夕日さすまに いそしめよ(旧「今日までそして明日から」)

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十字架にかけられた王

2014-11-22 19:56:26 | 日曜日のメッセージ
 ルカによる福音書二三章三二~四三節。王と言えば当時の人々は、強大な力をもち、意のままに民を支配する専制君主を思い描いていた。主イエスもルカ二二章二四節で「異邦人の間では、王は民を支配し、民の上で権力を振るう者が守護者と呼ばれている」と言っておられる。また、ユダヤ人は当時、異教徒の支配を駆逐する王をきたるべきメシアとして期待していた。でも、イエスはこういうこの世の王とはまったく違う形でメシアの使命を果たすというのだ。他者を救うために己を空しくし、自分を犠牲にして死に至るまで人に仕えるメシア。十字架上でイエスが明らかにしているのは、まさにこういう王の姿であった。 . . . 本文を読む