だいぶ暖かくなってきて、気づけばもう桜開花ですか?
つい先日まで冬のコート着てたのに・・・。
気づけば、GARNET CROWのニューアルバムも届いていましたよ。
いつも聴いてるPCのCDプレーヤーが壊れてるので、
ポータブルのプレーヤーを持ち込んで布団の中で聴こうかなと思ったら、
1曲目を聴いたところで意識が遠のき・・・寝てた模様。。。
朝起きて、再び聴きなおそうとしたら
まさかの電池切れという・・・。
そんなこんなで、
ようやく聴けたのがお昼過ぎ。
まあ、歌詞カードを手に、
全神経研ぎ澄ましながら聴けたので、これはこれで一番いい聴き方ができたかなと。
やはり最初って結構重要ですからね。
中途半端に聞き流しちゃうと結局歌詞とか見ないで「なんとなく」の曲になってしまうわけで、歌詞も重要なGARNETの良さが発揮しきれず大変もったいないですからね。
鉄は熱いうちにうてとばかりに、
ブログを書けるときにしっかし感想を書き留めておかねば・・。
おせっかいにもオレ流な観点からの採点形式を(各10点、50点満点)
C:0~29
B:30~39
A:40~44
S:45~50
【項目】
「第一印象」・・まっさらな状態で最初に受けるイメージ。
「曲」・・馴染みやすいタイプの曲調か印象的なメロディーかなど。
「詞」・・奥深さ、絶妙な表現、好きなフレーズや世界観、独創性など。
「スルメ度」・・GARNET特有の聴けば聴くほど輝きそうな全体の味わい深さや濃密さ。
「リピ度」・・リピートしたくなる度合い(推定)
01. Nostalgia
今回唯一のシングル曲。正直、シングルリリース時に最初聴いたときはイマイチな印象。とはいえ、これぞ恒例のGARNETの代名詞ともいえる「スルメ系」だけに想定内。数ヶ月経った今じゃやはり心地よいナンバーに。
詞が抽象的というか真意がぼやけがちで非常に難解で七さんワールド全開!過去を懐かしく思いつつ、力強く生きる様を表現してるのかな?えてしてぼやけそうな味わいを韻を踏んだ表現や力強く歯切れのあるメロディーによって調えられ、すっきりした後味に。。。
「第一印象」・・7
「曲」・・8
「詞」・・9
「スルメ度」・・9
「リピ度」・・9
総合:A(42)
02. trade
GARNETというか、七さんの真骨頂というか、はかなく切ない系の詞。
まあ個人的には曲的にも詞の世界観的にもあまりぐっとこないタイプかなと。
淡々と聞き流しちゃう感じ。
「第一印象」・・5
「曲」・・6
「詞」・・6
「スルメ度」・・7
「リピ度」・・6
総合:B(30)
03. Maizy
壮大なイメージの曲。これまたはかない系統。
表現が直接的で理解しやすい分ぐっときて、作品自体はレベルの高さを感じるけど、
どんよりとした心になって泣きそうに・・・。
その分だけ個人的にはリピ度が伸びなさそうで辛目の採点・・。
「第一印象」・・8
「曲」・・8
「詞」・・8
「スルメ度」・・8
「リピ度」・・7
総合:B(39)
04. 白い空
諸行無常テイスト。自然のなりゆくままに、なすがままに生きる系のテーマ。
インパクトは薄めながら、こういう詞を七さんに描かせたら右に出るものはないですよね。
並みの作詞家なら、えてして重苦しく偽善的な表現で情景も浅めになりがちなんですが、
描写に変な力みがなくさらりと表現していて、聴くほどに広がりが増す点が絶妙でさすがだなと。
「第一印象」・・7
「曲」・・8
「詞」・・9
「スルメ度」・・9
「リピ度」・・8
総合:A(42)
05. Life goes on!
「GARNETっぽさ」とは違うタイプのナンバーながら、個人的には好きなタイプ。
元気になれるような曲と、前向きな詞で、アルバムには必ず欲しいタイプの曲。
ライブ後半で盛り上がれそう。『Fall in Life ~Hallelujah~』系統。
「第一印象」・・9
「曲」・・9
「詞」・・8
「スルメ度」・・8
「リピ度」・・9
総合:A(43)
06. P.S GIRL
『風とRAINBOW』を彷彿とさせるような軽快なイントロから始まり、
思わず口ずさみたくなるような爽快なナンバー。
AメロからBメロの変化や、力強いサビなどメリハリが心地よくて印象的。
「第一印象」・・9
「曲」・・9
「詞」・・8
「スルメ度」・・8
「リピ度」・・8
総合:A(42)
07. 海をゆく獅子
今アルバム一押しの注目ナンバーですね。メンバーも推してたし、DVDもあるから力の入れ具合が違うのは分かってましたが・・・秀逸ですね。
『Holy ground』とか『Anywhere』とか『Rainy Soul』にも通じるようなテイスト。メンバー的にもファン的にも割合支持されてる「ドロドロ系」個人的にはあんまり好きじゃないんですけどね・・・でもこの曲はなんか最初からすんなり馴染めた(笑)
ベタなラブソングのような相手との関係じゃない感じ、硬派な自問自答系なのがこの意志の強さのような味わいを出してるのかな?
と思ってふたたび詞を読み返したら詞にも「自問自答」のフレーズがあってびっくり(笑)
何回も聴かないと分からないスルメ系の典型的ソングですな。。
「第一印象」・・10
「曲」・・9
「詞」・・9
「スルメ度」・・10
「リピ度」・・9
総合:S(47)
08. 鏡にみた夢
春になって別れの季節になった今頃聞くのにもってこいのナンバーですね。
揺れ動く心と季節の変化を重ね合わせたような詞の描写が実に綺麗で繊細で絶妙。
切ない詞にサビのメロディーが余計ぐっとさせますね。
サビの最後・・
1番「すべりゆく冷たい涙は鏡になるでしょう」
2番「知るのは春のやさしさに君映す水鏡」
3番「散りゆく時さえ流れる鏡にみた夢と」
この毎回変化している「鏡」のフレーズがすごい効いてますよ。
日本史で出てくる、平安時代の歴史書「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」(通称:「だいこんみずまし」)を思い出しましたよ(笑)
もしかしたら、七さんにんもこのイメージがあってこその、この古典的ともいえる情緒あふれるフレーズを描いたのかも。
今後聴き重ねていくと、もしかすると「神曲」に発展していく可能性を秘めたナンバーです。
「第一印象」・・9
「曲」・・9
「詞」・・10
「スルメ度」・・9
「リピ度」・・9
総合:S(46)
09. The Someone's Tale
これまた切ない系のナンバーですね。
難解さはさほどないけど、その分絶妙なテクニックを堪能できます。
「唐突な青空遠ざかる飛行機」といったフレーズで奥行きを出し、
「キラキラリ」「フワフワリ」「ハラハラリ」という独創的なフレーズや、Dメロの曲の変化などがスパイスとなって心地よいテンポを生み出してるかなと。
「第一印象」・・8
「曲」・・8
「詞」・・9
「スルメ度」・・8
「リピ度」・・8
総合:A(41)
10. closer
ラストを飾るナンバー。これまでのアルバム曲がつなげてきた流れを遮ることなく、
やさしくゆったりと受け止める感じで、ラストにふさわしいかな。
同じようなフレーズを使いつつ微妙に変化させるあたり、非常に高度でしっかりと心に響いてきますね。
「第一印象」・・7
「曲」・・8
「詞」・・9
「スルメ度」・・8
「リピ度」・・8
総合:A(40)
今回のアルバムは全10曲。
まあ、シングル曲が1曲だけで、新曲は9曲ですから、10曲という曲数の割には満足度は高い印象です。
タイトルが「Terminus」。ターミナルとかで使われる「終着」とかの意味合いがあるみたいですけど、全体を通してこのコンセプトを感じるテーマの作品が多かったかなと。
時や大自然との対比の中での、それぞれの生き方や考え方、
過去をは過去でおいておき、現実をしっかり受け止めて未来へ希望を持ってつないでいく・・。
そういった「無常観」「儚さ」に通じるテーマは、
七さんの持ち味でもあるところですが、
より今回のアルバム曲ではこのコンセプトの一貫性を強く感じたかなと。
逆に言うと、
テンション上げた曲や、ノリを重視した曲があってもいいかなと思ったんですけど、
ただこのアルバムの構成には馴染まないのかなと思うんで、しょうがないかなと。
どちらかというと、初期GARNETに近いテイストの曲たちかなと。
このアルバムを中心に、
今週末からライブツアー(といっても大阪と東京だけですけど)が始まりますね。
正直、もっと聴きこんでから当日を迎えたいなと思うんですがね~。
レベルが高い曲たちだけに、もったいないというかね。
まあ、現在そんなにぐっと来ない曲も、逆にライブで聴くことでイメージがらりと変わって大好きになるなんてことも往々にして起こりますからね。
いずれにせよ楽しみには変わりはありません(←素直に楽しみに待ってろって話ですが^^)
しばらく、聴いた後は恒例の「マイランキング」でもつくりたいなと思います。
と、同時に記念すべき10枚目のアルバムということで、
「アルバム自体」のランキングをいつかできればなと。
やはり個人的には8,10ですねー。今回、七さん色がいろいろでてますね
まだ背番号7さん、いいじゃないですか、私今週ライブですよ(笑)
ただ土曜日の整理番号が工藤公康、SB杉内なんでかなり楽しみです♪
8,10
ぐっときますね・・・。
今聞くとさらにぐっときすぎて号泣ですね。
整理番号山口鉄とはうらやましいですね。
1列目?
私も、4列目キープできて(もっと前いけたのに遅刻したという・・・)最高の思い出となりました。
あまり「終着日」を思いたくないんですが、
「君を飾る花を咲かそう」な世界で別れの日は徐々に迫ってきていますね・・・。