興味があるものといえば

名古屋おもてなし武将隊とLIVEとお城と

【名古屋おもてなし武将隊】立三さん出立式(2)

2014年04月04日 21時20分23秒 | 名古屋おもてなし武将隊

いつもの全員演武時なら陣笠隊が四人とも前へ出ての盛り上げトークから始まる。だがこの日は違った。亀吉さんと元気!さんが前へ出て、出立式ゆえ立三さんが主軸になると説明。その間立三さんと踊舞さんは武将のサイドに控えていた。

となれば演目は清正人参。これは立三さんが主となっている演目だ。農民足軽である立三さんがいてこその演目ゆえ、やらないわけがない。
いつもなら夢を聞くところで一芸を披露する踊舞さんだが、この時は立三殿の出立式だからみんなで波(ウェーブ)を起こそうと提案。客を巻き込んでわーわーやっているときの立三さんが、素で驚いてたのがおもしろい。



演目終わりで師匠・笛木殿を呼ぶ。いよいよ太鼓だ。家臣団イベント『武士と音楽』で披露された、陣笠隊の『激昂』が、二の丸広場で、彼らが日々の居場所としている二の丸広場で披露されるのだ。

“激昂”は太鼓を苦手としていた立三さんが必死に練習した曲である。イベント時に披露した後、人目を憚ることなく泣いた、あの曲だ。
しかーし、こっちはそんな太鼓をまた味わえるのかとわくわくして待っているというのに、陣笠隊はやっぱり陣笠隊なのである。叩く準備も整えてないばかりか、亀吉さんは陣笠をはずそうとしたら紐を絡めちゃって脱げなくなるという状況をおこしすし、今日の主役である立三さんは、真ん中にある大きな太鼓(桶太鼓)を準備してあるよと信長様が言ったら「まさか信長様が(叩くの)!?」などと言っちゃったり。「じゃあわしがふんどし一丁になって・・・って違うわ!」とかノリツッコミしちゃうのが我らが大殿・信長様なのである。



“激昂”が始まったとたん、体が震えた。ただでさえ太鼓の音というのは精神(心)にズン、とくるのに、必死に叩く立三さんの気持ちがこっちまで届く。それだけでもクルのに、他の三人が立三さんを見ながら「立三!」「いけぇ!」「たつぞうーーー!」などと叫ぶものだから、もう涙が止まらない。
いわゆる音感が鈍い(らしい)立三さんが、他陣笠隊に迷惑がかからぬようにと日々練習し、誰よりも練習していたことは知っている。その彼が今必死に太鼓を叩いているのだ。心に響かないはずがなかった。

演奏直後、笛木氏は聞いた。「・・・懸命に打てたか?
立三さんは答えた。「気持ちをこめて・・・。今ある最大の力を・・・出しました

このとき慶次様は涙を零しながら空を仰ぎ、信長様は目に涙をいっぱい溜めていた。家康様も利家様も、みんながみんな、立三さんが必死に練習していたことを思い出していたに違いない。

これだけ武将も家臣も感極まっているというのに、やっぱり立三さんは立三さんなのである。
ここから始まる通常演武。陣笠隊のトークタイムでは亀吉さんに話を振っておきながら結局自分で言っちゃったり、亀吉さんがかっこよく決められなかったら「ブー!って言って!」とか言っちゃったり。ああ立三さんはやっぱり立三さんなのだなあ。大事なことだから二回でも三回でも言っておく(笑)


二本目の演目は長篠・陣笠隊の巻。伝令を伝えに武将の元へ走ってくる足軽たち。信長様の横につくのは必ず立三さんだった。もうこの姿を見ることはないんだと思うと、胸が詰まる。




拙者はいたらないところが多いんですけどもね、武将様に鼓舞され、陣笠隊の仲間に助けられ、そして皆様の声援にも力を貰い、ここまでの四年半、活動できたと思っております。


 名古屋という街は最強の武将様が揃い、そんな最強の武将様を支える最強の陣笠隊、そしてそんな最強の武将隊を支える最強の陣営陣が揃った、最強の武将隊、だと思っております。そして、そんな最強の武将隊を支える皆様がいて、我らは現世で戦えることができます。
素晴らしい方々と一緒に戦働きができて、拙者立三は、最高に幸せです。今、最高に充実してます!皆様のおかげです。
 四年半・・・本当に、ありがとうございました!!




最新の画像もっと見る

コメントを投稿