しましましっぽ

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「三島屋変調百物語七之続 魂手形」 宮部みゆき

2024年03月25日 | 読書
「三島屋変調百物語七之続 魂手形」 宮部みゆき  角川書店  「火焔太鼓」語り手は若い勤番武士。国許では、火の見櫓に小さな盥ほどの太鼓がぶら下げてある。その太鼓を火事場に持ち出せば、どんな火事も収まってしまうと言う。太鼓は一種の神器だったが、大きな秘密があった。ある時、その太鼓が損なわれ、大変な事が起きる。「一途の念」三島屋の富次郎が気に入って通う、団子屋の屋台。営むのは16歳の娘、おみよだったが . . . 本文を読む
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