松江人の日帰り登山

私のモットー SIMPLE IS THE BEST

独松山だより 5/30号

2021-05-30 | 日帰り登山

5月最後の登山と言いたいところだが、今日は観音寺跡上の祠跡に行って、古い道標の付け替えをするのが目的。吉田交流センターに車を置き、高盛山登山口から奥に入る。田んぼに沿う農道は草だらけ。小竹が茂って頭にあたるので下山時に少し刈っておいた。祠跡で2本の道標を立てる。この付近で以前遭難が起きたことがあり、やっと設置することができた。傍に大きな道標があるが、少し引っ込んだ所に立ててあるので道を間違いやすかったようだ。
時間が余ったので高盛山まで登ってみることにした。途中倒木があったが歩けるので、秋になったら始末することにした。本格的な梅雨にはなっていないのだが、新芽を出したササが伸びだしている。地元の人の話では、戦後の頃までは登山道にはササが生えていなかったと言う。登山者の姿は見えなかったので、中高盛山展望所まで行って、ベンチを拭いてから下山した。暑くなって独松山にも登山者の姿が見られなくなってきた。朝から良い天気になって暑いけれど、木陰に入ると風があって涼しかった。新緑も終わり、濃い緑の山になってしまった。


祠跡の新しい道標はラミネート製 費用を節約するため


コバノミツバツツジは咲き終わって今はヤマツツジ ササの隙間で遠慮がちに咲いている


いつもの風景 大山遠望


これもいつもの風景 京羅木山 高盛山山頂にはヤマツツジが咲く


羽衣石山へ

2021-05-26 | 日帰り登山

羽衣石山うえしやま 376m
5/26 曇り 出発地:鳥取県湯梨浜町羽衣石 羽衣石山登山口駐車場 約195m

鳥取県内の山陰自動車道は無料なので助かるが、最近は遠出が大儀になって、倉吉まで車を走らせるのがだんだん辛くなってきた。天神橋を過ぎて「はわいIC」で支線を下り、右折して県道320号線、「湯梨浜町役場入口」交差点で右折して国道179号線に入り、「田後東」交差点を左折して県道200号線に。更に県道22号線を左折すれば羽衣石橋。標識に従って橋の手前から川に沿ってどんどん南下、やっと舗装道の終点、登山口の駐車場広場に着く。駐車場は何か所もあるが、登山者の車は無し。
正面にトイレの建物があって、今日は右側の道から登ることにした。スギ林の中を山頂まで擬木の階段が続く。途中「はごろも池」に寄ってみたが、小さな池があって、天女がここで水浴した(羽衣伝説)にしては小さすぎるし、葉っぱがいっぱい浮かんでいる。それに、枝先にモリアオガエルの卵の塊がぶら下がっている。池は「お茶の水井戸」ともいい、雨乞い池でもあったという。登山道に引き返して登ると「羽衣石」に着く。天女が羽衣を掛けたという岩で、鉄製の階段を降りた所にある。
登山道の階段を登りきると城の在った台地(本丸)に出る。模擬と書かれている三層の天守閣があるが、中に入ることはできない。アルミサッシのガラス窓が付いている。整備はされているようだが地面は草に覆われている。ひとつ下の段(二の丸)に東屋展望台があり、東郷池や大山方向が望める。寄り道したので30分かかった。
下山は別の道を下る。途中に「天然の塁壁」と呼ばれる場所を通って登山口に戻ったが、このころになって薄日が差してきた。下山は20分弱。「日本昔ばなし」を思い出せた山であった。


羽衣石地区から見上げた羽衣石山 山頂に天守閣(模擬)が見える


登山口広場 白い建物はトイレ 今日は右側の橋から入る 左側の階段は下山に使った


広場の案内板


登山道は擬木の階段が山頂まで続く 道の両側には稲わらのムシロ状のものが敷かれている


はごろも池


羽衣石の場所にある羽衣伝説の案内板


本丸の風景


雑草に覆われた本丸


天然の塁壁 自然石を石垣に見立てたもの 敵の侵入を防ぐ 



出雲かんべの里へ 5/15号

2021-05-19 | 風物詩

午後、〝かんべの里〟の様子を見に出かけた。工芸館裏手の広場に園児の姿。「マツジイ」と園児が呼ぶオジサンがターザンロープ(これも園児がそう呼んでいる遊具)を取り付けて、女の子が試し乘り。前よりはスピードがありそうで楽しいらしい。終わるごとに、丸い大きな玉の付いたロープを引っ張らねばならないので、小さな子には重い。帽子が落ちたり、斜面で何度も転んで泥だらけになるが、それでも喜々として遊ぶ。園児は〝てんぐの森広場〟に付けてほしいと言っていたが、太い大きな樹も無く、むつかしいようだ。休んでいるおかっぱ頭のAちゃんが「わたし、髪を伸ばしたい」。「もう少し伸ばしてからポニーテールにしたら」と返事したが、ポニーテールが分からないようだった。夏になれば6歳、小学校に行けるのを楽しみにしている。3時のおやつをプレゼントする。
3時の休憩に入ったので私は森の奥に行ってみる。〝あやめ池〟にはモリアオガエルの卵が枝先に。〝自然観察園〟のカキツバタはそろそろ終わりのようだ。〝まむし谷池〟の小橋が新しくなっていた。しっかりした造りなので安心して通れる。暖かくなってきたのでヘビを見る機会が多くなってきて、今日も横切るヘビを2回も見た。園児も「ヘビが~」と大きな声。ここには「まむし」の名が付く池がふたつもある。


ノアザミとモンキアゲハ


〝あやめ池〟のモリアオガエルの卵 枝が刈られていて卵も少ない


新しくなった鋼鉄製の小橋 その先は大堤になる


移転設置されたターザンロープ 玉の付いたロープを引っぱり上げるのは大仕事


自然観察園のカキツバタ もう萎れ気味 写真は数日前に撮ったもの

数は少ないが白色のものもある



独松山だより 『能義交流センター主催の独松山登山』 5/14号

2021-05-14 | 日帰り登山

5/14 晴れ 出発地:独松山霊苑駐車場 約15m 

晴れの天気予報なのに雲が切れない。「ハクビシン」と思われる骨が散らかっているのが以前から気になっていたので、早めに飯生いなりコースの舗装道終点まで行ってみると片付けた筈の骨が...。思ったとおり路上に散らばっていたので草むらに捨てる。生徒たちに見せたくなかったからである。イノシシの仕業のようだ。
今日は飯生町にある能義のき小学校3・4年生の体育授業の一環としての登山が行われるので、一行は学校を9時に出発、既に独松山霊苑の所まで歩いて来ていた。我々はセンターに集合してから、密を避けて各人の車で霊苑の駐車場に移動、10時30分に高盛山に向けて出発。林道に咲く花の名を当てながらのんびり奥へ。PTAさんたちのおかげで登山道はしっかりササ刈りされている。今日は高盛山だけの登山予定だったが、中高盛山まで行くことにした。そのために、下山の生徒や先生たちと出会うことが出来なくなってしまったり、先頭の人が中高盛山を間違えて更に先へ進み、独松山三角点まで行ってしまうハプニングも。
三角点で景色を眺めてから引き返し、高盛山山頂で昼食休憩して下山した。学校登山は生徒と先生で30人くらい。給食があるので12時までに学校へ戻らなくてはならないスケジュール。我々は8人での登山。平日とはいえ、地元の人の参加者が年々減ってきているのが残念。他の登山者無し。大山山頂は雲の中、生徒の顔も見られず、残念に思った参加者も居られた。4月の南小学校3・4年生の独松山登山は雨で中止。昨年は新型コロナで中止となっているので、2年続けての中止となった。4年生は一度も登山できず、可哀そうに思う。来年は晴れてほしいと願っている。


独松山三角点に到着


一番高い山は京羅木山


ウツギが咲きだした


安来市街と島根半島の山並み 左手の建物は能義小学校 中央の丘陵地は城山じょうやま

コバノミツバツツジ観賞登山の感想が新聞に載りました
4月10日に行った観賞登山に参加された方の感想文が山陰中央新報紙の投書欄「こだま」に載りました。シニア入り初めての独松山登山だったそうで、ボランティアによる2枚の地図作成と当日のガイド、登山道の整備、ベンチの設置など感謝の感想でした。4月22日付の新聞に載っています。独松山に興味のある方はぜひ図書館に行かれてご覧になってください。
  4/22 P.16 「尼子古道の里山歩き楽しむ」

 


鍔抜山へ

2021-05-03 | 日帰り登山

鍔抜山 つばぬきやま 704.5m
5/3 晴れ 鳥取県大山町豊房 出発地:鍔抜山入口 約515m

ゴールデンウィークも3日目、大山寺は避けて山陰道大山ICから香取集落へ。県道30号線を南(川床方向)に1キロ、農場向かいの道路脇に車を置き、山に入る。山の表示は一切無い。鉄塔の立つ所までは舗装道が長く続く。気持ち良い緩やかな上りだが、景色は樹間から香取の農場や東大山の山並みがチラッと見える程度。標高600mを越えてやっとNTT無線中継所に着く。鉄塔は足場が組まれていて、門扉には「鉄塔塗装工事」とある。今日は祝日なので人影無し。三角点はここの向かい斜面の鉄の手すりがある短い梯子を上って、もう一つのピークに行かねばならない。細い尾根道に手入れされてない踏み跡が続くが、雑木林の比較的楽な登りである。入口から40分くらで山頂に着く。ササの刈られた、見逃しやすい所に三角点がある。その先は下りの道が続いている。赤と黒の測量杭もある。紅葉時に歩くと良さそうな山だと思った。この山は無線鉄塔があり、香取からよく見えて、以前から登ってみたかった山。大山の山肌を見ると今だ積雪が多く、弥山も残雪が例年より多いようだ。
帰りに川床でダイセンミツバツツジを見ようと思ったが車が置けず、豪円山にでもと考えたがここも駐車スペースは満杯、大山寺の広い駐車場もいっぱいで諦めて帰宅する。今日はオートバイ乘りが多く、音が山にこだましていた。


香取展望駐車場から見た鍔抜山 左端が三角点のある山


農場入口にある壊れたサイロ?(これが目印) 写真は向かいの鍔抜山入口から撮ったもの


右から矢筈ガ山、小矢筈、甲ガ山かぶとがせん 陰になっているが残雪がある


無線中継所鉄塔 塗装工事で足場が組まれている


斜面を2m登って三角点に向かう


三角点は雑草の中 


キノコの名前は?

やっと見つけた崖上のダイセンミツバツツジ あとで画面を拡大してみて確認できた
葉のふちには波のような丸みのある鋸歯がある 枝は横に広がる