しましましっぽ

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きたやまおさむ アカデミックシアター「加藤和彦物語」

2013年09月19日 | 音楽
きたやまおさむ アカデミックシアター「加藤和彦物語」
2013.9.15(日)     渋谷公会堂

ゲスト
坂崎幸之助
松山猛
平沼義男
杉田二郎
小室等
石川鷹彦


アカデミックシアター 「加藤和彦物語」は、3月9日に渋谷公会堂で2回公演。
9月は、大阪と渋公で、合計4回の公演。
4回もすると飽きるというきたやまさんだが、3月とはゲストが違うので、また雰囲気もちょっと変わる。
実際、3月にも見た自分だが、前回より席も前で見える景色も違った。
この企画は、加藤さんが遺書で“追悼的な事はしないように”と言う意志に反して、嫌がる事をして怒って出て来るようにという思いから。
3月には、アルバム「若い加藤和彦のように」を発売。これも、追悼の意味。
ザ・フォーク・クルセダーズ第四期として、きたやまさんと坂崎幸之助さんで。

坂崎さんは、ゲストではなく、フォークル第四期としてずっと一緒にステージに。
スライドを使って、加藤さんを語りながら、ゲストを呼びながら、歌っていく。
始めは、きたやまさんと加藤さんの出会いの物語。
京都の地図を映して、家から家へイラストの自転車を走らせる。
これは気に入って2回するが、3月の時はもっとやっていたような。
その時の音楽仲間の募集の記事や、当時の写真などを見せて説明。
その時の京都は、杉田二郎さんとか、周りから次々とデビューしたそうだ。
松山さんはイムジン河の誕生物語を話して、歌ってくれる。

ゲストが変わるとまた違う話が聞ける。
小室さんの突っ込んだ話は、ちょっときたやまさんにはきつかったが、それも残念に思う気持ちから。
そして、その時のきたやまさんの話から、今までとは違う加藤さんが見えた。
加藤さんは、前だけを見詰める人だったと。
過ぎてしまった事を懐かしんだり、同じことを繰り返したり、そんな時間も生きていく上には必要なのだろう。

すべてを整理して逝った加藤さん。
1枚、残された写真は、アマチュアのフォークルの最後のライブを写した物だった。
同じ時のライブを写した写真を、きたやまさんもずっと飾っていたそうだ。
2人が、同じ時の写真を大事にしていたという事。
「加藤はここに戻りたかったんだと思う」と。それはきたやまさんも同じなのかも知れない。
多国籍軍バンドの人たちも、ひとことずつ挨拶を。
「加藤さんが来ている」と言っていた人が多かった。
加藤さんの曲を演奏することで、身近に感じられる、とも。
幸ちゃんの声が似ているから、余計そうかも知れない。

「手と手 手と手」の時、加藤さんの衣装が手をつないで登場。
この衣装は、幸ちゃんたちが買い取ったもの。
衣装を見ても思い出す。
今まとめて保存・展示してくれる人を募集中とか。

幸ちゃんが「コブのない駱駝」が、きたやまさんがいなくなったら、歌う人がいなくなってしまうのが寂しいと。
幸ちゃんは歌えないそうだ。「桜井さんは?」ときたやまさんは言っていたけど。
あの、神々しさ(?)迫力は出ないと。
この曲の、“Aでもなく、NotAでもない部分”それがきたやまさんの研究のテーマだったと。
せんとくんも、鹿なのかお坊さんなのか分からない。
ミノタウルス、人魚、鵺。
雨か晴か、白か黒か、良いか悪いか。 

今日に天気のように曖昧なのが・・・・降るなら降る、晴れるなら晴れる、だから神宮球場も困っている。
そう、登場して直ぐに、神宮が中止かどうかまだ決まっていないんだ。
バレンティンは今日打つか、って。
きたやまさんは野球好きだったんだ。

これで終わりと言っていたきたやまさんだけれど、どうやらそうでもなさそう。
フォークル第四期で、また活動して欲しい。
そして、加藤さんを想いたい。

今日ゲストの小室等さんを、自分は始めて生で見て歌声を聴いた。
ラジオなどで聴くのと違って、衝撃的な良さだった。


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