Sekky's FLOG

福井県立恐竜博物館で研究職員をしている関谷と申します。
仕事の内容はあまり書けませんが、コメントを頂けると嬉しいです。

オンラインで書籍を注文する

2009-03-03 20:00:32 | 長春の生活
中国国家図書館に絶版書籍のコピーと製本を注文してみました。

ほしかったのは中国の古脊椎関係の論文集で、相当マイナーな本らしく、書店はもちろん図書館にも無くて、ネット通販でも在庫切れと言われたので、仕方なくこの手を取ってみました。

こういうサービスがちゃんと機能しているのか試してみようと思いまして。

定価は59元(≒850円)なのですが、コピー代が1ページ0.4元(≒5.6円)×300ページで、それに製版費用と郵送代を足して、合計3000円ほどになってしまいました。

とても無理、というほどの額ではないし、背に腹は代えられないってことで。今後は書店でいい本を見つけたら、すぐ買おう。


中国国家図書館のウェブサイトで会員登録(無料)して、ほしい本を探し、「購入」のボタンをクリックする。

注文番号と代金と振込先の口座番号が表示されたので、さっそく銀行へ行って振り込んできました。

振り込むときに注文番号が必要になるとも書いてあったのですが、銀行で聞いたら「は?そんなの必要ないですよ。またご利用くださいね」とフレンドリーにあしらわれた。

余談ですが、前回の工商銀行といい今日の建設銀行といい、ちゃんと案内員が入り口に立っていて親切に対応してくれてありがたい。

今日なんか混んでいなかったせいか、愛想のいいお兄さんが振込用紙の記入までやってくれた。日本でもそこまでしてくれないんじゃないかな。


振込み時に注文番号を書かなかったけど、ちゃんと支払ったことになるのだろうかと少し心配していたら、図書館から電話があった。

「注文を受け付けました。振込みが終わったら連絡をください」とのこと。

おお~、確認の電話までしてくれるのか。てっきり、1週間たっても何の音沙汰も無しで、こちらから催促の電話をかけてやっと動く、というような展開を予想していたのだが。

中国が日々進化してゆく。

僕 「ついさっき振り込みましたよ」

図 「そうですか、では確認してみます。」

僕 「いつごろ届きますか?」

図 「4営業日以内の発送となります」

うは~、日本みたい。日本みたい。中国が進化してゆく。


今週末頃には届くことになるのかな?楽しみだ。

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2 コメント

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銀行の応対と単位取得 (HH)
2009-03-17 16:59:32
 銀行員の応対が良かったことが書かれていましたが,私も昨年8月に延吉市の多分中国銀行で両替をした時の窓口の係員の応対はとても良かったです.姓は忘れましたが(読めない漢字だったか?),名は燕燕で,とても理知的でにこやかでした.最後にThank you Miss Swallow と言ったら,一層にこやかな笑顔が返ってきました.この反応は欧米並みです.日本の通常で言うと,銀行員は成績優秀の人たちです.今度会いに行ってはいかがですか?
 3年がかりでも単位が取れて結構でした.Southern Mesodist Univ.に行った仲間は今修士論文に忙しいところです.MaCgill Univ.に行った仲間は博士論文計画書が通ることが重要だとかで,やはり忙しい最中です.London Univ.に行った仲間は博士論文に向けて鋭意健闘中です.本学在学中のMM君は世界各地の鯨類の標本を見て,計測して回っています.このところ,科博に日参です.その科博では,ゴンドワナの大恐竜展が始まりました.6月21日までです.名前のとおり,南米の恐竜の初めてのものがいくつも出展されています.次の日本古生物学会は6月26日から,千葉大学です.今度はこないのかな?
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お久しぶりです (Sekky)
2009-03-18 13:43:13
ご無沙汰をいたしております。
もうすぐ中国に来て3年半たちますが、徐々に暮らしやすくなってきたように感じます。
中国の場合、銀行員は成績の良し悪しよりも、金融業務の専門職重視という色合いが濃いそうです。
私は近日、博士論文計画の作成に取り掛かかりつつ、副論文を兄弟子に直してもらっております。
科博の恐竜展は面白そうですが、おそらく6月末には帰れそうにありません。
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