免賀手山めがてやま 598m ~ 孝霊山こうれいざん 751.3m
4/27 晴れ 出発地:鳥取県大山町坊領 孝霊山登山用駐車場 約210m
坊領集落裏手にある県道310号線から林道を入ること700m、数台置ける駐車地に車を置く。昨年は佐摩山経由で孝霊山へ登ったが、今日は駐車地から右に入る未舗装林道から登ることにした。地理院地図に点線で書かれている荒れた林道を奥へ。林道終点(登山口)からササを切り開いただけの尾根道を、赤いテープと地勢調査の青と赤の杭を目印に踏み跡をどんどん進む。直線的にロープが尾根道に張られていて、孝霊山まで長く続く。濡れた急斜面の道は滑りやすく、ロープを握る手が痛くなるほど。53分で免賀手山。山頂は広めの平地で城砦の跡を思わす作りで草が刈ってある。日本海側の眺めがあり、気持ち良い休憩地。少し鞍部を下ってから孝霊山への登りになるが、ここからの急斜面はロープを握りっぱなし。昨年佐摩山から登ったときに登山者から聞いていたが、想像以上の急斜面である。このコースは上り専用に使った方がいい。42分で孝霊山山頂。やっとロープから解放された。山頂に登山者無し。大山山頂付近は雲がかかっていて、かすかに残雪が見える。
下りはヤマツツジが1か所咲く道を東へ、小さな岩の続く下り道にはダイセンミツバツツジ(と思われる)が咲き、楽しい山歩きとなるが、佐摩山を過ぎるとヒノキ林に入り、再び滑りやすい道となってロープが再び現れる。やっと中年の夫婦登山者に出会う。駐車地に戻ったとき私の車だけだったので、地元の方だったかもしれない。下山はツツジを確かめながらの歩いたので1時間20分かかった。松江に戻るとき、仁王堂公園に寄って休憩。とても気持ち良い天気だったのに、平日だったせいか3家族しか見かけなかった。
ダイセンミツバツツジは枝が横に張る。葉は四角のような菱型で中心が横幅の広いのが特徴。コバノミツバツツジは葉が細長い菱形、広い部分が中心より下がっていて、枝は立性である。ほとんどがこの形である。しかし、図鑑どおりのダイセンミツバツツジはなかなか見つからない。大山の標高1000m辺りを探したら見つかるかもしれないが。
独松山の登山道整備を止めて1年が経ち、やはり気になって登山を兼て草刈りに出かけてみた。今日は高盛山登山口から入る。吉田交流センターと登山道の間にある田んぼの圃場整備が昨年終わり、奥へ100mほど砂利道となって歩くのが楽になった。山に入るまでの登山道は踏み跡が付いていて、ここも歩きやすくなっている。ササもそれほど茂っていなかったが、これからの梅雨の時期のササの成長を考えて短めのササも刈り込み鋏で刈っておく。高盛山までの道に倒木があったが、どなたかチェンソーのある方にお任せするしかない。思っていた以上に時間が経ったので今日は中高盛山まで行くことにする。山頂から引き返し、高盛山まで戻っておにぎりを食べていたらタヌキがやって来たので、私が「こらこら」と言ったら一目散に走り去った。ずっと前まではこの山でタヌキをよく見かけたが、最近は珍しい。ちょっと痩せ気味だったけど。
独松山はコバノミツバツツジが沢山咲く山。ある所で、このツツジをダイセンミツバツツジと印刷された名札を付けられていたので、そのことを言ったら「詳しい人に確かめてもらって付けた」と一蹴、今もそのまま。私も自信がないのだが、これでは県内ほとんどのコバノミツバツツジがダイセンミツバツツジになってしまう。私はまだ「ダイセン...」は見たことがないので、自信もって言えないのが辛いところ。今日は登山者おらず。まだ黄砂の影響もあって目が痒くなったり、鼻がムズムズする。それに「くしゃみ3回」である。登山でマスク使用はしたくないし...。
飯生コースの尾根筋道を見ると今年はササが刈られていない。毎年3月末に行われる地元小学校のPTAや先生たちによる草刈りを止めることにしたのか。もしそうだとしたら、今年から地元2校の小学生たちの独松山登山が廃止されてしまったことになる。残念である。
幾つか倒木あり 下をくぐって歩くことになる
コバノミツバツツジ 独松山もほとんど散ってしまった
よく見かけるコバノミツバツツジは葉の幅がもう少し狭いのが多い
シュンラン
高盛山から見た京羅木山 周りの樹木が成長してきている あと数年で平野部の景色が見づらくなりそう
晴れてきた松江城下町。午後から松江城馬溜うまだまりを出発して殿町の県民会館を中心に一周する、16代堀尾吉晴公の松江武者行列が行われた。一周してきた行列は県民会館西側の歩道で勝どきをあげ、松江城に入場した。午後3時からは馬溜の特別ステージで堀尾鉄砲隊の火縄銃による演技があり、10人余りの外国人観光客も銃の大きな音にびっくり。サクラが大方散った松江城内に響き渡った。松江観光協会のホームページには世話方も含め総勢170人の行列と書かれてあった。堀尾吉晴公は松江の亀田山に城を築き、富田(現安来市広瀬町)の月山富田城から移ってきた殿様である。4年ぶりの開催。
磨石山とぎしやま 309.0m ~ くのじ山 くのじやま 321m
4/4 晴れ 出発地:雲南市大東町東阿用 蓮華寺・とぎし城跡分岐 約240m
晴れの日が続いているが、明日から下り坂の予報。サクラも風に吹かれて散りだしてきた。今日は大東へ向かい、県道25号線を南下、阿用交流センター前で左折、阿用小学校前を通って蓮華寺へ向かう。奥へ入るにつれて幅狭くなる舗装林道。対向車にも遭わず林道途中の分岐に着き、空き地に車を置いて先ずは磨石山へ。未舗装の林道を進み、池の縁を通ると右側にとぎし城跡と書かれた道標。磨石山の反対側(南側)のこの地点が登山口にあたり、尾根を真っ直ぐ登って行くと山頂。所要時間は15分くらい。城のあった平地に阿用城(磨石城・阿与城ともいう)由来記の説明板に丸太の長いベンチ。三角点の標石が地面からかろうじて顔をだしている。阿用地区方向の眺めはある。1か所、樹間から辛うじてくのじ山が見えた。磨石山より12m標高が高い。
駐車地まで引き返し、車で250m奥の蓮華寺駐車場に行く。くのじ展望台へは駐車場向かいに山道が作られ、道標もある。山頂までの370mの山道は整備されていて歩きやすく、20分弱で山頂。休憩舎があり、樹木が伐採されていて眺めすこぶるよろしい。幡屋三山、大東から阿用地区、三瓶山まで見れる。磨石山より広く眺められ、気持ち良い展望所である。昔、蓮華寺は天台宗から曹洞宗に改められた寺で、観音寺札所の赤い幟が立つ。桜の木は僅か、今はちらほらコバノミツバツツジが咲きだしている。帰るときも対向車に遭わずに下ることができた。
とぎし城跡へは右手の道を行く
磨石山(とぎし城跡)の登山口にあたる地点
磨石山山頂の阿用城由来説明板
磨石山山頂
プールが見えるのが阿用小学校
コバノミツバツツジ
歩きやすい道が続く展望台への登り
くのじ山山頂の展望台
右寄りの尖がった山は幡屋にある丸倉山(馬鞍山)と大平山 中央の盆地は大東の町
くのじ山から見た磨石山 遠く微かに見えるのが三瓶山
本業はクラシック作曲家?
ニーノ・ロータ(1911-1979)はイタリアの作曲家で「クラシックが本業」と語っていたそうだが、映画音楽の方で余りにも有名になり過ぎて、交響曲やオペラなどを作曲していたことは最近まで知らなかった。このCDでは、彼の作曲した映画音楽とクラシック音楽の両方を聴くことができる。甘く抒情的で忘れられない映画音楽の旋律は、クラシックでも耳に残る親しみやすい曲となって心に残る。
映画音楽はオードリー・ヘプバーンとヘンリー・フォンダが主演したトルストイ原作の〈『戦争と平和』組曲〉で、3曲目の素敵なワルツの旋律は後半の曲で断片的に流れる。もうひとつは〈『オーケストラ・リハーサル』組曲より〉。クラシック作品では〈カステル・デル・モンテ----ホルンとオーケストラのためのバラード〉〈ハープとオーケストラのための協奏曲〉(Harpをイタリア語ではArpa)など。映画音楽を手掛けただけあって、いかにもクラシック曲というような堅苦しさがないのがいい。60歳代で亡くなるとは早すぎる。Capriccioレーベル。
ナクソス・ジャパン '19/10・12録音 '23/3発売 5作品(22トラック) 83:51 2,286円(国内輸入盤 通販)
フェリックス・ベンダー(指揮) マイケル・シール(指揮)
WDR ケルン放送管弦楽団(ドイツ)