「さよなら、僕のマンハッタン」

2017年アメリカ
原題：The Only Living Boy in New York

ニューヨークに暮らすうだつの上がらない真面目な青年が
ある日、父親の浮気を目撃した事から始まる人間愛増劇。

まさしく若気の至りの主人公の行動はイライラしてて
やっぱり若者はバカ者よね、、、って。
でも、いろいろあるうちに人として成長して行く様がこの作品のミソ。
そのキッカケになるどんでん返しが油断してて意表をつかれた。
なるほど、、そう来たか、、、ってね。

評価が低いみたいだけど、、個人的には良いと思う。
地味だけどナイスな1本。

https://www.youtube.com/watch?v=MO9sQKQc09I

「22年目の記憶」

2014年韓国
原題：나의 독재자／My Dictator

70年代、韓国と北朝鮮との間で南北共同声明が発表されるさなか秘密裏に行われた
金日成（キム・イルソン）の代役オーディションに受かった売れない役者ソングンは、
いつしか自分を金日成だと信じ込んでしまう、てな、役に飲み込まれた男とその息子の物語。

主演のソル・ギョング、金日成に似てないじゃん、、と思ってたら、、
22年後はそれっぽくなってた。それも計算だったのね。いやお見事！

人生を賭けるもの、、演劇だったり、音楽だったり、物書きだったりを描く映画も多いよね。
これも異色ながらよくできた作品。
シアワセって一体何だろな、、って、切なくと尊い1本。

それにしても、韓国が描く南北モノって興味深い。
我々が思ってるのと、これらの作品を通してみる南北のイメージはかなり違う。
映画が持つ役割って大きいよなあ。。。

https://www.youtube.com/watch?v=lMFrO3PgTjM

「ワールドエンド」

2019年ロシア
原題：Avanpost／The Blackout

突然、ロシア都市で人々が一斉に死ぬ。軍が偵察に行くと、、てなSFアクション。

B級にしてはけっこう制作費かかってるけど、、いまいちツメが甘いというか、、
近年、ロシアってこの手のSF多い気がするなあ。
CG使った映像は結構面白いセンスを感じるんだけどね。。うむむ。。。

で、この作品にも「美しすぎる裸婦」「アンチグラビティ」のおじさん出てました。
ロシアでこの人って人気有るんだろうね。なんか気になりまする。

https://www.youtube.com/watch?v=V5Dlq4ihGnU

「さよなら子供たち」

1987年フランス・ドイツ
原題：Au revoir les enfants

ナチス・ドイツの占領下のフランスカトリック寄宿舎で暮らす少年たちの様子を描いた物語。
ルイ・マル監督の自伝的な作品だそうな。

友情、不信、イジメ、密告、、、そしてユダヤ人迫害。
こんな子供達の生活すら絶望させる戦争の悲惨さ。
坦々と描く感じがよりリアリティ。

ホロコーストもの作品は数々あるけれどちょっと視点が違う1本。

https://www.youtube.com/watch?v=GUdbVupLdE8

「カラー・アウト・オブ・スペース -遭遇-」

2019年アメリカ・ポルトガル・マレーシア
原題：Color Out of Space

田舎で暮らす家族が庭に堕ちてきた隕石をきっかけに遭遇する不思議な現象、、てなホラーSF。
監督は リチャード・スタンリー。ニコラス・ケイジ主演。

悪魔系ホラーかと思ってたらSFだったんでちょいと得した気分。
なかなかにグロなシーンも多いんで苦手な方は要注意。
どうでもいいけどニコラス・ケイジって近年、印象悪い役が多いなあって、、オレだけ？
今回は観てて共感出来ないお父さん。
まあ、でも、、お父さんはツライよなあ、、って本編と関係ない話で失礼。

B級から毛が生えたBダッシュな印象の1本。

https://www.youtube.com/watch?v=pkOs8b2sNuk