しましましっぽ

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「滅びの笛」  西村寿行

2024年03月30日 | 読書
「滅びの笛」  西村寿行  光文社カッパ・ノベルズ   夜叉神峠(山梨県)を登っていた男女のハイカーが人間の白骨死体を発見した。その死体は鼠に喰われたものと推論された。農林省の右川竜造博士の話では、70年に一度というクマザサがいっせいに開花し、鼠が異常繁殖の兆候をみせているという。環境庁の沖田克義はその対策を上司に迫るが、一蹴された。その間にも鼠の群れは東方へと移動を続け、つぎつぎの犠牲者が出て、 . . . 本文を読む
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