sayaのがんばらない癌闘病記、そして鬱病

乳がん術後6年半で再発。只今元気にホルモン治療中です!

待合室での出来事

2004年12月29日 23時34分14秒 | 日記
 先日の病院にて。ロビーで待っていたら60歳ぐらいのおばちゃんが話しかけてきて一日置きにリハビリをしにきて大変だ。診察の日は4時間待たされる。こんなに早く身体がぼろぼろになるなんて思わなかった。と延々愚痴られた。そうですかー。大変ですねー。と相槌うちつついいじゃん、癌じゃないんだから。いいじゃんこっちは5時間半待ちだぜ。こんなに早くってそれは私だ。と思ってた。でもこのおばちゃんは私の病気は知らないんだからやっぱりそうですかー。とお話を聞いてあげなくてはとがんばってた。するとちょっと離れた小児科のあたりで若奥様たちが明るく集ってた。私の病院は乳腺科は別として基本ブルジョワがかかる病院と密かにささやかれている。奥様たちも素敵な洋服きて「退院はいつになりそう?」とか「ウチは明日なの。なんとかお正月に間に合うわー。」などと言ってる。いいなぁ。子供がいて子供が病気になればこんな病院入れちゃってお金持ちなのねーー。なんてうらやましげに聞いていた。でもそのうち会話の中のちょっとした単語からこの奥様たちの子供が癌であることに気づいた。わーーーーーっそれなのにこんなに明るく強くがんばってるんだーーー。神様ごめんなさーーーーい。わからないものだ。もっと謙虚に生きなければ。。。そんなこと最近ちょくちょく思い知らされるです。

転移ノイローゼ

2004年12月28日 23時43分55秒 | 日記
 病院行ってきたです。「先生に転移でしょうか?」と聞いたら「ちっがうでしょ!わはははははははは。」と笑い飛ばしてくれました。そして化膿止めくれました。本当は最初に癌宣告されたあの日もこんなふうに笑い飛ばしてくれると信じてたのに。そう考えると癌ノイローゼっていったい何?と思ってしまう。注意して注意してしすぎることはないのに検査でマイナスなら癌ノイローゼ。プラスなら癌。それだけの差なのかも。今回私はマイナスだから転移ノイローゼ、もしプラスなら転移。癌にいつ気がつくか?早期発見が盛んに言われてるけど実際のところどこで気づくかはやっぱり運なのだとつくづく思ってしまいました。わーっよかった!と足取り軽く病院を出たところで危うく車にひかれそうになった。いかん、こんなとこで事故で死んでどうするんだ。でも実際にはひかれなかったのはやっぱり運。それにも感謝して街に繰り出し気になってた映画「笑いの大学」を見に行った。時間が全く合わなかった。不運。命が助かったと思った次の瞬間こんなことで不運と思うのか!私。でもそれでいいんだ。懲りないんだ。のど元過ぎたら熱さは忘れるんだ。そうでなきゃ一歩も歩けないんだい。

清原の強さ

2004年12月27日 00時55分31秒 | 日記
 今日「ウチくる」の清原スペシャルを見た。あんまり野球興味無いしなんとなく見始めたらものすごく面白くってゲラゲラ笑ってしまった。清原が巨人に残ることを決めた記者会見でなんとなくえ?どうしたの?ってそんなにまでして巨人にすがりたいの?とびっくりしたのだけど。今日の番組見たらすごくなっとく。清原はすごく自分の美学があってそれを貫くことが第一優先。記者会見でどう思われたって「なんぼのもんじゃ!」と思っているんだなって。うーん久々に感動したなぁ。そしてやっぱりこんな風に自分の失敗とかを笑い飛ばせることが何よりも強いんだって。きっとまた復活するわ!というよりもうその生き方そのものですごいから別に復活しなくても清原なんだって感じ。すごいなぁすごいなぁ。がんばろう。私も。

高樹沙耶 とか美輪明宏とか。

2004年12月26日 23時59分59秒 | 日記
 最近続けざまに高樹沙耶とか美輪明宏とかが書いた文章を読んだ。どちらもまぁ努力すれば想いは叶うというもの。女優になれたのもダイビングで記録を出せたのも「本気」で願ったからだって。美輪明宏にいたってはうまく行ってない人は必ず怠け者だとまで強気の発言。じゃぁ私は怠け者だから癌になったの?怠けて本気で健康を願っていなかったから鬱病に襲われたの?抗がん剤治療での頑張りが足りないから脇にしこりが出来たの?そんなこともちろんNOであることは分かっている。元気な頃は私も頑張れば結果が出るんだという考え方に励まされてきた。でもその発想ではつまづきはじめると自分の努力が足りないからだ、もっとがんばらなくちゃもっとがんばらなくっちゃと自分を責めてしまう。そしてもっとがんばったって必ず結果がついてくるわけじゃない。癌の原因は鬱病だとか鬱悪化の原因は癌だとか。もう訳わからない無限のループ。このブログでずいぶん励ましていただいて。そう、すべてただの偶然。無作為なこと。別に私は優等生ではなかったけど優等生が挫折するともろいというのはそういうことなんじゃないかって。頑張れば結果が出る。結果が出ない。努力が足りない。努力する。結果が出ない。努力が足りない。
 あーっもう何度もこういうテーマで愚痴った気がするけどまた今日も書いてしまった。
 だってだってあまりにものん気な発想なんだもの。
 要するに努力するなんて当たり前中の当たり前なのよ。それで結果が出るか出ないかは運なのよ。そうなのよ。そっちが真実なのよ。でもそんな本書いたって売れるわけないわ。夢がないもの。でもさぁ数を討てば当たるからいろーんな夢もっていろいろ努力すればどれか叶うかもね。そういう本どうかしら?まぁ売れないか。でもなかなか気に入ってしまった。いろいろがんばろう。ちょっとずつ。
 明日は予約なしで病院に乗り込むぞーーー。後悔しないよう。ベストを尽くすのは当然だわ。。。努力が実らなくても神様に文句は言わない・・・かどうかは分からないけど。

普通の日

2004年12月25日 23時24分24秒 | 日記
 今日は少し寝坊をしてお昼からダーリンとバスで20分くらいのお隣の商店街に行く。メキシコ料理屋さんでランチを食べて、有機栽培の里芋を買って、テレビを見ながら里芋むいて。そして時折ちょっとだけ右脇のしこりの心配をして。病側が左なのに右にいきなり転移するなんてあるんだろうか?考えられない。と言ったらダーリンは「デュークウォークしとるときに左から右に転がったんや。」だって。いっぺんに不安が吹き飛びゲラゲラ笑ってた。すごい才能だ。これって何?突っ込み?ボケ?よくわかんないけど私がみたところレベル的にダウンタウンの松本レベル。この才能を私の癌にだけ発揮してるなんてとってももったいないわ。このごろ目につく若手お笑いより絶対おもしろいのに。そんなふうに大きなマイナスをプラスに引き戻し今日も普通の日を神様ありがとう。

メリークリスマス

2004年12月25日 02時01分02秒 | 日記
 今日は自宅でクリスマス。ブックオフでCD売ってケーキを買ってパスタの材料などなど買って街をうろうろしてクリスマスのお料理をデパ地下で買ってきてくれるダーリンを待つ。そんなことがまぶしいほど幸せな夜でした。病気の連絡をした古い友達が今日メールをくれました。その友達は親友のように仲良しだったお母様が突然事故で亡くなるという経験をした子。だれしも地球に生まれてそしてやがてばらばらに去っていくわけだけどその人が残したもの思い出のすべては永遠なんだって言ってくれました。あぁうれしいなー。癌だとか今のところ癌でないとかそういうこと超えて生きる意味のひとつの鍵をもらったような。鬱病で何度も危なかった私が癌宣告されて神様に「だったらあの時助けるなよ!」と抗議の気持ちいっぱいだったけどどんなふうに生きるかそしてどんなふうに死ぬかはとても大事なことなんだって。今日のようなクリスマスを迎えられたことも永遠なんだって。毎日毎日永遠を刻んでるんだって。

次のタームのドラマ

2004年12月24日 01時16分16秒 | 日記
 夏川ゆいかなんかが主役の乳がんのドラマやるみたいですね。5年生存率87%を前面に押し出したやつ。迷惑ですねーーーーー。私はこの生存率でびびって鬱が悪化してしんでしまいそうになりました。日進月歩のがん治療の世界でそんな生存率という概念がおかしいです。5年も前の治療をした人の生存率を掲げたって意味ないです。生存率を語れるひとがいるとしたら医者でも研究者でもなく占い師ですわ。しかしなんでこんなの流行っているの?白い虚塔の影響かしら。セカチュウの影響かしら。それとも私の影響かしら。なわけないけど分かってるさ。明日はってゆーか今日はイヴですねぇ。私とダーリンはおうちでパーティー。うちは夜景も綺麗なんです。富士山も見えるんです。きゃーシャンパンなんかも買っちゃおうかしら。でもなぁ今日からホルモン剤を飲み始めたので体重増加の恐怖が。。。。ゆるせない。ゆるせない。絶対に負けないぞ。

診察日

2004年12月23日 00時40分42秒 | 日記
 今日はホルモン注射と診察。10時の予約が終わったの4時。すごいよ、もう予約の意味がわかんない。病側の反対側の脇にしこりがあるのを昨日発見。まさかまさか科学的に有り得ない。一年前の検査で何もなかったのにいきなり脇リンパに転移?先生も可能性は低いとのことで。あー焦ったぜ。まぁもういいか。こんなグレーゾーンにびくびくしてても仕方ないわ。昨日「明日は病院」と言ったらマイダーリンが「何しにいくのーもう癌名治っとるがな」と。いいよねーーーーーー。そうなのよ。治ってるのよーーきっと。おつきあいで行ってるだけなのよ。もはや宴会でいうなら2次会、カラオケボックス。てんでんばらばら。勝手に歌い勝手にしゃべる状態。ホルモン注射が終わったらホルモン剤はもう3次会。タクシーに右手あげた状態。あぁぁぁぁ日々いろんな角度でいろんな解釈をしてさまよう私。すみません。混乱してます。

なんかむりだ。

2004年12月21日 21時52分18秒 | 日記
 毎日アップしてるのでなんとなく訪れたけど。なんか言葉が空白です。すべてが映画を見ているようだ。映画のスクリーンの中の自分を見ているようだ。果てしなく遠い。明日は病院だ。気が重い。また5時間待たされるのかな。ひとりで病院で五時間待ったら生きていられるのだろうか。またパニック発作がおきたら病院だから安心か。。。。って問題か?待ち時間はすかさず遊びに行くというのはどうだろう。何処へ?映画とか?今流行りの不治の病もの?ありえないってありえないって。映画の中の私が映画を見ている映画を見ることになるだろう。ああああああああああっ。

薬増量

2004年12月20日 22時33分39秒 | 日記
 今日は精神科に行き薬は増量処方に。歩くのもつらくって。身体を引きずるように。そしてホームに入ってくる電車に引き込まれそうになる。でも私は知識として知っている。これが鬱病の罠だと。果てしなく果てしなく苦しくて終わることがないと感じられそして自分からピリオドをつい打ってしまいそうな気にさせられる。だから鬱病の生存率は実はかなり低い。ほんの数日なのだ。昨日から増量で薬飲んでるから遅くとも木曜日までにはまた歌手を夢見る私になれるはずなのだ。鬱病はただの化学反応。癌と同じよ。がんばるのよ、私!癌は治るが鬱病は治らないというこの気分は何?癌も治るが鬱病も治るのよ。がんばるのよ、がんばるのよ。どうか今をやり過ごして。現実逃避でびゅ~ん。