10時と3時のいっぷく

零細建築設計事務所の日常とその周辺を、コーヒータイムに綴ります。

研修旅行その1-日田・湯布院

2005年10月12日 | 研修・自己啓発
10/9から11日、当事務所の“研修旅行”で九州方面に行って来ました。
一日目は大分地方へ。まず、日田市豆田町の“伝統的建造物群保存地区”の町並みを見学。日田は杉の美林で知られていますが、幕末は天領として西国筋郡代(代官)の本拠地として九州諸藩に睨みを利かせた歴史ある町です。豆田町は工夫を凝らした意匠の土蔵づくりが残る地区です。
 
日田を後にして、宿泊地の湯布院へ。連休と重なったので、湯布院へ入る手前で道路は大渋滞、さすが今や人気ナンバーワンを競い合う温泉地です。予定より1時間半ほど遅れて町に入りました。湯布院は、その町起こしの過程がTVでも紹介されましたが、こんなに観光客相手の店が多いとは驚きました。ちょっとがっかりした面もあります。磯崎新さん設計の「由布院駅」を見学。駅を降りると正面に、この町のシンボル由布岳が見えて、磯崎さんもこのロケーションを意識した設計をしたことが解ります。夜は露天風呂に入り、地ビールを頂いて疲れを癒しました。
蛇足ですが、“ゆふいん”は漢字で書くと“湯布院”と“由布院”の二つあります。住所の表示は“大分県由布市湯布院町”で、温泉や駅の名前は“由布院”です。過去の市町村合併の産物のようです。