師匠の独演会でございました。


実をいうと扇辰師匠を生で聴くのは実は初めてです。
あのボイパもびっくりの擬音擬態パフォーマンスがじかに聞けるとあって、ドキドキワクワク。



お囃子とともにいよいよ扇辰師匠が登場。

夏に因んでちょっと不気味でブラックな
「一眼国」そのあと

中入りを挟んで全二席だと思っていたら、なんということでしょう!!!

一席後におまけの一席が!!!!

それがなすび娘というくだらねえ噺(←扇辰師匠談)

そして
最後はたっぷり
「三井の大黒」
飛騨高山の伝説の名工、左甚五郎をモチーフにした古典の名作です。
先だって、高山に旅行したばかりなのでより一層身近でした。

扇辰ワールド全開であっという間に2時間半

余談ですが、中入り前の二席の面白さがわからなかったのか、
長丁場に時間をせかされたのか
私たちの席の並びに座っていた年配の二人連れ。
中入りの後外に出てそれっきり戻ってこられませんでした。

残念なことですわ。いい席だったのにもったいない…。


ところで、前座の辰のこさん。以前別の師匠の独演会で前座を務められていた時にお聞きしたことがあるのですが、
心なしか、ふっくらして表情も柔らかい…かな?と思っていたら
秋に二つ目昇進が決まったそうです。陽気で朗らかな「代書屋」でした。
おめでとうございます。

このあとぐうぜんな出会いがあり、扇辰師匠の楽屋で師匠のあられもないお姿をチラ見したり、
北国の寄席のお話やら、シベリアのお話やらで盛り上がり
楽しい時間をいただきました。
H川さん、Y崎さんありがとうございました。

入船亭扇辰後援会のHPはこちら;http://sentatsu-irifunet.com
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最終回、あるいは珍説『死神』

2016-06-22 | 落語ラブ
もう2ヶ月前になります。
にぎわい座公演の一つ「平成落語教育委員会」

栄えあるにぎわい座公演の一回目は、キョンキョンこと柳家喬太郎師匠のまさかの大遅刻とで始まりました。

2回目に行った落語教育委員会にぎわい座公演が一昨年。この時は、タキシード姿の喜多八師匠のタップ?とまるで宝塚のようなソロコーラスを聞かせていただきました。
そして今回は二部興行。嬉しいことに、落語通のhさんに同行していただけることとなり…
というわけで早々にチケットを取って楽しみにしていました。


夜の部へ、GO!

お約束のコントは、「死神」
ヤブ医者が喬太郎師匠、病人が歌武蔵師匠。そして…死神が喜多八師匠。
病人の布団返しがビクともしないというオチさておき、舞台の絵面だけでも場内大爆笑。

気になったのは喜多八師匠の激ヤセぶり。
あまりに死神にぴったりで、かえって心配になりました。
hさん曰く『喜多八さんは、体調があまり良くないそうですよ。」

気にはなりましたが、トントンと高座がすすみ
その内容の面白さに引き込まれて、その時は気にもとめませんでした。

手堅く前座さんは、悋気な主人が跡取りを決めるために3人の息子たちに葬式の演出を尋ねる『片棒』

ところが次の喬太郎師匠は、横浜ということを気遣ってかズーラシアに引っ掛けて
新作落語、それも三遊亭白鳥師匠作の『任侠流山動物園』をぶつけてきました。

さすらいのブタジに救いのヒーローぶりぶりざえもんを重ね(重ならないけど)、

中入り後

喜多八師匠は
「やかんなめ」で登場。
あの飄々とした気だるい雰囲気で話されると、ああそういう病の人もいたかもしれないと素直に納得でき、

そしてトリの歌武蔵師匠が
「胴切り」
を演じれば、ものすごい悲惨な話なのになぜかホッとしてしまう

空前絶後ありそうでない世界観のお話にブンブン振り回された遊園地のような時間でした。

ここでちょっと個人的には喬太郎師匠に物申したかった。(申さないけど)
ズーラシアではなく、野毛山動物園を枕にしてほしかったな。だってにぎわい座は野毛山のお膝元ですから。



さて最近の寄席ブームのせいか、数年前にはあまり見られなかった現象が物販。
ところが年をおうごとにその種類も増えまして、てぬぐい、CDはもう定番。
結構レアなものが見つかることもあり、ここでわざわざ購入する人も多いようです。

で、今回初めて(寄席で)購入したのがこちら。
喜多八師匠の文七元結。

するとなんとなんと!!
歌武蔵師匠、喬太郎師匠、喜多八師匠のサインがついてくるというではないですか!
やったー♪


午前の部は
コント『死神』柳家喜多八、柳家喬太郎、三遊亭歌武蔵
「湯屋番」入船亭遊京
「あくび指南」柳家喜多八
お仲入り
「子ほめ」三遊亭歌武蔵
「結石移動症」柳家喬太郎
だったそうです。

柳家喜多八師匠の訃報を聞いたのは5月17日未明。
期せずして、平成落語教育委員会の横浜高座の最終回に臨席したということです。
もしかしたら、師匠最後の高座だったの?!

サイン付きのCDが形見になっちゃいました(泣)

前振りコントの『死神』で
病人を演じる歌武蔵師匠の大きな布団姿の足元に
ちょこんと座って、
口角泡を飛ばして呪文を唱えるヤブ医者喬太郎師匠をニヤニヤ眺めていた喜多八師匠は、
なんとも楽しそうでした。

あれれ?もしかして、
師匠ご自身がうっかりくしゃみしちゃったのかしら。

<<速報>>
BS-TBS 6月25日0300~0400 落語研究会 柳家喜多八「らくだ」、
同 6月26日0300~0500 落語研究会2時間版 柳家喜多八「二番煎じ」、など。


<<おまけ>>
毎日新聞、演芸よろず根田帳3月16日付 柳家喜多八

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