Sekky's FLOG

福井県立恐竜博物館で研究職員をしている関谷と申します。
仕事の内容はあまり書けませんが、コメントを頂けると嬉しいです。

明日、帰国します。

2010-07-03 22:25:37 | 長春の生活
4年と9ヶ月と2日の留学生活でした。

引越しと荷造りはだいたい終わり、トマ卵チャーハンを食べながら感慨にふけっています。


初めて長春に来た日は眠れなかったなーとか、

その後半年は中国語漬けで、ルームメイトの韓国人とケンカ別れしたなーとか、

今の寮に移って最初の夜は雨漏りがひもじかったなーとか。

外国人と比べて、日本人ってどんな人たちなのか、初めて少しわかった気がする。


それからの4年はあっという間でした。

楽しいことも、嫌なことも、いろんなことがあった。

いろんな人に会った。

中国内外、いろんな所にも行った。


でも、あまりに馴染んだせいか、寮の窓からの景色とか、研究室までの道とか、すべてが身に染み付いた日常だから、これが最後という実感がわきません。

明日もまた、あの寮の部屋で起きて、顔を洗って、肉まん買って、研究室の机でメールチェックしながら朝食を…という生活があるような気がしてしまいます。

なんだかんだ言って、居心地よかったんだなと。


留学生活で、何を得たのだろう。

博士学位:激甘だけどね。

人脈:各方面に大変お世話になりました。

研究能力:辛うじて論文を書けるようにはなったのかな。

化石:中国に来た最大の旨味かもしれない。

中国語会話能力:引き続き精進いたします。

たくましさ:我ながら中国人じみてきたと思う。



他の道を歩んでいたらどうなっていたかは想像すらできないけれど、中国へ来てよかったと今では思います。

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