産業連関表は、各産業間の仕入・売上の関係を表にしたものです。
タテに見ると、各産業がどの産業からいくら仕入れたか(+付加価値)、
ヨコに見ると、各産業がどの産業にいくらうりあげたか(=中間投入)(+輸出を含む最終消費)
がわかります。(産業連関表の構造と見方)
各産業の生産高を1として割合表示すると、投入係数が出ます。これを応用して逆行列係数が算出できます。⇒逆行列係数表
タテに見ると、各産業の1単位の生産増がどの産業に何単位の生産増をもたらすか(影響力)、
ヨコに見ると、どの1単位の生産増によって各産業で何単位の生産増となるか(感応度)
がわかります。また全産業平均で割ったものは影響力係数・感応度係数と呼ばれ、相対的な大きさを表します。(諸係数)
このファイルは、逆行列係数表から製造業・サービス業の影響力・感応度を比較したものです(Sheet4)。
製造業は、影響力も感応度も第1位、
サービス業は、影響力8位・感応度2位。
サービス業は他産業に影響されやすい反面、影響力はありませんが、仕入れの割合が低いことが要因と思われます(Sheet3)。
いっぽう実額で見てみると、GDP(付加価値)でサービス業は1位ですが、仕入額では製造業が1位です(Sheet1)。
第四次産業の時代ともいわれますが、製造業の存在感は我が国においても未だに大きいと言えそうです。
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