夕日さすまに いそしめよ(旧「今日までそして明日から」)

人生、宗教、世相、趣味などを思いつくままに記す

主の御名が崇められるとき

2013-07-20 11:28:15 | 日曜日のメッセージ
 使徒言行録19章11~20節。本日の個所で特徴的なのは、パウロの伝道にも驚くべきしるしが伴ったということである。一一節以下はこう伝えている。「神はパウロの手を通して目覚ましい奇跡を行われた。彼が身に着けていた手ぬぐいや前掛けを持って行って病人に当てると、病気は癒され、悪霊どもも出て行くほどであった」。いったいこれはどういうことだろう服や身の回り品にも聖者の不思議な力が宿るという、素朴な民間信心の表現がそのままイエスと初代教会の言い伝えの中に入り込んでいたということだろうか。使徒言行録の著者はあまり修正を加えないで残したということであるにちがいない。いずれにしても、「神はパウロの手を通して目覚ましい奇跡を行われた」という表現がここでは重要である。得体の知れない非人格的な力ではなくて、神の力がこのような不思議な業を引き起こしていたのである。 . . . 本文を読む