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和醸良麺 すがり

2019年12月07日 | +京都

詩仙堂を訪れた後、お昼は息子お勧めのラーメン屋さん「和醸良麺 すがり」さんに案内してもらいました。四条烏丸交差点からほど近い裏通りにあります。

古きよき京町家の建物をそのまま生かした、趣のあるお店です。わかりにくい場所にありますが、私たちが着いた時にはお店の前に20人ほどの列ができていました。(写真は食事のあとに撮ったものです)

これなら大したことないと思ったら、途中でお店の人が出てきて「あと2時間くらいかかります」とおっしゃいます。え~?!と思ったら、理由がわかりました。

入口を入ると、鰻の寝床のように奥まで細長い土間が続いていて、そこにもお客様が並んでいます。これはきっと伝統的な京町家の造りなのでしょうね。

そして土間を抜け、建物を出たところに坪庭があります。(そこにも人が続いています) 小さいながらも、石が敷き詰められ、水を張った石の鉢があり、草木が植えられ... ほっと落ち着く空間でした。

待っている人たちの中には外国の方も多かったですが、よく知ってるな~と感心しました。ちなみにあとで英語版の Trip Advisor をチェックしてみたら、Awesome, Fantastic などと絶賛されていましたよ。

1時間半ほど待って、ようやくお店の中に案内されました。シンプル和モダンなインテリアがかっこいい。席はカウンターがあるだけですが、スペースがゆったりとしていてくつろげました。注文は土間に並んでいる時に食券を買っておきます。基本のメニューはラーメン、つけめん、カレーラーメンの3種類。さらにトッピングを選びます。

私はふつうに、黒豚チャーシューのラーメンにしました。キャベツとニラというのがめずらしい。スープは豚骨でしょうか。こってりとしていて、でも重くなく、深々とした味わいがありました。細身のおしゃれな容器に入った数種類のスパイスが、引き出しの中にセットされていますが、カレーラーメンがあるからか、ガラムマサラがあるのがユニークでした。

息子はもつのラーメンに味玉をトッピングしました。ラーメンにもつってめずらしいですが、こちらのお店ではもつつけ麺が人気のようです。私は日頃はもつをまったく食べないですが、ひとつだけ味見したら、クセがなくておいしかったです。コクのあるスープによく合いました。

私たちのあと、数組でお昼の部は売り切れでした。ぎりぎりいただけてよかったです♪

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