Sekky's FLOG

福井県立恐竜博物館で研究職員をしている関谷と申します。
仕事の内容はあまり書けませんが、コメントを頂けると嬉しいです。

解説員講座

2013-01-22 21:09:44 | 地科ネタ
弊館の一般展示室には解説員が待機していて、希望するお客さんには展示室を一緒に廻って解説してくれます(約30分間、60元)。

20代半ばの綺麗どころがそろっています。

そのお姉さま方に向けて、近年の中国における恐竜研究の成果についてお話しする場が設けられました。

解説員の科学的素養の向上を図るためだそうで、私だけでなく、研究に従事する職員がそれぞれテーマを決めて、持ち回りでいろんな角度から話をしてきました。

今日が最終日で、昼食後の1時間、パワーポイントを使っていろいろご紹介しました。


「こんなにたくさんの四川美人の前で話すのは緊張するけど頑張りますね」と切り出したら笑いを取れた。掴みは上々。

こういう機会は初めてなので、どこまで専門的なことを話せばいいのかわからなかったけど、3Dスキャナとか骨組織学とか、目新しくて視覚的にわかりやすそうな話題を選んでご紹介したところ、なかなかの好評を得られたようです。

研究部主任からの指令で分岐分析の手法を紹介した時は何人か眠そうだった。無理もないがな~。もっと上手に話せるようになりたいものです。


最後に、ドン先生の『亚洲恐龙』を進呈した時が一番歓声が大きかった。

翻訳作業のために出版社から頂いたもので、あちこち持ち歩いてだいぶ使い古されてしまっているのが申し訳ない。

よくよく勉強してくだされ。


終わった後、「謝礼」ということで唐突に200元を渡されました。

これくらいは研究部職員としての業務の内だからと丁重にお返ししようとしたものの、みんなに渡してるからと押し切られてしまった。

「じゃあこのお金で皆さんにご馳走しますよ」と切り出したら、逆に断られてしまった。

フム。ガードは堅いのだなぁ。

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2 コメント

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写真があるとよかった (HH)
2013-01-28 14:02:19
 綺麗どころを前にしてお話をしている貴殿の写真は無いのかな? 貴殿にとっても良い記念になったでしょうに.中国も今では皆がデジカメを持っているようだし.
 館内で職員に講演して謝金がもらえるとは驚きですね.貴殿の業務外の仕事をしたと認定されている訳ですかね.200元という額は数名でレストランで食べても足りる額でしょう.勿論,外国人が泊まれるホテルのレストランは高いですが.
 翻訳書の出版を楽しみにしております.良い仕事をしました.日中の架け橋を一つ造りましたね.長い時間がかかったことで,ご苦労様でした.少し高いのですが,売れると思いますよ.書店で平積みされると良いのですが.価格からそれは無理かな? 通常の印税率から考えると,1万部も売れたら大宴会が出来ますよ.それこそ,帝国ホテルのレストランで出来ます.私が昔講談社現代新書で「恐竜は何故滅んだか」を出しましたが,7万部を超えました.売り出してすぐに緊急重版ということでした.それは,著者と増刷などの文書の交付をする前に,「今が売り時」と出版社が判断したときには,ともかく先ず増刷して店頭に並べることを先行させることです.もしかしたら亜州恐竜学もそうなるかもしれませんね.恐竜展が今年の夏にあると好都合ですね.その場で売られるでしょう.貴殿はサインをせねばならなくなったり.すてきなお嬢さんがサインを求めてきたり,とか.夢は限り無いな.良いことをしました.先ずは,おめでとう.
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目の保養になりました (Sekky)
2013-01-29 00:40:20
HH先生
解説員の上司さんが撮っていましたが、そういえばまだコピーしてもらっておりませんでした。プライバシー等もあるので、ここでの掲載は控えさせて頂きます。
全部で10人くらいでしたので、200元では足りないですね。お姉さま方とお食事できるなら、そのくらいは負担することもいとわないですが。
訳本につきまして、激励を頂き痛み入ります。
価格と発行部数につきましては私は全くの素人ですので、出版社の方にお任せいたしました。とりあえずは1万部を売り切れば御の字という所のようです。
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