「愚者たちの棺」 コリン・ワトスン 創元推理文庫
COFFIN SCARCELY USED 直良和美・訳
港町フラックスボローの顔役だったキャロブリート氏のつましい葬儀から七ヶ月後。
今度は参列者のひとり、新聞社社主のグウィルが感電死する。
真冬に送電鉄塔の下で発見された遺体には不可解な点がいくつもあり、現場近くでは“幽霊”の目撃証言まで飛び出す始末。
相次ぐ町の名士の死 . . . 本文を読む
「百舌の叫ぶ夜」 逢坂剛 集英社文庫
能登半島の突端にある孤狼岬で発見された記憶喪失の男は、妹と名乗る女によって兄の新谷和彦であると確認された。
東京新宿では過激派集団による爆弾事件が発生、倉木尚武警部の妻が巻きぞえとなり死亡。
そして豊明興業のテロリストと思われる新谷を尾行していた明星美希部長刑事は…。
錯綜した人間関係の中で巻き起こる男たちの宿命の対決。
その背後に隠され . . . 本文を読む
「ミッドナイト・ジャーナル」 本城雅人 講談社
中央新聞は、誘拐された「女児救出」を先走って「遺体発見」と誤報道する。
この事件は神奈川で起きた連続女児誘拐殺害事件で、2人が遺体で発見されていた。
担当していたのは、警視庁捜査一課担当の関口豪太郎、藤瀬祐里、松本博史。
3人は責任を取らされ飛ばされる。
7年後、埼玉で女児連れ去り未遂事件が起こる。
さいたま支局にいた関口は、その . . . 本文を読む