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投句のすすめ10

2024-04-18 | 日記
今日からは新たな本になります。
片山裕美子氏の「季語を知る」を勉強しています。
片山さんって凄いですね。
「五月晴れ」の時期っていつだと思いますか?
歳時記では「五月晴」とは梅雨の晴天、つまり梅雨晴間の事だそうです。
通常天気予報で言う五月晴れは五月の晴れ間という意味で使われているのです。
辞書にも「五月晴」は新暦の五月頃の好く晴れた日と説明されている。
「岩波国語辞典 第七版」にはわざわざ誤用が現在定着していると添え書きされている。
そんなの知ってましたか、私は知りませんでした。
山本健吉編「最新俳句歳時記」の五月晴れの項目には、梅雨の晴れ間である。と記されている。
だいたい12日ぐらいの周期で雨の中休みがあり、時に良い天気になる。新暦の五月の快晴を五月晴といっているが誤用であるとまで書いてある。
それでも気候も変化するし、言葉でも変化して、最近の「俳句大歳時記 角川学芸出版」には、
「梅雨晴は梅雨の最中に1日2日気持ちの良い晴れ間が見られる。
これを梅雨晴れという。また、梅雨が完全に明けた直後の晴天をも言う。
五月晴は早苗を植える頃の長雨の晴れ間を言うのが本来の意味である。現今、梅雨前の陽暦五月の晴れ間を言うのに一般化しているが、誤用である。」
と言うことなのですが、気象庁と一度話してみたいですね。
新暦五月の晴れ間として、テレビであれだけ言えば、いくら俳句ではと言っても無理じゃないですかね。
それに、春雨・秋雨はしとしと降るのですが、最近はゲリラ豪雨が多くて、しとしとと降る雨が少なくなってますよね。
「春雨じゃ泳いでいこう」なんて事にもなりかねませんよね。

武田信玄を取り上げたので、今度は上杉謙信です。
謙信は「四十九年 一睡の夢 一期の栄華 一杯の酒」
お上手です。
亡くなったのは天正15年3月13日とされてます。
3月の越後だと、雪解けの時期でしょうか。
季語は雪解けの雪しろを使います。
関東への出兵を望んでいたと言うことで、一句。

馬上にて雪しろ水を見送れり 

上杉謙信の気持ちになりませんかね。



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