産業連関表(表1)は横方向にみると以下のことを示しています。
中間投入額 + 最終需要(=GDP支出面=C+I+G+X) = 生産額
また、縦方向は
中間投入額 + 粗付加価値(=GDP分配面) = 生産額
中間投入額を最終生産額で割ったものが投入係数です。(表2)
生産額を Xa, Xb、最終需要を Ya, Yb とすると、この場合、以下の関係が成り立っています。
0.1 Xa + 0.3 Xb + Ya = Xa ⇔ Ya = 0.9 Xa - 0.3Xb
0.2 Xa + 0.5 Xb + Yb = Xb ⇔ Yb = -0.2 Xa + 0.5Xb
この連立方程式を Xa, Xb について解くと、最終需要 Ya, Yb の変化が生産額に与える影響の大きさがわかります。