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横浜焼売(シウマイ)物語2025

ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛落語らぶ晴れ時々ランニング、更新随時

金沢ふたたびちょこっと福井 Part5:尾﨑神社に春を舞う

2025-05-09 | 旅行、おでかけ
金沢ふたたびちょこっと福井 Part1:近江町市場はこちら
金沢ふたたびちょこっと福井 Part2:21世紀美術館と主計町(かずえまち)はこちら
金沢ふたたびちょこっと福井 Part3:能登和牛(のとうし)をいただくはこちら
金沢ふたたびちょこっと福井 Part4: 黒門前緑地とタカジアスターゼはこちら

前回の黒門外緑地のすぐ隣に神社があります。

前回の旅では通り過ぎてしまったところ。
こちらは稲荷社

境内にはまだ桜が

偶然にも
この日は春の催事を控えて、神殿では神楽の練習が行われていました。

早朝の静かな境内に宮司さんの声と、笛の音が聞こえます。

見学しているのインバウンドのファミリーがひと組
カメラマンがひとり




桜が舞って春の日差しがオーブをつくってくれました。

眼福

最後に鈴祓いをいただくことができました。

これから金沢城址公園へむかいます。
まだお付き合いください(汗)

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金沢ふたたびちょこっと福井 Part2:21世紀美術館と主計町(かずえまち)はこちら
金沢ふたたびちょこっと福井 Part3:能登和牛(のとうし)をいただくはこちら
金沢ふたたびちょこっと福井 Part4: 黒門前緑地とタカジアスターゼはこちら


金沢ふたたびちょこっと福井 Part4:黒門前緑地とタカジアスターゼ

2025-05-07 | 旅行、おでかけ
金沢ふたたびちょこっと福井 パート1:近江町市場はこちら
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タカジアスターゼって聞いてピンとくるのは多分アラカン以降じゃない?

昭和40年くらいまでご家庭の常備薬だった消化薬の製品名。
タカジアスターゼとは消化酵素『ジアスターゼ』に
発見者の高峰譲吉博士の名前をとってつけられました。
『タカ ジアスターゼ』ね。
これは大発見で今でも消化薬の成分には『ジアスターゼ』として使われています。
もちょとお若い方には、『アドレナリン』の方がなじみがあるかも。これも発見者は高峰博士。
その(タカ)ジアスターゼを発見した高峰博士の実家の一部がこの黒門外緑地に移築されて、今も大切に管理されています。
城址公園の黒門からゆるっと降ると実に自然にこの緑地に入ります。
『え?もしかしてここって個人のお宅の敷地じゃないの??』というくらい違和感のない動線。正門はぐるっともう少し回り込まないとわかりませんが、裏庭口?はまるで公園の散歩道の延長のような感じなのです。
元々この界隈は豪姫のお住まいがあったと由緒ある場所。
ここに明治以降加賀検察検事正の官舎を城下から移転して、昭和に入り
加賀藩の御殿医だった高峰譲吉博士の父が暮らしていた高岡市のお屋敷の一部を移築
今は金沢市が管理しているそうです。

玄関は官舎のもの、白い洋館は事務所として使用中。

左の廊下が高峰家の茶室と書斎に続いています。

右手の部屋は官舎の客間
この日は旧宅茶室の方には入れず、この官舎部のみの内見。

天井は江戸更紗という襖紙を貼ったもの。
官舎のお座敷に炉が切ってあるのも格式を感じさせます。
床の間の明かり取り窓

この中を通り抜けて反対側の廊下へ

障子の板硝子は切子。大正時代から昭和初期の流行
反対側の廊下は見事な板張り

洋館側の庭を眺めることができます。

一度外に出て庭の方から高峰家旧宅部を拝見。
右側に見えるのが官舎とつながる渡り廊下
旧家部の水屋入口

こうしてみると、全く異なる時代の建物なのにまるで一軒のお家のように併設されているのが粋ですね。
後で読んだ資料によると茶室はレンタルできて今も実際に使用されているそうです。庭のお手入れも行き届いて気持ちのいいスポットでした。
この後素敵な神社へ向かいます。
まだ続くのよ…

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金沢ふたたびちょこっと福井 Part3:能登和牛(のとうし)をいただくはこちら






金沢ふたたびちょこっと福井 Part3:能登和牛(のとうし)をいただく

2025-05-01 | 旅行、おでかけ
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金沢初日の夕飯は能登和牛に決めてました。
で、ホテルにチェックインした後、予約したお店に向かいます。
地図を頼りに、歩いたでござる。

お馴染み百万石通りを進み東茶屋街の裏へ、
川に渡って住宅街を進み山道を登ります。
もしかしてこの上にある?
多分車で行くような場所なんだろうなー、てくてく
帰りは車で戻ろうね、てくてく
すると夕闇の奥に暖かい光が!!
おお!着いたぞー!!

そもそもなぜ能登牛かというと、某番組で紹介されていたのがきっかけ。
この回は、金沢で美味しいものを食べながら、最初に出題された旅のゴールを目指すという例のヤツですよ、奥さん。
番組で紹介されたお店はアクセスが集中。きっと激混みになるだろうからと、
オーソドックスに地元の人も観光客も行く定番の店を見つけて予約しました。
今回の旅のメインディッシュと言っても過言ではないです、はい。
グリルの周りに着席して、シェフが目前で調理してくれます。
これが能登牛
ガーリックと梅干しがポイント
ガーリックは好みに応じて増減、使わないという選択もあり。
梅干しは肉といっしょに軽くグリルして出される箸休めだそうです。
ソースは2種類。生姜醤油とサルサ(←これが激うま!)
前菜・かぼちゃのムース
サラダ



ガーリックのグリルがちっとも臭くないの!
優しく優しく鉄板で炒めているだけのように見えたのですが、魔法みたい。
もやしと共に三位一体。
そして能登牛。ロースとは思えない軽い味わい。
あんなにサシが入っていたのに軽い。
だけどよく言われる『とろける、』という食感とは違って
しっかりお肉の味はあって尚且つ軽い。
梅干しがいい感じでアクセントです。
お肉を食べ慣れていなくてこんな貧弱な表現しかできない自分がもどかしい…
とにかく美味しゅうございました。
ご飯とお味噌汁で〆。
デザートは別室に移っていただきました。
メロンと抹茶&チョコレートアイスクリーム

帰りはタクシーをよんでもらいました、はい。
満足。
明日も歩きます!
まだ続くのよ

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金沢ふたたびちょこっと福井 Part2:21世紀美術館と主計町(かずえまち)

2025-04-29 | 旅行、おでかけ

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21世紀美術館は2027年5月から大規模改修のため 2027年5月から翌年3月まで閉館になるそうです。ならばその前に前回見逃した<スイミング・プール>を見ておこうということに。

近江町からバス通りを進み途中で右に、お城の東門を目指します。
お堀から金沢城の公園の中を突っ切ると21世紀美術館へのショートカット。
あ、そうそう!近江町で買った徳用麩4袋はこの道中にある宿泊ホテルに寄ってフロントにあづかってもらいましょそうしましょ。
前回行った時、何の下調べもなく凸ったので<スイミング・プール>には入れず、その代わり偶然開催されていたジョジョ展をたっぷり見て帰ってきました。
それでもスイミング・プールを体験できなかったことは残念で、今年ようやくリベンジというわけです。

<スイミング・プール>体験には美術館の当日券のほかにスイミング・プール>のみの予約チケットが必要。(発券は当日先着予約制、当日9:00〜ネット予約可)
なぜこんな面倒なことをするのかと思いましたが理由は実際に見学して納得。
それは、
展示場の狭さ。一度に入場できる人数は限られます。
一応ひとり5分という見学時間の制限も。
プール展示を見るためにはまず地下へ

展示室の出入り口は一つ

中に入ると天井が水面になっていて

上から見るとこう、


おやくそくの映えショットですよ。

21世紀美術館は体験型の展示が多く、小さな個室そのものが作品だったり、近くまで寄って確かめたりできるのでそれが面白いのです。
作品と知らずに座ってるうさぎ椅子とか、ね。




次に向かうのは東茶屋街…ではなくその対岸にある主計町(かずえまち)
美術館から百万石通りを歩いて向かいます。
金沢の街はお城を中心に考えると位置確認がしやすい。
とはいえ私は自分が興味ある建物や風景しか覚えないので、基本、道はうろ覚え。よく迷子になっていたみたい(自覚はない)
逆に娘は一度行くときっちりと通りと風景を記憶できるらしく、迷子には滅多にならないらしい。
すごいなあ。誰の子だ??
で、百万石通りをひたすら歩く。
途中ふと気になる看板。一見何も書いていないような...?
マンション?と思ってみていると、男性が扉を開けて(自動ではない)出てきました。
よくあるホテル?いや違うぞ?すると美味いものセンサーが発動。


ふと娘を見ると同じように目がキラーン!!
入ってみるしかないでしょう!
*店内の写真はお店にお断りを入れてから、他のお客様が写らないようにして撮らせていただきました




そこは『茶室小雨(こさめ)』というコーヒーと紅茶のお店


美味しそうな紅茶とクラッシックタイプのイギリスのケーキが!
ちょうど甘いものが欲しくなっていたのでここで一休み。多分、一万歩近く歩いてます。
頂いたのはビクトリアケーキとアップルクランブル




紅茶がとても美味しい。
フレーバーティがおすすめ、水鳥というオシャレなお茶をいただきました。
このお店、以前は台東区蔵前にあったそうで、2023年暮れに移転したばかり。
なんとも風流な名前のお店です。金沢の街にしっかり溶け込んでいて昔からここにあったんじゃないかと思いました。
またいきたい、と思うお店が増えて嬉しい。


甘いモノをチャージして元気が出たところで、再び通りを進み東茶屋街方面へ。
浅野川を挟んで対岸が東茶屋街

こちら側の一角が主計町(かずえまち)



どこからともなく、三味線の音色が聞こえてきます。
主計町は対岸の東茶屋街、城を挟んで反対側の西茶屋街と並ぶ金沢三大茶屋街の一つ。すでに17時。ほとんどの店舗は閉店していますが、のんびり歩くにはぴったりでした。













川が町の中を流れている風景はいつまでも見ていられそう…

さて、今日の夕食は大奮発して能登牛を食べに行きます!!
まだ続くよ。

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金沢ふたたびちょこっと福井 Part1:近江町市場

2025-04-25 | 旅行、おでかけ
3年ぶりの金沢。親娘旅スタート。

11時に金沢駅に到着。
駅の手荷物宅配に行きホテルに荷物を送ってもらうことに。
これは便利!!
カウンターで申し込めば当泊ホテルまで当日17:00までに届けてくれます。
ホテルのチェックインは15:00ということが多い。勿論それ以前でもフロントに預けることはできますが、一度ホテルに向かわなくてはなりません。
預けてまた出かけ直すのは時間がもったいない、着いたらすぐ観光したいという人にはおすすめです。
一個あたり750円なり(2025.4月現在)。高いか安いかは個人の判断で。
さて身軽になってまず、前回行かれなかった近江町へ!

…向かう前に妹のリクエストである加賀麩の本店に。
店内はおしゃれな空間で。素敵なパッケージの商品がずらり。
勿論車麩はありますが小分けに包装されて、これまた可愛い。
そのほかお麩の懐中汁粉ならぬお麩の懐中味噌汁、おすまし、コンソメ仕立てまで
今時のラインナップ。まるでブティックみたい!
そのすてきなキラキラ空間で
『あの、車麩の、ありますか?』と聞く。
?ですか?』と首を傾げる可愛いスタッフさん。
『はい、あの大きい袋に入ってる切り落としみたいなもの…』
『あああ!特用でございますね?』
会話はまるでご近所スーパー並みだ、店内のディスプレー眩しすぎる‥‥
『ちょっとお待ちください、奥から持って参ります』
程なく戻ってきた可愛いスタッフさんの手には大きな袋が4つほど
それがこちら!

注:通販では扱っていません!念のため。
勿論他にもお土産買わせていただきました。
おすすめはふやきお汁

せっかく手ぶらになったというのに何故か荷物が増えたことには目を瞑り
徳用お麩4袋持って近江市場へ。

お目当ては寿司。
前回はコロナが明けたばかりの時で、外食もまだ制限があったため、
近江町市場には寄らなかったのです。

この日は定休日の店が多くて空いている寿司店はまばら。
そんな中で見つけた小さなお寿司やさん。
うまいものセンサーが反応。特に娘は鼻がきく。
阿吽の呼吸で入店決定。

シャリ少なめ、多めのリクエストができるというので、少なめでお願いしました。
おすすめのマグロづくし

とスタッフいちおしでガスエビ、

旬だということで
ホタルイカ

娘は治部煮

おいしー!!
シャリは柔らかめ、酢は甘め。お米が美味しい。
ホタルイカ、ガスエビ追加
昼間からハイボールいただきました
ネタが新鮮で美味しいのは勿論
お米、お米が美味しいんです!(大事なことなので二度いっておく)
まだ到着したばかりなのにハイテンション。
気がつけば満席で半分くらいがインバウンド
実はこのお店はキャッシュオンリー
それでもOK、シュアーと来店してきます。
味付けは優しい、にぎりもやさしい、大将さんも優しい 
ごちそうさまでした。
さて!
近江町を後に21世紀美術館へ向かいます。
歩くよ!!

続きます。



ビアズリー

2025-04-23 | 旅行、おでかけ
うん
まだ学生の頃ちょっと背伸びをして洋書コーナーの美術本のコーナーを覗くのが楽しかったな。
言葉はわからなくても絵はダイレクトに心の扉を叩く。
お小遣いを貯めて買ったのはビアズリーのイラスト集『アーサ王の死』でした。



それから半世紀(うっそー!!!)
お江戸でビアズリー展があるというので出掛けてみました。

会場は東京・丸の内にある三菱一号館



ビアズリーが活躍したのは19世紀末、日本は明治時代。徳川幕府の肝煎りでパリ万博へ参加したことでヨーロッパに日本ブームが起こっていた頃。
ビアズリーは学校を卒業後、事務員として働きながら独学で絵を描いていました。仲の良かった姉と共に当時の人気画家エドワード・バーン=ジョーンズの元にアポなし凸をするという思い切った行動に出ます。幸いこの老作家は、怒りもせず自宅に招き入れビズリーの才能を認め絵描きとして生計を立てることを勧めたそうです。この言葉に勇気を得て初めて美術学校に通うことになりました。
経済的な理由で学校は中途断念せざるを得なくなったのですが、ビアズリーは仕事が終わってから夜は蝋燭の灯りのもとで絵を描き続けました。時には書き上げた作品と引き換えに欲しい書籍を手に入れていたといいます。
彼が10代の頃からよく通っていたのが金融街の一角にあるフレデリック・エヴァンスの書店。写真家でもあった店主のエヴァンスはビアズリーの才能を見抜き、出版業者のデントに紹介します。挿絵画家を探していたデントは、ビアズリーの作品を見て仕事を依頼。その結果出来上がったのが、冒頭に書いた『アーサー王の死』。350点以上の挿画を書き上げました。
納期日が決められていてクライアントの注文に忠実に応じるという生活は、金銭的な余裕をもたらしましたが、ビアズリーにとっては精神的にも肉体的にも厳しいものだったらしく、
デントはこの仕事以外でビアズリーにより自由な制作の場を設けるなどしてサポートしたといいます。ビアズリーは、デビュー当初良い大人に恵まれていたんですね。
ビアズリーのイメージは耽美と退廃ミステリアス
ちょっと皮肉っぽくて時に不気味
白黒の配分が実にスマート繊細な線と構図が今あっても違和感がありません。



原画は意外にも小さいのに驚きました。ハガキサイズのものから画用紙くらい。
雑誌の創刊にも関わっていて、面白いなと思ったのは、
タイトル多キャプションの入るところを空けて書いているところ。


これはこの部分だけ開けておけば表紙の使い回しができるし、文字情報を差し替えれば他の用途にも使えるというわけ。
ビアズリーは独特の考え方を持っていて、物語の挿絵一つでも自分の解釈をとり入れて意訳するところがあって、そのことで原作者の反感を買うこともあったそうです。
オスカー・ワイルドとは、英語版『サロメ』の挿絵をめぐって対立。

こちらはエドガー・アラン=ポーの代表作の挿画
『モルグ街の殺人』


『黒猫』

『アッシャー家の崩壊』

ストーリーをご存知の方はお気づきだと思いますが、作品の内容を斜め上から解釈したようなイラストです。これが作家エドガー・アラン=ポーのきげんを損ね、出版は見送られることになりました。
ビアズリーの絵は時に物議を醸したり反感を買ったりしていますが、それらの声と同じくらいビアズリーの作品を歓迎する声もあったのです。
ビアズリーが現役で活躍したのは20歳から25歳までのわずか5年間。
にもかかわらず彼の作品は現在のグラフックデザインやイラスト、コミックスとあらゆるところに影響を残しています。

撮影許可のあったところ以外初めて目にする作品も多く、その上同時代の生活雑貨や家具、同時代の作家の作品もたっぷり。じっくりみていたら2時間くらいかかってしまいました。
丸の内三菱一号館で。5月11日まで。


私の東京タワー

2025-04-09 | 旅行、おでかけ


なんか映画のタイトルみたいね。
先日東京タワーに行く機会がありました。
子供の頃に行って以来だからもうン十年ぶりぶり。
エントランスにびっくり
こんなに広くて明るかったっけ??

え?この子誰??


のっポンくん、お兄ちゃんの方(設定は双子だそうです)
今やどこも公式キャラがお出迎え。

エレベーターでメインデッキ一階へ。



メインデッキ一階の神社
こんなおおっぴらに解放されてるのが令和
ここは地上150Mです。東京タワーのほぼ真ん中あたりね。
窓ガラスも大きくてこの高さなら望遠鏡もいらない






足元もよく見えます。

さらにこの上にも行けるのですが
ツアーの時間の都合で大急ぎでメインデッキ一階をグルリ

あれ?あれ?そういえば、
私が初めて東京タワーにのぼった頃は、ここまでしか入れなかったような気がする。
妹が生まれる前?かあるいは生まれたばかり?この時は私と母だけ。
私は幼稚園に入ったか入らないかの頃です。
母とふたりでお出かけということで物凄くテンションが上がっていたのは確か。
そしてこの日エレベーターが故障したか混んでいたかで、係の人の誘導でこの階から階段で下の階まで降りたのですよ。
母と。
赤い鉄骨が交差していてまるで檻の中をぐるぐると一段一段降りていったのを憶えてます。反射で周りは赤く染まって見えました。
クレヨンしんちゃんの映画『モーレツオトナ帝国の逆襲』でしんちゃんが20世紀タワーを駆け登っていくシーンがありましたが、まさにそんな感じ。駆け下りはしませんでしたが、ゆっくりと降りて行きました。
はじめ怖くてぐずったのですが、母の手がしっかりと自分を繋いでくれて。
いつの間にか恐怖もなくなり、ひたすら階段を降りていったのでした。

…というわけで、私の東京タワーは母との手繋ぎ階段降り。

あ、今回はもちろん下りはエレベーターで地上に降りましたよ。

サンライズサンセット

2025-03-29 | 旅行、おでかけ

明治座にかかっていたミュージカル
『屋根の上のバイオリン弾き』を観る機会がありました。
かれこれ、半世紀前にブロードウェイで上演され、その後映画化されて『サンライズサンセット』という挿入歌が日本でも大ヒットしました。深夜放送ラジオのリクエストには必ずオンエアされたほど。
しかし、私は曲は知っていても実際に作品に触れる機会はありませんでした。

日本での舞台公演は1967年!!帝国劇場で。
以来57年もの長きにわたるロングランだそうです。主役は初演から19年務めた
故・森繁久彌さんから、故・西田敏行さん経て、2004年から市川正親さんが務めています。相方は、元タカラジェンヌ鳳蘭さん!

実は妹が、学生時代に演劇鑑賞という校外学習で一度この公演を見に来たことがあるらしいのです。その当時はまだ森繁久彌さんが主人公をで曲のテンポも歌詞も微妙に記憶と違っているとのこと。
おそらく時代に合わせて演出や言葉など変わっていったのだと思います。
で、肝心の内容はというと、当時の妹は途中居眠りをしたりでほとんど覚えていなくて……とニヤニヤ。
確かに内容はとても深くて重いものがあり、中高生にはちょっと難しい?かも。
けれど今はこの年齢になったからこそわかる部分もあり、同時に学生時代だったからこそ感動した部分もあったのは確か。
設定や演出はその時代によって変化します。普遍的なテーマを伝えるために上演されるたびに舞台も成長していくのでしょう。
(例えば主人公の一家が故郷を追われ旅立つ先ですが、この舞台ではアメリカ合衆国となっています。発表当初はイスラエルに帰還するという設定でした)
歌詞もタイトルも同じく。
初めて私が曲を聴いたときは『サンライズ・サンセット』と原文そのままでしたが、今回では『陽はのぼり.陽は沈む』と日本語訳になっていました。
初めて知った本編。
とても理不尽な理由で、本来ならごく当たり前に進むそれぞれの人生が、試練に満ちたものになる。ひとりひとりは皆善意の人なのに、向き合おうとすれば対立し、憎み合うことになる。何が正しいのか幸せなのか、誰にも答えは分からないままひと筋の希望を残して幕が降ります。4時間の長編でしたが、息つく間も無く見入っていました。プロジェクションマッピングを使わないでみせる舞台の作りもこのお話にはピッタリで、あの舞台の奥に別の世界が広がる面白さ。
この日もかつての妹たちのような学生さんのグループが観劇に参加していました。この学生たちが社会人になり大切な人ができ、人の親になりした時に、また見てもらいたい。今はなんだかよく分からなかったことも、興味を持ったことも心のどこかに留め置いてもらいたいなあ。
それにしても市川正親さんも鳳蘭さんも朗々たる歌声にしなやかな身のこなし。
いかに研鑽を積まれてきたかと頭が下がります。デュエットが圧巻で泣きそうになっちゃった。何度も何度もアンコールに答えてくださった出演者の皆さんが素敵でした。ありがとうございます。ロングランがる続くことも大事ですが、こうして名作に触れることが普通にできる世界であってほしいな、と思います。

ところで明治座の座席に

これ実は私も愛用してまして。あまりに座骨神経痛がひどくて、もういっそヘミングウェィのように立って描いたろうか!!!って考えていた時に勧められました。
マジ。神。です。
今回の観劇4時間もとても楽に過ごせました。明治座グッジョブ!

もろもろ
本日が明治座公演千秋楽だったので、カキコ。

トンネルを抜けるとそこは雪国 別冊:軽井沢ミッション

2025-03-27 | 旅行、おでかけ
トンネルシリーズの後日談
楽しい旅行の後一週間ほどして
私たちはなぜか再び軽井沢に向かっていました。
目的地は、ここさ!
ジャーン!!
軽井沢警察署〜

え?いよいよシャチョーさんがお縄に…なったではなく

実はあの白馬ツアーの初日、立ち寄ったレストランのパーキングで、某車にぶつけられていたんですよ、
ホイールが凹んで傷ついてしまい、ペンションに着いてから気がつきました。
ドライブレコーダーを確認したらしっかりと録画済み。
黙って立ち去られてしまったことがどうにもモヤモヤするので所轄署に相談。
レコーダーのデータと当該車両を持って?被害届を出すことに。
え?なぜおまえが一緒かって?
いやいやわたしだけではなく、もちろん妹もワンコも同行しましたよ。
だーーーって、シャチョーさん1人じゃ心細いでしょ?
付き添い♪付き添い♪

ところが、休みを取ったこの日は雪。
関東地方にも警報が出ていて高速道路が通行止めになるかも?というハードな天気。
しかし前進あるのみ、GO!GO!

あの日とは全く景色が違います。
カーラジオからは午後から高速の通行止め案内が。果たして今日中に帰って来られるか?って心配してもお腹は空きます。
件の事故現場のパーキングがあるレストランで休憩&ランチ❣️


前回はこんなでしたよ。


わんこ大喜び






ごはんも美味しい❣️





ここで重要情報が❗️
前回サービスしてくれたレストラン若いギャルソン(昭和のダジャレにやたら詳しい)が、私たちのこと覚えていました。
シャチョーさんが世間話などしつつ車の件を愚痴ったら、
『え?うちのパーキングでですか?!だったら車の出入りの確認をナンバープレートで管理してますよ。パーキングのカメラにデータは一ヵ月くらい保存してますから残っているはず』
といって、管理会社の連絡先を教えてくれたのです。
なんと心強い!
早速問い合わせると、
残っていました。
ただし、個人情報なので、警察から正式な依頼があれば、管理会社が所轄署と連携してくれるとのこと。

そんなわけで軽井沢警察署到着。
早々に
軽井沢署のマスコットみっけ!

こっちがカリスくんで
こっちがカリスちゃん

ここにもマスコット!
長野県警察のマスコットのライボくんだそうです。
なんかマスコットがいっぱいいる❣️

実況検分で車の現状写真を撮られて
シャチョーさんが調書作成のため会議室(取調室にもなるらしい)へ。
オマケの私と妹は別室で待機。
キョロキョロなんてしてませんよ。してませんとも!!
でもまたまたここでもご当地キャラ発見

この部屋は録音撮影禁止だったので画像はホームページからお借りしました。
新旧のキャラクターが一緒になってるカレンダー

リニューアルしたシンあさまマン

へー(いろいろ思う)
軽井沢は浅間山がアイコンなんだなあ。
なんて感慨に耽っている間に調書作成終了。被害届を提出して来ました。

天気予報を気にしながら、、まだ動いている高速を乗り継いで
横川経由で帰路に着きます。
ラジオからは道路通行止めの予報が。気温はどんどん下がっています。



おめあては横川名物の峠の釜飯
ここにはかつての急行あさま189系?車両を使った休憩所があります。
車両まで詳しくないのでリンク貼っておきます。
釜飯弁当を私たちが買おうと右往左往している間に
いつの間にか車内でひとり釜飯弁当を食べているシャチョーさんが…。
しゅ、瞬間移動?!!
お土産買うのにうろうろしていると、お店の人が
「今日は15時でサービスエリアが閉鎖になるから急いだほうがいいよ。』と教えてくてました。
わー、大雪警報発令中。
いよいよ首都高も止まりそうだとちょっと心配になってきます。
天気予報と道路交通情報とシャチョーさんのドライバー経験値をフル稼働。
時折ぱらつく雪の中を進みました。

幸いなことに、
首都圏に入ると、あそこもここも閉鎖というアナウンスとは裏腹に道路は流れています。雪は雨に変わっていました。
高速出口で混雑はあったものの、ほぼ順調に進み、本日中にキタック。

事故がなくてよかった!!
というわけで軽井沢ミッションは完了です。
シャチョーさんお疲れ様でした。ありがとうございます!
妹ちゃんシン空海くんお疲れ様でした。

めでたしめでたし。





トンネルを抜けるとそこは雪国 急:白川郷GO

2025-03-19 | 旅行、おでかけ

なんだかんだで無事に白川郷に到着しました。

駐車場から吊り橋を渡って
雪道を進みます。


8年前、まだ母が元気な頃訪ねた白川郷。その時は5月でした。

その同じ場所

こんな風景が
こんな感じ
初夏と早春では別世界。
白川郷の合掌造住宅がいつごろから建てられ始めたのかははっきりしませんが、江戸時代から明治にかけてほぼ現在の形が出来上がっていったと言われています。
独特の多層構造と屋根の傾斜は、豪雪地帯での暮らしに合理的なスタイルです。
雪下ろしだけでなく、狭い土地で稲作は難しくその代わりに発達した養蚕業や林業、家内制手工業の作業効率が考え抜かれていると評されています。

その修復維持にあたるのはその集落の全員。これは浄土真宗の教えに基づく『結(ゆい)』という共同体あればこそ。1995年に、この生活思想と建築学的に珍しい合掌造りの集落ということが認められて、ユネスコの世界遺産に登録されました。
その前年には国の重要建築物群保存保存地区に指定されて、本格的な保護保全
が始まっています。
その中の一つが『明善寺(みょうぜんじ)郷土館』です。


梯子段を上って屋根裏二階へ



農機具や機織り機、生活雑貨などが置かれています。
意外と天井が高くて、広い。火の気はないのにほんのり暖かくて、香ばしい匂いがしています。
さらに三階へ
がらんとしていますが、ここにはお蚕の棚があったようです。
障子を開けると
眼下に雪の村!
階段を戻り、一階奥の本堂へ
こちらでは実際にご住職が生活されているため、途中の襖や障子は開けることができません。
お参りして、最後に入ったのが
居間
先ほど屋根裏で香ったのは、この囲炉裏で燃えている薪でした!
囲炉裏の上は竹材が網状に組まれていて、煤が上の階まで運ばれ天井の梁や柱をコーティングして強度を保ってくれる仕組みだそうです。
近年は過疎化が進み、この囲炉裏を使う頻度も少なくなっているため、以前は藁葺きや名の吹き替えは4、50年に一度だったものが、2、30年周期に早まっているとのことでした。人でも資材も確保が難しい昨今。世界遺産を維持するためにみなさんが苦労工夫をされています。

ところでシン空海くんは?と気にされている方いらっしゃいますか?
まさか、車の中で??
いえいえちゃんと一緒に白川郷見学しましたよ。
明善寺見学の時は、特製のバッグに入りました。
雪の中ではいちばん元気!

雪の壁を登る登る

どや!!


駆け足て堪能しました。白川郷。

ということで
今回の旅はおわりで‥

…はなかったのですがそれまた後日。

楽しかったね!!
浮かれた私の画像も貼っておきます。