sayaのがんばらない癌闘病記、そして鬱病

乳がん術後6年半で再発。只今元気にホルモン治療中です!

平等という名の不平等

2010年03月06日 00時33分00秒 | 日記
 職場でリストラに合った私に「大変なのはあなただけじゃない。
みんな大変なんだからがんばれ」と言われ言葉を失った。
家に帰って思った。あなたその言葉を拉致被害者の家族にも言えるの?
と言ってやればよかった。おまえに何がわかるんだ!私の何が。
そう、本当はどれほどの苦難を抱えていようと、他人にはわからないことを知っている。
だから私はそういうことは人には言わない。そんなやつ見下すのよ!!!
って実際下だけど。
他人のことはわからないけれど、世の中が平等と信じられるおめでたいやつに
何も言われたくないわ。かわいそうなひと。実際あのひと、不幸なのよ。
私の前でタバコ、すぱすぱ吸って。
世の中に病気の人がいることを想像することすらできないひと。
マンモグラフィはすごく痛いからやらないほうがいいよ。と適当なこと言ってた。
生物の教師のくせに。あ、痛くないし、ぜったい受けたほうがいいです。
 こんなふうに明るく生きていれば傷つけられ、カミングアウトすれば引かれるのでしょう。
 いえね、もちろん再発がなかったのはよかったんだけれど、
その恐怖で枯渇したセロトニンがいまだに戻らないのですよ。
薬のんでもなかなかもどらないのですよ。
崩れ落ちそうな隙間をぬってやっと仕事とかしてるんですよ。
あとは放心して何も考えないようにテレビみてるんですよ。
まるで景色のように。
先生は春が来ればというのですが、それまでにやらねばならないことは
毎日毎日たくさんあるわけで
どうしたらいいのでしょう。
ほんとに些細なことがとっても辛いのです。
先生に聞きたいけれど病院はあまりに遠すぎる。

生徒には罪はないので、がんばらねばと思うのですが。
かんばらないと人の半分もできない具合のわるいひとは
がんばるしかないよね?
がんばらねばがんばらねばというはぐるまがカラカラ回っているのが
聞こえるようです。