sayaのがんばらない癌闘病記、そして鬱病

乳がん術後6年半で再発。只今元気にホルモン治療中です!

深い鬱。

2006年02月16日 00時10分01秒 | 日記
 今日からまた新しい薬を増やしました。精神安定剤。もう長い間病院に通っているし、鬱病を否定していたわけじゃなかったけれど。最近になってやっと、あぁ自分は本当に鬱病なんだなと自覚し始めた。思えば私は何事も気力で乗り切ろう、乗り切れると思っていたようだ。そしてダメなときは自分がいけない。努力が足りないと思っていた。そりゃたまには自分はすごく頑張っている!と思うこともあるけれど基本的に自分はダメだ、努力が足りないと思いつづけている。そういうところが鬱病なんだなと。よく鬱病は責任感が強いとか努力家がなりやすいと言われている。そう言われると「違う違う自分はぜんぜんダメなんだ」と思いがちだけれど本当は責任感が強いとか努力家いうよりは「自分は責任感が無い、ぜんぜん努力をしていない」と思ってしまうことこそ鬱病の症状なんだなぁと思う。気持ちの病気は本当に辛い。
 だからもっと鬱病であることの自覚を強くもって、うまくやりたいと思う。癌の時のように気力ではなく科学で乗り越えよう。自分で越えていける小さいステップを並べていつか人並みになれればいいのだと思う。鬱病であることを含めて自分の能力なのだから、あまり病気を苦にせずひとつひとつ進んでいけばいいのだ。鬱さえなければ自分はもっとやれるのに・・・と思うことはすごくストレス。哀しくなってくる。だから鬱であることの長所と短所を組み合わせて、自分の持ち駒をじっとみて作戦をたてよう。
 鬱は昼間ものすごく調子が悪く、夕方に回復してくる。だから昨日は夕方以降にTO DO リストを作っておき、今日それを見てただひとつづつこなせばいいようにしてみた。結果は大失敗。TO DO リストをすでにやることが出来ないのだ。しばし自分はダメだダメだという気分に陥ったけれど今新しいことを思いついた。昼間できなきゃ夕方以降だっていいじゃないかということだ。科学的に昼間動けない病気なのだから夕方にやればいいだけのことなのだ。早寝早起きは健康的という神話に振り回されてはいけない。焦らずに鬱の雲の切れ間を縫って出来るときに出来るだけやればいいのだ。

一番の問題は鬱です。

2006年02月13日 00時16分26秒 | 日記
 癌という病気の華やかさに気をとられていたけれど、今の私の一番の問題は鬱病の悪化であることを今日はあらためて認識。鬱病がひどくなるとまず本や新聞を読むことが辛くなる。理解できないのだ。今日は甥っ子に任天堂DSのローププレイゲームにつき合わされ、延々ゲームのせりふを読まされたけれどホント辛かった。文章が読めないとまずどんな仕事も仕事にならない。そしてプレッシャー。あっという間に崖っぷちに追い込まれてしまうことへの恐怖。今新しい仕事を模索してるけれど、そもそもこの問題がある限りかなり厳しい。自分のキャリアがとか能力がとか以前に、鬱病によって普通のことが出来ないのだから。あぁ鬱って辛いなぁ。かれこれもう8年の付き合い。いい加減よくならないかしら。もう何も出来ない。

上村選手がんばれ~

2006年02月12日 00時21分55秒 | 日記
 待ちに待ったオリンピックが始まった。ほんとはね朝型の健康的な生活にシフトしなくてはと思っていたんだけど、オリンピックが終わってからということで。上村選手の予選、かっこよかった。その前のインタビューで「エアーに自信が持てれば他も積極的になれるから全体が変わってくる」というようなことを応えていた。そうだよね、私もいろいろ迷ってばかりだけれども一つポイントをおさえることによって、いい方向にいけるといいなぁ。ポイントといえば、最近動物性脂肪を排除した食生活をキープしている。勝因は植物性油ならオッケーということで、植物性の中でおいしいものを追求したことにあるかな。今までは太るからとか過剰に敏感に揚げ物なんか食べなかったけれども、最近季節の野菜の天ぷらなどを食べている。ごぼうや人参やきのこや海苔など考えて見れば体にいいものばかりかつかなりおいしい。こういうもの食べてもなお動物性脂肪を取りたいとまで思わなくなった。毎日じゃやばいけれど、煮物ばかりじゃ気が滅入るから。たまには天ぷらもいいもんだい。そして自動的に知らず知らずに動物性脂肪排除。ポイントは意外においしいものの追求にあったわけだ。

縮毛矯正初体験

2006年02月11日 02時10分00秒 | 日記
ついに縮毛矯正やりました。もう新しい針金のように、はたまた松浦あややのように真っ直ぐです。前髪なんかも切り揃え高校時代バスケットやってたときの髪型。今までの天然パーマがおばさん臭くていやだったけどいくらなんでもやり過ぎじゃないかしら^_^;なんか別のヤバさがこみあげてきたような。焦って今日は目元のパックなどしてみました。

再発チェッククリア。

2006年02月10日 01時35分10秒 | 日記
 再発チェッククリアです。今日は今までで一番辛かったなぁ。クリアしてもなんかいまいち元気がでない。なーんて言ってちゃいけないね。神様にどうもありがとう。検査結果を聞くついでに「パーマかけたら再発率上がりますか?」と質問してしまった。縮毛矯正したいのよぉ。さらっとかわいくしたいの。先生に軽く笑われ「大丈夫ですよ~」と言われてしまった。。。あぁなんて平和。
 やっぱり神様に感謝だ。ダーリンはお祝いにチョコレートを買ってきてくれた。やっぱ私ってかなり幸せかも。そして明日は表参道に縮毛矯正しに行ってきます。なんか久々だなぁ。楽しみだ。楽しみだ。

再発チェック結果前日。

2006年02月08日 23時17分00秒 | 日記
 今日は一歩も家から出ず、どうすることもできずにいた。再発チェックの度にこんなふうに過ごすなんて辛すぎる。もう我慢できない。いっそこのまま死んでしまおう。死ぬんなら再発したっていいじゃん。あぁそうか。とぐるぐる廻る。そうなんだよなぁ。人は必ず死ぬってわかっているんだからそんなにびくつくことないんだと、その度に思うんだけど。今にして思えば「自分に限っては死なない」、となぜか思っていたあの頃の自分に戻ることが出来ずにいる。
 来週友達に会おうと誘われているけれど、断ろうかと思う。健康で子供も仕事も持っている友達に会うのはやっぱり辛い。そう、心が狭いといわれても、やっぱりね、ねたむ気持ちが抑えられないのです。不公平だ。不公平だ。
 こんなに辛いなら死んだほうがましだと思いやっぱり「こんなに辛い」とは死ぬかもしれないという宣告を受けることが辛いわけで、死んだほうがましだはなんかおかしいなぁ。健康の為なら死んでもいいとおんなじ。では私のこの辛さはどこから?やっぱりね、再発を知って、また生きるために努力の日々が怖いんだな。毎週毎週抗がん剤の点滴に通い高い医療費を払う日々。いや、やっぱり自分という主観が、自分以外の力で消されてしまうことが怖いのかな。私私私って何?ただの化合物?そうだよ、これは健康な人だって突き詰めてみれば必ずぶつかる問題。
 だから私がそのループにはまったって仕方ない。当然のことだ。自分が悪いわけじゃない。
 だったら逆手にとって、癌であることを逆手にとって。。。。もっと無責任に無計画に生きたらいいのかなぁ。無責任で無計画な人生なんて楽しくないや。
 あぁやはり今回もここに落ち着いていく。「いつもどおりに。」いつもどおりにまるで自分は永遠で絶対であるかのように淡々とね。
 

再発チェック前々日

2006年02月08日 04時20分42秒 | 日記
恒例の再発チェックの結果があさって出ます。いつも直前は生きたここちがしない。あぁなんて残酷な運命なんだろうと思ってしまう。今、心を飛ばすために流行りのアメリカドラマ「24」にはまってる。何もかも忘れて。もっとタフにならなきゃ人生楽しめないとわかるんだけどどうしてもどうしても強くなれない。ガハハキャラになりたいよ。いつもオドオド時々キレる。ただいま精神病も治療中。あ~疲れたよホントに。

それは焦りです、と精神科で。

2006年02月05日 23時37分35秒 | 日記
 最近のどうにも追い詰められた気持ち、先日ここに書いたようにまるで流氷に乗って流されて陸からどんどん遠ざかっていくような気持ちを精神科の先生に延々と語っていたら、ひとこと「それは<焦り>というものですね。」と言われてなんか笑ってしまった。焦りかぁ~。焦りという言葉はもうずっと昔から知ってるし、何度となく使ってきたけれど、気づかないものなんだなぁ。灯台もと暗しとはこのことだ。今の自分の気持ちに<焦り>という名前がついたとたん、焦りもワンランクパワーダウンしたようです。
 名前って大事だなぁ。言葉にすることも結構大事だなぁ。指差し確認って大事だなぁ。「右よし左よし、今日の焦りもよ~し!」って感じでね。これってちょっと祈りに似てるかしら。いろんなひとがいろんな形で実践してきた伝統ある方法かも。効果ありかも。
 明日から私も指差し確認しよっかな。

行くことも戻ることも出来ずに。

2006年02月02日 01時09分26秒 | 日記
 このところ調子が悪く、薬すら飲み忘れ、悪循環の中にいます。なんとかしなくてはとグルグルするのだけれど、どうしたらいいのかわからず一歩も踏み出せない。最近のサザンの曲で「前に飛べなければ横でもいいから飛んでみよう」というようなフレーズがあったけど、それはとてもよくわかるのだけど、どこが横なのかがわからない。膝の深さの浅瀬でおぼれてしまう人がまさにそうだと聞いた。どっちが上なのか下なのかがわからない。う~ん、事態は浅瀬でおぼれている人ほど差し迫ってないはず。まずは1センチくらい飛んでみようかな。1センチってどれくらいかしら。あぁやっぱり難しい。今まさにボーダーラインにいる気がする。一センチでも動くと二度ともとに戻れない気がする。でも立ち止まっていても流氷に乗っている人のように少しずつ岸から離れていってる気がする。なんとかしなくてはなんとかしなくては。でも海と流氷と陸の区別がつかない。そんな感じ。
 ここまで書いて、それって錯覚だよなぁともうひとりの私が言ってるよ。友達がこういうこと言ったら確実に錯覚だよ、大丈夫だよと思うな。これが追い詰められるってことなんだな。追い詰められるってなんとなく言ってるけれどまさしくこれのことなんだろうな。
 だからきっと打破する方法があるはず。事態が好転するまでウエイティング?それじゃぁどんどん岸から離されてしまうよ。岸っていったいなんだ?
 あぁホントすみません。こんな堂々巡り。

今ちょっとここまでを読み返しました。
わかった!薬飲もう。飲み忘れてる場合じゃない。出来ることを手堅くね。薬を飲んで早く寝よう。