goo blog サービス終了のお知らせ 

夕焼け金魚 

不思議な話
小説もどきや日々の出来事
ネタ控えです
最近は俳句ばかりに

NHK俳句「故郷」2

2024-07-11 | 日記
「故郷の悪口言って遠花火」の前に「帰りたいふるさとですか遠花火」と言うのがあったのです。所謂「望郷」の念ですね。この望郷は類想ですね。「故郷は遠くにありて思うもの」ですね、これは類想モロありです。で「故郷の悪口言って」になるのですけど、これはまさに「遠くにあって思うもの」です。この室生犀星の句は次に「そして悲しく うたふもの よしやうらぶれて 異 土の乞食になろうとも 帰るところにあるまじや」と続 . . . 本文を読む

NHK俳句「故郷」1

2024-07-10 | 日記
NHK俳句で夏井いつきさんが特別ゲストとして参加して兼題「故郷」で俳句を求めています。発想力を鍛えるということで放送するので、所謂「あるある句」を詠まないようにする発想力を鍛えるようです。金魚が今読んでいる岸本葉子さんの「俳句、やめられれません」に「あるある俳句」とは「類想句」「報告句」「原因結果句」「常套句」等が入ります。特に「類想句」は誰もが感じることは詠んでも感動を与えられないと言うことです . . . 本文を読む

NHK俳句「座り」3

2024-07-09 | 日記
「お地蔵さん」や「石仏」そして「猫」を座らせたりと色々考えましたけど、「蛇」の結果を受けて、類想句にならない為にはやっぱり夕金魚風ですね。夕金魚風とは「情景の見える会話」というものを目指します。「景」が見えるとしたらこんな感じですかね。金魚なので老夫婦ですね。庭の掃除とかしていて疲れて座り込んで一句。  腰痛い座って休もう秋の暮   夕金魚 季語「秋の暮れ」は「秋の日の釣瓶落としと言われるようにつ . . . 本文を読む

NHK俳句「蛇」の結果

2024-07-08 | 日記
兼題「蛇」の結果です。金魚の句「長い縄蛇と思わず手出しスー」本人は「手出しスー」が苦労したので気に入っていたのですけど、類想句・あるある句でした。蛇は怖いの類想句ということです。他に泳ぐとか道にいるとか縁起がいいの悪いのが類想になるそうです。面白いと思ったのが、蛇はよく投げられるそうです。それも下手投げ。アンダースローで投げられることが多いみたいです。初期の作品ですから、仕方ないのですけど表現より . . . 本文を読む

NHK俳句「座り」2

2024-07-07 | 日記
兼題「座り」です。「座る」と言えば家庭では「猫」ですね。猫の座り方って知ってますか?猫らしさナンバーワンの「香箱座り」は、伏せのような姿勢で前足と後足を折り畳み、自分の体の下にしまい込む座り方です。「香箱」とは、漆や陶器でできた香を入れるための蓋が付いた箱のことです。猫が座っている様子を上から見ると四角い香箱によく似ていることからこの名がつけられたといわれます。「スコ座り」と呼ばれる座り方は、お尻 . . . 本文を読む

NHK俳句「座り」

2024-07-06 | 日記
NHK俳句の兼題「座り」です。「座る」と動詞でもよいと言うことです。この座るという俳句では「あたたかや女座りの人魚の絵  川内静魚」が気にいってます。ちなみに気に入る句はその都度ネットや歳時記を見てます。これでも、勉強してるのですよ。ちなみに上句の季語は「あたたか 春」です。この句に触発されてできた句が 山道に女座りの地蔵尊  です。 お地蔵様が女座りしているなんて、これは少し傾いたお地蔵様の首が . . . 本文を読む

夕金魚風一句「扇風機」

2024-07-05 | 日記
暑いですねぇ、本日今年最高気温とか日本中が猛暑日を記録とかテレビが騒いでます。いえも扇風機を出して、風だけですけど空気を混ぜています。邪魔なんですよね、扇風機って。部屋の真ん中にドンとおいて、首振らせるのです。部屋の隅に置いてと思うのですけど、それだと風が来なくて、どうしても部屋の真ん中に。 そこで一句 邪魔なんだ部屋の真ん中扇風機 威張っても仕方ないのか扇風機 ちなみに扇風機って季語。 夏です。 . . . 本文を読む

NHK俳句「花野」3

2024-07-04 | 日記
NHK俳句「花野」の三度目です。コレ書きながら反省してます。藤田湘子師が言っていたことを思い出してます。「俳句は誰のために詠むのか。自分のために決まっているだろう」今評価されなくともいつか評価されたら、ずっと評価されなくても、自分が評価すれば良いのです。誰かのために詠むのではなく、自分のために。冷や奴いつか褒められようとして  夕金魚 です。そういう意味でもう一度考えました。口語で日常会話風俳句で . . . 本文を読む

NHK俳句「花野」2

2024-07-03 | 日記
「花野」の二度目です。秋の野原で一抹の寂しさをともなうとなります、どうしても故人とか黄泉の国を連想します。そのようなのは類想句として排除されると思います。  横にいた人いなくなる夕花野    類想句そのものって感じ。  夕金魚風に  なぁお前まだやってるか夕花野 が気にいっているのですけど。  もう少しなんとか古典的にしますか。   夕花野雲の輪郭朱で描く  うーん絵画的でいいかも。  花かげより . . . 本文を読む

NHK俳句「花野」

2024-07-02 | 日記
季語「花野」です。花野は秋の季語で秋の草花が咲き乱れる野原です。秋の「花野」の花は風にそよぐ草の花。冬枯れ前の一時の華やぎで一抹の寂しさも感じられる季語です。例句として 断崖をもって果てたる花野かな 片山由美子  があります。一抹の寂しさのある季語というなら、夕金魚の心境そのもの。そこで一句  いつまでもそんなことして花野かな ってどうでしょう。はい、できない夢を今も追いかけてます。少し推敲して、 . . . 本文を読む