goo blog サービス終了のお知らせ 

夕焼け金魚 

不思議な話
小説もどきや日々の出来事
ネタ控えです
最近は俳句ばかりに

NHK兼題「湯豆腐」2

2024-10-23 | 日記
 俳句生活で「人」に入選できたので、この勢いでNHKにもなんとか入選してみたいです。頑張ってみたのですけど、頑張ってなんとかできるものでもないのですよね。それでも、そろそろ投句締め切りが11月2日なので、「湯豆腐」に投句しようと思ってます。  湯豆腐や小踊りするや夜の酌  玉村豊男  湯豆腐は手間がかからなくて温まるうれしい鍋料理。  豆腐が煮えてきて鍋の表面に浮いてくる寸前を掬って食べる、  そ . . . 本文を読む

俳句生活「墓参」結果報告

2024-10-22 | 日記
俳句生活8月兼題「墓参」の結果報告。   墓参嫁に聞かれぬように愚痴     夕金魚 「人」に選句いやぁ、選考外だと思っていたのですけど、なんと「人」に選句されていました。「人」だと一応入選です。数が多くて、一生懸命探したのですけど、見つからなくて選考外だと思っていたのですけど、良く似た句がありますよと教えられました。俳句生活の入選句 俳号順になっています。しらなくて、最初から探したのですけど句が . . . 本文を読む

俳句必携1000句を楽しむ 宮坂静生 枯山に

2024-10-21 | 日記
本日紹介する句   枯山に鳥突き当たる夢の後      藤田湘子   1976年   冬山の裸木ばかりの枯山。   そこに夜明けに大きな鳥がぶつかる。   そんな音を聴いた。夢から覚めた直後かもであった。   あるいはその音に夢が破られたのかもしれない。   なにかもやもやしたものが吹っ切れた感じ。   そんな内心の自信がついた思いを表現したものかと   宮坂は評する。   いいや、金魚 . . . 本文を読む

俳句生活「秋の暮れ」

2024-10-20 | 日記
兼題「秋の暮れ」です。季語「秋の暮れ」枕草子で秋は夕暮れと賞賛されている。秋の日は釣瓶落としと言われるように束の間の夕暮れにあわれを感じます。例句として    日のくれと子供が言ひて秋の暮れ    高浜虚子1000句を楽しむの中にも、    物言えば耳に聞こえて秋の暮れ     和田悟朗自分の話す音を自分の耳で聞く。聞くことによって、次の音声を相手に分かりやすく理解されるように話すことができる。と . . . 本文を読む

NHK俳句兼題「冬麗」2

2024-10-18 | 日記
兼題「冬麗」を考えてます。残暑厳しい中、「冬麗」考えるって結構難しい。  小川軽舟氏「名句水先案内」で秋の名句が最近見つからない  と嘆いていました。  特に「紅葉」の句が無いと言うのです。  そういえば宮坂静生氏の「1000句を楽しむ」でも  「紅葉」の句ないです。  最近は「秋」がないとも言われてますので、難しいのかも。   人生のおまけといへる冬支度    榎本とし   「1000句を楽しむ . . . 本文を読む

一句一遊兼題「牡丹焚火」

2024-10-17 | 日記
季語「牡丹焚火」をしらなくて歳時記で調べてみました。ところが金魚の持っている歳時記には、記載が無くてネットで調べることに。ネットの歳時記には、花の終った牡丹の枯れ枝を持ち寄って、感謝と供養のために焚くこと。福島県須賀川市の牡丹園では、牡丹の古木に赤松を混ぜて焚く。環境省の「かおり風景100選」にも入っている。とのことでした。この須賀川市の牡丹園が有名なようです。写真やら、何やら調べてそこで一句。  . . . 本文を読む

俳句必携1000句を楽しむ宮坂静生 忌日を詠む

2024-10-16 | 日記
本日紹介する句  芭蕉忌の反りそれぞれに松の幹   鍵和田秞子 「武蔵野」  芭蕉忌は陰暦10月12日  芭蕉は大阪へ新旧弟子の争いの仲裁に行って亡くなったのです。  その死の床に侍る者達の心中も様々。  それが即、師匠の跡目争いになります。  まっすぐな幹の去来や杉風、太く曲がった其角や枝考、  折れ曲がりそうな丈草。  俳文学者である作者の古典諷詠でもあると宮坂は評しています。    . . . 本文を読む

NHK俳句兼題「湯豆腐」

2024-10-15 | 日記
季語「湯豆腐」は三冬生活です。この句には有名な例句があります。   湯豆腐やいのちのはてのうすあかり 久保田万太郎この句意は、湯豆腐の湯気のように人生とははかないものである。そして、いのちが燃え尽きる時に見えるであろう「死後の世界のうすあかり」が自分を待っていると詠んでいるのでしょうか。いずれにしても、この例句があるとなかなか類想から離れられなくなります。私語、死後、死語というのもちょっと。 湯豆 . . . 本文を読む

NHK俳句兼題「冬麗」

2024-10-14 | 日記
冬麗(ふゆうらら・とうれい)春の「麗か」を思わせる冬の好天のこと。「小春日和」が初冬の季語に対して、寒さが厳しくなってから使われる厳冬の季語例句として  冬麗の富士の位をこころざす    石島岳「富士の位」とは志の高さであろうかと。 厳冬の季語として「氷晶/氷塵/氷霧/細氷/霧雪」が思い浮かびます。これはダイヤモンドダストと呼ばれる現象。ダイヤモンドダストはやはり晴れた日でないとできないので、そん . . . 本文を読む

俳句必携1000句を楽しむ 宮坂静生 枯れ木立つ

2024-10-13 | 日記
1000句を楽しむより金魚なりに名句選んでとして紹介します。  枯れ木立つ枯れ切って立つほこらかに    黒田杏子  2011年「日光月光」所収  冬枯、 春に芽生え、夏に繁り、秋に紅葉し、冬を迎える。  冬の枯れ木にはそれまでの季節の思い出がいっぱいある。  新たな冬に感謝、、そんな作品と宮坂氏は評する。  金魚もこの句、好きです。  黒田杏子は夏木いつきの師匠です。  黒田杏子は山口 . . . 本文を読む