
冬麗(ふゆうらら・とうれい)
春の「麗か」を思わせる冬の好天のこと。
「小春日和」が初冬の季語に対して、寒さが厳しくなってから使われる厳冬の季語
例句として 冬麗の富士の位をこころざす 石島岳
「富士の位」とは志の高さであろうかと。
厳冬の季語として「氷晶/氷塵/氷霧/細氷/霧雪」が思い浮かびます。
これはダイヤモンドダストと呼ばれる現象。
ダイヤモンドダストはやはり晴れた日でないとできないので、そんな日を思い浮かべると良いのかも。
そこで一句
冬うららヒマラヤ颪の風が吹く
ダイヤモンドダストと聞くと金魚は冬山を思い浮かべるのです。
冬山の息も凍る空気感なのです。
冬うらら 高山病の空気かな
気持ち的には高山病の空気な感じなのですけど、やっぱり「病」
と言う文字が「詩」的に思えませんね。
冬麗や空気おのずと裏返る
空気がちょっと、別の言い方無いのかなと。
冬麗や風より鱗剥がれ落ち
空気の流れが風ならば、風より落ちた鱗が「氷晶」かなと。
もう少し考えます。