エフェソの信徒への手紙四章一七~三一節。教会というところは、人間の思いではなくて、なによりもキリストの思いが支配しなければならないところである。これが逆転すると、教会は変質していく。そして健全な成長が止まれば、教会は社会の中で信頼を失っていき、伝道の力も弱まってくる。キリスト者各自が自覚的に新しい生き方を身に着けていくことが、教会の成長に欠かせないということである。エフェソ書はここで、そのことを憂慮しながら、倫理的な勧告を語っている。ここには、教会に対する熱い真剣な願いが込められている。 . . . 本文を読む