松江人の日帰り登山

私のモットー SIMPLE IS THE BEST

日の出の和久羅山へ

2023-12-30 | 日帰り登山

和久羅山わくらさん 261.8m
12/30 晴れ
 
天気予報によると正月のご来光は天気が悪くて望めないというので、年末だけど早起きして大根島へ写真撮りにでも行こうかと思って車を走らせたが、うっすらとした霧が広がっていたので諦め、松江市内からほど近い和久羅山へ登ってみることにした。駐車場には車1台、山頂に着くと登山者1人が嵩山へ向かう縦走路へ行ってしまった。空は雲多く、期待していた大山は輪郭がやっと見えるだけ。今の季節、太陽は南東方向から昇るので、大山から離れた所から顔をだす。西の空には月がまだ見えていた。
市街地から消防車のサイレンが聞こえてきた。結構大きいサイレンの音だが火の手は見えない。出発時、車のフロントガラスに水を掛けたが直ぐ凍ってしまった。かなり冷えた朝だったが、今日は快晴になりそうな青空である。
  今年最後の登山は思いつき登山となりました。皆さん、良いお年をお迎えください!!












島根大学定期演奏会

2023-12-25 | 演奏会

 吹奏楽団・声専合唱団 定期演奏会           
 12/24 島根県民会館大ホール

コロナ禍で何年も生演奏が聴けなかったが、やっと今日演奏会があることを知り、寒いけれど早速聴きに出かけた。今日は島根大学教育学部の音楽科教育専攻の専門教育科目「ウインドアンサンブル」と「合唱」の授業成果発表の場として開催されたもの。簡単にいえば「卒業して先生になる学生さんの発表会」。最初は吹奏楽団による5曲の演奏。素敵な音色が聴かれた〈アルメニアン・ダンス・パート1〉〈レ・ミゼラブル(抜粋)〉が印象に残ったが、残念なのは会館の音響の悪さ。ホールのやや後方で聴いたが、コントラバスが1本あったけれど、音が全く聞こえなかった。もっと舞台近くで聴けばよかったのかもしれない。でも、よてもいい演奏だった。
声専合唱団の〈クリスマス・オラトリオ〉は「松江バッハ・カンタータ‣フェライン」も加わっての合唱。オルガン(といっても、パイプオルガンの音色がする小型楽器)やトランペット、ティンパニーなども加わる演奏で興味深かったが、私個人としてはバッハも含めてバロック音楽は苦手なので、感想は控えさせてもらう。それにしてもホールの暖房。寒くて足が冷えて、早く家に帰りたかった。 
最近思うけれど、宗教色が出るのを遠慮するようになったのか、クリスマス音楽もツリーも減って、寂しい12月になってしまった。寒々しい年の暮れである。それから、早くプラバホールが使えるようになってほしいと願っている。

 

 


天狗山へ

2023-12-09 | 日帰り登山

天狗山 てんぐやま 610.4m
12/9 晴れ 出発地:松江市八雲町熊野 天宮山駐車場 約190m

昨日からの天気は小春日和というのか、冬にしては暖かく、やや霞んだ青空。他用で出かけたのに、急に思いついて天狗山へ登ってみることにした。県道53号線の熊野大社を過ぎて500mばかり南へ向かうと左手に温泉スタンドがあり、「天宮山参道入口」と書かれた大きな看板。左折して若松谷をどんどん奥に入る。最奥の人家が切れた先に「天宮山(天狗山の古称)駐車場」があるので、ここに車を置いて歩き出す。この先は奥へ林道が続くが、未舗装の狭い道路で、減り込んだ轍わだちの跡や落石の恐れもあるので、歩いた方が賢明。20分歩いて登山口(標高約300m)に着く。小川に沿ってジメジメした小道を進み、幾つか木の小橋を渡り、杉の植林帯のある斜面の踏み跡をたどりながら登る。「意宇川水源」「不思議な構築物」「盤座いわくら」の標柱を過ぎると尾根に出る。右折してササ原の道を進んで行けば山頂。登山口から50分かかる。陽は差すが空気は冷たい。
6年振りにこの山に登ったが、刈込みされて低くなっているササが山頂一面を覆い、向かいの山地にある、棚田百選で知られている雲南市山王寺方向は、樹々が伸びてきて、葉の落ちた木立の間からやっと見えるだけ。大出日山おおしびさんまで行けた縦走路を示す道標も無くなり、道もササに隠されてしまっていた。登山口に戻ったら、これから登る2人が案内板を見ながら話をしていたので挨拶だけはしたが、もしかしたら天狗山登山は初めてかも。里山は今も紅葉(茶色になってきているが)は続いている。

盤座いわくら 日本の古代からの信仰であり、山や森、木、岩などを御神体として自然崇拝した。『出雲国風土記』には熊野くまぬ山と書かれ、熊野大社の元宮があった。なぜ天狗山と呼ばれるようになったのかは不明。私の考えでは、古くは山岳修行の山でもあったので、熊野大社が名付けたらしい「天宮」山が「天狗」山の文字に置き換わったのかもしれない。


登山口 左手の谷へ入る


石垣のようだが、建物が建っていた?


斎場跡 奥に「盤座 この上」の標柱


盤座、祈りの場 御幣や石造物のような物が見える 急斜面にあるので行かなかった


斎場跡にある説明板

 
正面のピークが天狗山山頂


天狗山三角点 ブナの木の後方に宍道湖・松江市街が見える


左手に見えるのは松江市内 右手は中海



CDを聴く 『ハウザー クリスマス』

2023-12-03 | CD

チェロが奏でるクリスマスの名曲

チェリストのステファン・ハウザー(1986-)はクロアチア生まれ。最近まで友人と組んで2cellosで世界に知られるようになったが、解散後はソリストとして歩み始め、この《Christmas》CD盤は初のクリスマス・アルバム。タイトルがあまりにもそっけなく、私が付けるのだったら、せめて《My Christmas》にしたいところ。〈まきびとひつじを〉から始まり、〈アメイジング・グレース〉で終わるが、1曲目を聞き始めた途端、クリスマス・ツリーが点灯されたように心が明るくなった演奏を聴かせる。オーケストラの演奏・響きもとても良く、彼の持ち味である力強く、そして美しいチェロの音色を引き立たせる素敵なCD盤である。何曲か合唱団の歌声が入るが、1曲以外はハミング・コーラス。聴いていて、クリスマス・プレゼントを貰ったような気分になった。クリスマス・シーズン以外の時でも聴いていたいほど。マスター・ワークス・レーベル。
今日3日はクリスマス・アドベント(降誕祭)の始まりの日。クリスマスの準備期間に入る、1本目のローソクを灯す日曜日である。

ソニー・ミュージック '23/4・5録音 '23/10発売 14曲 51:26  2,125円 (国内向け輸入盤 通販)
           ステファン・ハウザー(チェロ)
           ロバート・ジーグラー(指揮)
           チェコ・スタジオ・オーケストラ 同合唱団