10時と3時のいっぷく

零細建築設計事務所の日常とその周辺を、コーヒータイムに綴ります。

応急危険度判定

2007年07月19日 | 未分類
今回の新潟中越沖地震に対して、本県からも応急危険度判定士が本日派遣されたと報じられました。前回のエントリーにも書きましたが、こういう場合電話連絡網が廻って来るのですが、今回はありませんでした。急だった(災害はいつでも急である)ためか、県庁職員等の公務員や建築士会の役員などが率先して派遣に応じたためでしょうか?

それで思い出すのは3年前の時のことです。何しろ本県からは初めてのことで、最終的には計60人近い判定士が3回に分けて行ったのですが、私が出た第1陣は20人でした。その構成は県庁職員が2人、後の18人は民間人でした。その18人も建築士会の各支部から何名ずつ、県内大手のゼネコン数社から何名と、いわゆる“あてがいぶち”的な人選でした。私の知る限りおそらく、自ら志願したのは私と私の友人、それにもう一人くらいだったと思います。現地に行って、関東近県からも多く来ていましたが、他の県ではほとんどが公務員という構成で、本県とはまるで逆でした。その後の第2陣、3陣では、徐々に公務員の比率が高くなったようですが、その時感じたのは、公務員の人はとても忙しいのだな、ということでした。

もし、本県で大地震が発生したら、応急危険度判定士を受け入れる立場になります。こういう言い方は不謹慎ですが、こういう時こそ公務員自らが体験する少ない機会なのです。そして、それを日常の耐震化促進の行政に生かすことが使命だと思うのですが。

7/20 追記
今日昼過ぎに建築士会の事務局から電話がありました。応急危険度判定の第2陣が22日に派遣されるので、参加出来ないか、というものです。生憎22日は今設計中の物件の打合せが入っていて、施主さんはサラリーマンなので土日しか打合せが出来ないのです。電話連絡網はしなくて、どうやら3年前に経験した人たちにまず当っているようでした。“第3陣が出るようになったらお願いします”と言われたが、ここの所毎日のように色々な約束事が入っていて、果たして出られるかどうか。

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