松江人の日帰り登山

私のモットー SIMPLE IS THE BEST

清久山へ

2023-06-17 | 日帰り登山

清久山せいきゅうざん 565.6m
6/17 晴れ 雲南市大東町川井 出発地:清久山駐車場 約162m

駐車場横の案内板が新しくなっていることを知って、13年ぶりの清久山登山を思いついた。大東の町から県道25号線で南下、道標のある川井大橋手前を左折、途中にある道標を確認しながら阿用川に沿って市道(案内板には町道)を進み、川上橋を渡ってから左折して少し奥に進むと案内板のある駐車場に着く(車で市道1km)。登山道は小さな流れに沿って踏み跡を進み、幅の狭い木道が終わった所で左の道に入り、土蔵の裏手を横切って竹林に入る。ここは特に下山時に道が分かりにくい急斜面の所なので、この山に慣れていない人は道標を確認しながら、赤いテープを付けて登られることをお勧めする。それ以外の所は道標や「山頂まであと○○m」の標識もあるので迷うことはない。登山口の案内板が新しいので道も整備されているのかと期待して出かけたが、残念ながら未整備の山だった。途中で倒木があり、一緒に倒れていた他の木の枝は通るのに邪魔なので折り畳みノコギリで切っておいた。通られるときはくぐるか、倒木の左側を跨いで越えれば先に進める。スギの植林帯や雑木林の中をジグザグのコースが長く続く登山道、1時間10分で山頂に着いた。2か所で枝切りしたので時間がかかった。普通だったら1時間以内で登れる。
山頂は一面草に覆われて座る所も無し。誰かのブログにササユリが咲くと書いてあったので期待して山頂に着いたがどこにも咲いてない、がっかりの登山であった。登山道からの眺めは無いが、山頂からは出雲北山から三瓶山まで眺められる。陽射しはきついが、大きな樹々が茂っているので直射日光は避けられる。登山者無し。案内板には二の丸とあるので城砦が在ったかもしれないが、城の存在を証明する文献が見当たらない。


川上橋付近から見た清久山


清久山駐車場の案内板 登山道は整備されていないが案内板は立派 三角点についての説明のみ


案内板の裏側に踏み跡があるので入る


登山口最奥の民家


倒木あり 細い木の枝は切っておいた


山頂(草刈り前)


山頂(三角点周囲のみ草刈り)


左に微かに三瓶山が見える


吾妻山へ

2023-06-05 | 日帰り登山

吾妻山あづまやま 1238.4m
6/5 薄曇り 広島県庄原市比和町 出発地:休暇村吾妻山ロッジ(休館中)駐車場 約1000m

晴れてくれるような、小雨が降りそうな、そんな今朝の天気。思い切って広島県境まで出かけることにした。雲南市大東の町から県道25号線で奥出雲町大馬木の大峠へ。ここから9㎞ほど迂回すると広島県側の駐車場。月曜日とはいえ、ロッジ駐車場には車が2台、キャンプ場駐車場には3台ほど。休館後初めての登山なので判断に誤りがあるかもしれないが、ロッジが宿泊者減で休館になったため登山者が減ったように感じる。ロッジのトイレが使えないので、キャンプ場のトイレを使うよう張り紙がしてあった。建物の1階窓は板が打ち付けられていて寂しい風景。
今回も、ぬかるみの所が数か所ある南の原への道を歩き、ここから山頂に向かって尾根道を登ることにしたが、アブだろうか、沢山の小さな虫が顔の周りを飛び回り、下山するまで続いたので大変困った。カメラの周りにも群がって、写真にも写り込んでいるのではと、気になって落ち着かない気持ちだった。花の蜜を吸うマルハナバチを見たかったけど一匹も見かけず。飛ぶ時期を誤ったかもしれない。
山頂には人居らず、三角点を示す石柱が、なぜか傾いた道標にもたれかかるように置かれていた。池の原へ下山を始めると夫婦が登ってきた。「すみません。大山は見えますか?」「今日は雲多くて見えませんよ」。登山中は一度も青空を望めず、花咲く季節なのに残念な登山になった。 今日見かけた登山者は10人。 池の原上部で重機や切った枝などを運ぶトラックが置いてあった。何のために伐採しているのか判断しかねるが、あまり切らぬよう、荒れた登山道の改修の方を優先してほしいと思った。原池で小犬のワンちゃん連れた男性に出会い、ちょっとだけおしゃべりする。「犬のために、これから山頂へ登ります」。落としたウンチを始末してから出発された。若い犬なのか元気いっぱい、私の周りを走って行ったりきたりしてジッとしていない。毛の長いフォックステリアという犬のようだった。ゆっくり、花を探しながら眺めたり写真を撮ったので、南の原コース経由の登りは1時間5分、下りは池の原の駐車場まで47分だった。今日もまた、奥出雲町内の帰り道で田んぼに乗用車が落ちていて、パトカーが来ていた。


南の原へ下る登山者 秋なら美しい紅葉が広がる


ヤマツツジとアカモノ


タニウツギとヤマツツジ 中央の山は猿政山


大膳原を見下ろす 島根県側は草刈りされている


吾妻山山頂 道標と三角点の標石


吾妻山とレンゲツツジ


原池付近のアヤメの群生


原池のカキツバタとスイレン


CDを聴く 『アーチボルド・ジョイス管弦楽作品集』

2023-06-04 | CD

「イギリスのワルツ王」と呼ばれたジョイスの作品集

かつてポピュラ―音楽にムード音楽(今のイージーリスニング)と呼ばれたジャンルがあった。現在のクラシックにもイギリス発祥のブリティッシュ・ライト・ミュージックと呼ばれるジャンルがあって、映画音楽が好きな私は、交響曲のような大作品より気楽に聴けるこのライト・ミュージックなるものに興味が湧き、これまでに何回かCD紹介してきた。今回もライト・ミュージックのCDを取り上げてみることにした。
アーチボルド・ジョイス(1873-1963)はイギリスの作曲家。初めて知った名前である。彼が作曲した現代的な味付けのワルツ、ポルカ、行進曲などは当時のダンス・オーケストラ演奏で大変好評を博し、ブックレットにもあるように「イギリスのワルツ王」「イギリスのワルトトイフェル(「フランスのワルツ王」)」と呼ばれ、どれも美しく親しみやすい曲のため、20世紀には絶大な人気を誇ったという。
このCDには1900年代に作曲された曲ばかり取り上げられている。人気のあった〈ドリーミング〉〈秋の歌(秋の夢)〉〈一千回のキス〉〈あなたの夢〉〈過行く(はかない)サロメ〉〈アクシュラ(マイ・ダーリン)〉〈川の歌〉など。エキゾチックな〈キャラバン組曲〉もある。ワルツは本当に素敵だ。気持ちが明るくなる。今回のCDも最近の録音でないのが残念だが、今後も新録音盤が発売されることはないと思い購入した。ブックレットは英語版。ナクソス・レーベル。

ナクソス・ジャパン '94/1録音 '22/12発売 14曲(16トラック) 66:48 1,651円 (国内向け輸入盤 通販)
          アンドルー・ペニー(指揮)
          RTÉコンサート・オーケストラ(アイルランド)