sayaのがんばらない癌闘病記、そして鬱病

乳がん術後6年半で再発。只今元気にホルモン治療中です!

5年目検診、なんとかクリアです。

2009年02月01日 00時57分04秒 | 日記
つい一昨日、5年目検診クリアしたことが分かりました。いやぁ・・・今回は苦戦しました。実は血液検査で腫瘍マーカーのST-439が183と、基準より2桁もオーバー。文書にて病院から再検査の呼び出しが。画像診断の結果が分かるまでの1週間本当に心のやり場の無い苦しい時間でした。とにかく心配をかけるので両親にはとりあえず内緒。友達はまだ分からないのだから。。。と励ましてくれたけれど、一度は癌宣告というありえないと思われる経験があるだけになかなかそんなふうには思えない。なんだか余計孤独が深まりネットをさまよってしまう私でした。結局その一週間で出た結論はやはり再発前提で生きることこそ再発の恐怖から開放されるのだということ。術後療法をほぼ終えている私にとって、再発防止のためのこれ以上努力の手段はない。後は祈りなのだが、なかなか祈りを信じられるほど精神世界が豊かでは無い私。だったらもう再発はよしとしよう。再発したらその後の治療をまたがんばればいいだけのことなのだ。実際この1週間、再発しても果敢に明るくがんばっている方たちがたくさんいることがわかった。その方たちの体験にふれるうちに、自分は再発しないなんてなんという傲慢な考えだったんだろうと思えてきた。誰が悪いわけではなく、しいて言うなら運が悪く再発ということもあるだろう。でもその先にはまだまだ希望がある。乳がんの再発は完治が難しいみたいな話に今までは絶望していたけれどではいったい私はいつまで生きたいかと言えば人並みの平均寿命というところだろう。ならばそれまで癌と共存でも同じことなのではないか?自分の本当の寿命が追いついて追い越してゆくまで癌と共に生きようと考えればなんか自分だけが神様に余命を宣告されているような感覚が和らぐ気がした。 このような考え方を思いついたところでやっと、恐ろしかった画像診断のCT、骨シンチの撮影の台に乗ることが出来た。癌が写るか写らないかはもはや自分の努力ではどうにもならないのだから、エネルギーはその後の治療にとっておきたいと。
いえ、やっとですよ。ぎりぎりやっとそんなふうに思うことでなんとか検査に行けたということです。
 そしてその日のうちに先生が画像を見てくださって判断ということになり待合室へ。待っている間、今度はどんなウイッグにしようかしらなどと考えたり、とにかく再発前提でその後を考えることに集中。
 ついに名前を呼ばれて入室したときの、画像を見つめる先生の横顔を私は一生忘れられないと思った。ポーカーフェイスだったからダメだと思ったのだ。
 でも「大丈夫、むしろこんなに画像調べても何にもありません」と言ってもらい、強気強気で押していた私だけれどこのときは、先生に、神様に、みんなに感謝しました。
 これであと少しだけ安心できる。
 でもこれを教訓に私は再発してもよいと考えよう。セコムの再発のための保険も入ろう。その先がんばるために。 この経験が再発の恐怖に対する私の姿勢のターニングポイントになればいいなぁと思います。だってまだまだいっぱい私にはやりたいことも楽しいこともあるからね。怖がってる時間がもったいないなぁなんて。いやぁいつまで続くか分からないけれど出来るだけ強い気持ちでこれからもすごしたいです。