お昼を食べたあとに、映画を見に行きました。
メンバーになっているので、映画はなるべくTOHOシネマズで見るようにしていますが、なぜか今回、TOHOのシアターはどこも4DかIMAXでの上映でした。いや、2Dで十分でしょうと、渋谷のシネクイントで見ることにしました。
本作は、デンゼル・ワシントン主演のクライムアクション「イコライザー」の続編です。前作がおもしろかったので楽しみにしていましたが、家族で見るには少々ダークだったかも? でも安心して見れる勧善懲悪もので、デンゼルはありえないほど強いし^^ スリリングな場面もあって、結果的にはとっても楽しめました。
前作では、デンゼル演じるマッコールがホームセンターで働く寡黙な店員ながら、実は元CIAの凄腕の殺し屋という設定で、武器ではなく、とっさにその辺にあるものをうまく使って敵をやっつけるのが、見どころのひとつになっていました。^^
本作でもそれは継承していて、冒頭の大陸横断鉄道の場面から、自己紹介代わりにマッコール節がさく裂。子どもを取られたシングルマザーのために、マッコールが元夫とその一味をあっという間にやっつけて、見ていてすっきり。たちまち映画の世界に引き込まれました。ちなみにマッコール、本作での表の顔はタクシー運転手となっています。^^
ところが、マッコールのCIA時代の上官で、彼の事情を唯一知っている理解者であるスーザン(メリッサ・レオ)が、出張先のブリュッセルで何者かに殺害されてしまいます。強盗事件として処理されたものの、何かが引っかかったマッコールは独自に捜査を開始。やがて真相へとたどり着く...というストーリーです。
前作に出ていたクロエちゃんは今回は登場していませんが、代わりにマッコールと同じアパートに住み、悪の道に引きずり込まれそうになっている少年マイルズ(アシュトン・サンダーズ)が登場。マイルズは画家を目指していて、マッコールは厳しくも温かく、父親のように彼を励まします。
マイルズが本棚の中に隠れる場面は、本作の中で一番ドキドキしました。敵がいなくなったとたんに本棚から出ようとしたので、思わずダメだよ!と心の中で叫んだら、案の定つかまってしまいました。>< そういえばマッコールは読書家という設定で、本作でも彼が読んでいる本にさりげないメッセージが込められていたような気がします。
クライマックスの舞台は、マッコールがかつて住んでいたという海辺の町。ハリケーンが近づいて住民たちが避難し、誰ひとりいない町は、さながら荒野といったところでしょうか。マッコールがスーザンを殺された復讐を胸に抱いて、敵をひとりずつ追い詰めていく姿は、まるで西部劇のようでした。