松江人の日帰り登山

私のモットー SIMPLE IS THE BEST

島根大学管弦楽団定期演奏会

2021-11-28 | 演奏会


第67回島根大学管弦楽団定期演奏会

11/28 プラバホール

島根大学教育学部学生の教育養成授業成果を発表する定期演奏会。演奏曲目はベート-ヴェンの〈エグモンド序曲〉、バッハの〈人よ、汝の罪の大きさを嘆け〉などあったが、やはり最高の演奏はラフマニノフの〈ピアノ協奏曲 第2番〉。静まり返った聴衆は演奏に釘付け、厚く雄大な美しいロシア風味の旋律がホールいっぱいに響く。管弦楽とピアノが一体となってロマンチックにして華やかな旋律は心に沁み込んでくる。第3楽章の最後は圧倒的な演奏で終わるので、スカッとする。今日本当に聴きに出かけて良かったと思った。
第1楽章出だしの、教会の鐘を模しているというピアノ・ソロ。最近は速弾きする外国の若手ピアニストがいるが、やはり今日の演奏のようにゆっくり(普通の演奏の仕方で)弾くのがベター。CDでは、アシュケナージのピアノとハイティンク(最近亡くなられた)の指揮、アムステルダム(現在のロイヤル)・コンセルトヘボウの組み合わせが最高。録音は古くても十分聴ける音質で最高の演奏だと思う。参考までに。
ホール外壁では12月点灯のイルミネーションの飾りつけが始まっている。いつも思うのだが、最近はどうして青っぽく暗めのイルミネーションにするのだろうか。見ていると肌寒さを感じる。デザインも良くないし安っぽい。今年はいかが?


この1冊 『7.5グラムの奇跡』砥上裕将 著

2021-11-23 | 読書

、見えることの有難さ
眼科医院勤務、1年間の物語

ある街の小さな眼科医院に、視能訓練士として務めることになったひとりの「瞳を見つめることの好きな」若者の葛藤と、子供から老いた夫婦までの患者との出会いから知る、苦しみと喜びの成長物語。一緒に働くスタッフの性格もそれぞれだが、その個性がよく描かれている。著者(1984-)の妹さんが視能訓練士を職業に選ばれたとか、それがこの本を書かせた大きな理由なのかもしれない。つい最近、息子が買ってきてくれて病院のベッドで読んだこの本、何度もホロリとさせられた。まるで、ノン・フィクションのようだし、眼科医院が物語の舞台になるとは想像もしなかった。タイトルの「7.5グラム」については物語冒頭に出てくる。何年ぶりに本を買ったので、感想を書かせてもらった。おススメです。

講談社刊 '21/10第1刷 1,550円+税 





独松山だより 11/14号 今日は秋の独松山登山日

2021-11-14 | 日帰り登山

明け方雨が降ったようで地面が濡れていたが、集合場所の吉田交流センターに向かうころには陽が差すようになって明るい朝。白鳥ロードから見る大山山頂は雲の中。初冠雪の発表はあったのだろうかと思いながら目を凝らしてもはっきり分からない。
上吉田の集合場所には車が多く、参加者が多数見える。今日の参加者は米子市・南部町・安来市・松江市などからの17名とワンちゃん1匹。9時過ぎ出発、別所から登山口に向かう。昨年より半月遅れの催しで、少しは紅葉が見られるのではないかと期待する。金尾谷に入ると色づいた柿が見られたが、取る人もないと思いながら谷の奥に入っていくと、柿を取る二人連れの姿が見えた。別所登山口にはハーブが沢山生えているので、いい香りがする。以前、花壇を作ろうとして植えたものだが、今はすっかりイノシシに踏み荒らされて見る影もない。湿った山道を進み、途中、説明や小休憩をしながら独松山三角点に着く。希望者はササに覆われてしまった鐘つき堂跡がある最高地点まで行き、月山富田城のある広瀬の町を見下ろす。20分ばかりの縦走路を歩くと高盛山山頂。ここで30分の昼食休憩。大山山頂も隠岐の島影も見えない。誰かが「ここにもベンチが欲しい」と言っている。下山開始して、観音堂跡でたっぷりの説明あり。今日は横手登山口のコースを下る。登山口の案内板は腐って倒れ、登山口の標識も無い入口になった。1時半、交流センターに戻り解散する。今日は我々以外には登山者無し。来年4月のコバノミツバツツジ観賞登山で会いましょう。


吉田交流センター前での挨拶


別所集落から別所登山口に向かう


コース途中から別所集落を眺める 大山山頂は見えない


独松山三角点で休憩


紅葉①


紅葉②


横手集落で見かけた実 何の木なのか調査中


独松山だより 11/13号 明日は独松山登山日

2021-11-13 | 日帰り登山

日本海新聞、山陰中央新報、10月24日の当ブログでご案内しました「独松山古道の会」の恒例『秋の独松山登山』が明日に迫りました。気象予報によると天気は良さそうです。申込み不要の自由参加ですので、ご都合良ければお出かけください。おしゃべりしながらの、ゆっくり登山です。但し登山できる服装で。当日朝は冷え込みそうです。昨年より半月遅れの登山日ですので、少しは紅葉が見られるかもしれません。



CDを聴く キアン・ソルターニ『チェロ・アンリミテッド』

2021-11-05 | CD

マルチ・トラックを駆使するチェロによる映画音楽集

チェロ奏者のキアン・ソルターニ(1992-)は、イラン人でペルシャ音楽家の両親のもとにオーストリアで生まれたチェロ奏者。ドングリ目のアラブ系の若手チェリストである。このCDの聴きどころは多重録音であること。それだけに、彼の一台のチェロ演奏ながら音は合奏のように広がり、奥行き感もあって、大いに楽しめる。映画音楽を愛する若きチェリストの響きである。曲は〈『パイレーツ・オブ・カリビアン』から3曲〉〈『ロード・オブ・ザ・リング』から6曲〉〈『ボーン・アイデンティティ』からメイン・テーマ〉〈『ダヴィンチ・コード』から聖杯の騎士〉など。それに彼の自作曲〈チェロ・アンリミテッド〉など2曲。ピアニスト、指揮者であるバレンボイムらによって創設された、イスラエルやヨルダンなど中東諸国の若手演奏家で結成されたウエスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団のコンサートマスター、首席チェリストを務めたことがあるが、現在はハーグ・レジデンティ管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスを務めているそうだ。紙三つ折りデジパック仕様。

グラモフォン '21/?録音 '21/10発売 6映画作品+2曲(15トラック) 60:12 1,910円(送料別 輸入盤 通販)
       キアン・ソルターニ(チェロ・多重録音)



追記  11/5 一週間の入院生活をおくり、今日やっと我が家に戻ってきました。そのため、登山もできず、ブログ更新もままならぬ日々でしたが、すこしずつ元の健康に戻して、記事を書けるよう頑張ります。