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ツイスターズ

2024年08月24日 | 映画

オクラホマに大量発生する竜巻に立ち向かう、ツイスターチェイサー (竜巻追跡者) たちの奮闘を描く、アドベンチャー&パニック映画です。

ツイスターズ (Twisters) 2024

ミナリ」のリー・アイザック・チョン監督、「ザリガニの鳴くところ」のデイジー・エドガー=ジョーンズ、そして「イン・ザ・ハイツ」のアンソニー・ラモスが出演するというので楽しみにしていました。

本作は、竜巻銀座で知られるオクラホマが舞台。かつて、竜巻の実地実験で仲間の3人を失った辛い過去をもつケイト(デイジー)が、もうひとりの生き残りハビ(ラモス)に呼び寄せられて故郷オクラホマにもどり、再び竜巻の弱体化に挑戦します。

そこにはツイスターチェイサーとしてSNSで有名なタイラー (グレン・パウエル)のチーム がいて、ハビたちのチームと、どちらがツイスターの発生と進路を予測できるか、競い合うことになります。

まず、ケイトのチームの「竜巻を弱体化させる」という目的は、社会的意義があるので理解できるのですが、タイラーの目的がよくわからなかった。竜巻を追いかけて迫力ある映像を撮って注目を浴びること?

被災地で救助活動を行っていたので、ツイスターの発生と進路を予測して、被害を未然に最小限に食い止める、というのが真の目的なのかもしれませんが。

それから、ケイトの竜巻を弱体化させる方法が「紙おむつに使われている吸水ポリマーを、竜巻に向かって打ち上げる」というのが、稚拙な発想に思えてしまったのも正直なところ。

でも、そんな細かいことは抜きにして、迫力ある映像や、王道のストーリー展開など、娯楽作品として大いに楽しめました。

オクラホマの何もない、緑の大平原の美しさは、さすがは「ミナリ」のチョン監督だと感嘆したし、「ザリガニ~」のデイジーは、竜巻で何度もぼろぼろになってもやっぱり魅力的でした。

竜巻にちなんで、ケイトの実験装置に「オズの魔法使い」の名前がつけられているのも楽しかった。

映画を見終わって、私が「(ケイトとタイラーが、互いに惹かれ合いながらも) 安易に恋愛に発展しないところがよかった」と息子に言ったところ、息子が「それは年上のタイラーが、年齢差をわきまえていたからでしょ」と答えたことにびっくりしました。

息子とこういう大人の話ができるようになったことがとても感慨深かったし、彼の良識に、私の子育ては決して間違えていなかったのだと安堵しました。

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