sayaのがんばらない癌闘病記、そして鬱病

乳がん術後6年半で再発。只今元気にホルモン治療中です!

笑の大学

2005年06月22日 00時16分59秒 | 日記
 昨日ずっと見たかった「笑の大学」のDVDを見た。戦時中の芝居の脚本家の役を稲垣吾郎がをやっていて厳しい検閲を通すために検閲官の指摘をうけた箇所をなんどもなんども書き直していく。「上から言われたからって簡単に脚本を直すなんてそれでも脚本家か!もっと戦え!」と役者たちからいじめられるが稲垣吾郎は「僕は指摘されたところは全部直そうと思う。でも直したところは前よりもっと面白くしてやろうと思う。それが僕の戦い方だ。」と言う。実際に映画の最後には人生で笑ったことのない検閲官が83回も笑ってしまう脚本に仕上がるのだけど。もうものすごく感動した。もう私の人生なんでこう次々災難が降り続くのだとくやしくて悲しかったけど。それでもそういうの全部受け入れてそれでいて前よりもっと幸せになってやろうと思った。知恵を絞って。転んでもただでは起きないというやつだわ。幸い人の心は相対的に出来ているから災難が降りかかる前の私はそのありがたみを知らずに幸せではなかったし。ということは災難が降りかかればなんかいろんなありがたみがわかって幸せになれるはず。のはず。そう思い続けることはなかなか大変だけどね。だって人の心は相対的だからさ。そんな気分の高揚にもなれてしまうのだ。でもまた気分なんて上昇するにちがいない。楽しいことを虎視眈々と狙っていくのだ!

セカンドオピニオン外来

2005年06月18日 00時08分23秒 | 日記
 本日セカンドオピニオン外来に行った。自費で30分じっくり話しを伺った。大筋において治療は間違っていなかったようだ。けどひとつ大きな収穫を得た。かねてから主治医の先生の「再発乳がんは消えない」という考えに疑問だったが今日はかなりすきっり納得できた。セカンドを受けた病院では再発乳がんの進行を抑制できるということはやはり早く見つければ消せるということでその考えに基づいて再発チェックの頻度を設定しているとのこと(画像による再発チェックを1年に1回、血液検査を3~4ヶ月に1回)。今は消せなくても将来的に消せる日に備えて小さく見つけようということだ。私の病院でもそれほど検査頻度は変わらないから結果的にいいのだけど。それでも気分は違う。進行中のがんは抑制できる、小さければ消せる。理にかなっているからますます期待が持てる。再発したらそこで「はい、共存めざそう」みたいななんか何それ?量より質?のような変な恐怖、再発したらオシマイダ気分をあおるプレッシャーからはこれで開放されそうな。
 さらに「医療は進歩しているから・・」とよく言うけれどそれが本当はどんなことなのかも直接伺えて大いに満足。医療は日進月歩といいつつも私はそれを「夢の新薬」と考えていた。もちろん新薬がどんどん認可されているしそれも期待できるのだけれどたとえばホルモン療法ひとつとっても2年がいいのか5年がいいのかそれ以上がいいのかまだ結果が出ていないそうだ。現在経過観察中で私がホルモン療法終了の2年後または5年後には結論が出ているそうだ。つまり今より長いほうがいいという結論が出た瞬間に医療は進歩したということになる。医療の進歩がこんなにも身近に目前に必然的にせまっているとは。。。。驚き。なんてすばらしいのかしら。医療の進歩って。
考えてみればそう、パソコンの進歩と同じような感覚でいればいいのかな。ハードディスクの容量だってちょっと前と比べても笑っちゃうくらい違うし。今のi-potの10分の1以下だもんなぁ。そうだそうだ。IT関連の進歩という感覚で行くことにしよう。
 くよくよしたってもちろん仕方無いけれど理にかなっている、納得がいくというだけでもかなりQOLの向上だと私は思う。
 今の主治医の先生は説明を求めると「大丈夫!」「僕は信じてる!」というスィートなことを言ってくれそれはそれでとても心温まる対応ではあるけど私にとっては理路整然と説明してくれることはかなりkeyとなることもわかった。セカンドオピニオンをもって相談してみよう。。気が重いけど。結局のところどんなやさしい先生でも主治医との壁は厚いのだ。


明日は再建手術です。

2005年06月13日 23時11分56秒 | 日記
 私の場合は再建手術に3ステップあり明日は2ステップめ。またあの素敵な全身麻酔を体験するのね。光の中に吸い込まれるような。永遠に眠れそうな。しかしグラビアアイドルはよくやるよ、えらい。私はこんな病気でなければ絶対に美容整形などしなかったと思う。今日はまだ伸ばし途中の髪を整えに美容院にも行った。そしてふと気がつくとあまりの不公平さが悔しくて涙してしまう。今日はたまたま六本木の交差点を通りかかったけどあまりの華やかさに苛立ってしまった。そんなふうなちょっとのネガティブさえ神様は許さないなんてきっとあるわけがないと信じてます。ふぅ。全身麻酔ってホント怖い。だってそのまま殺されてもわからないくらい無防備。

白血病の完治率

2005年06月11日 00時47分36秒 | 日記
今日は学生時代の恩師のお医者さんに病気の相談に行った。白血病のグループなんだけど「10年前は白血病は治らなかったけど今は特効薬が出来て7割が治る時代になった。じゃぁあと3割はどうしようと思っていたらその3割の人に対する薬が海外から入ってきた。」と言っていた。つまり限りなく完治可能な癌に昇格した。(もう「赤い疑惑」なんてドラマやったってだめだじょ!)そして「今は再発した乳がんはなかなか消えないとしてもやはりそれに対する薬は出てくるはず」だと。白血病の実例を挙げてそう説得されるとなんだか信じられる気がする。これに似たことは何度もこのブログで書いたような気がするけど。何度も書きたい。だってホントのことだもの。夢じゃないし奇跡じゃないし予定と言っていいくらいリアルな希望だもの。それを自分も心から信じられるように。夢の白血病特効薬はなんと飲み薬。まるでただの風邪の治療みたい。すごっ!

きっと大丈夫

2005年06月08日 00時03分13秒 | 日記
 昨日の検査結果のショックさめやらず・・・不安なまま知人にメールしたら「きっと大丈夫」という返信をもらった。きっと大丈夫。なんて根拠がなくそれでいてなんて力強い言葉なんだろうと思った。その言葉を発したその人のパワーなのかもしれないけど「きっと大丈夫」と意味なく信じられそうな気持ちになってきた。なんだか最近しみじみ思うのだ。。。。私はまわりの人たちに恵まれているなぁと。だからつぎはぎだらけでもいいから命つながなきゃなぁと。きっと大丈夫。きっと大丈夫。オバアサンになるまで生きるぞーっ!

セカンドオピニオン

2005年06月07日 00時03分01秒 | 日記
 今日セカンドオピニオンをもらう為に病院で今までの検査結果などなどを印刷してもらった。今ってほんとすごい。ウェットなことなど何もなく快く淡々とカルテをプリントアウトしてくれる。「患者様」とか書いてあるし。そして内容を読んで打撃を受ける。私怖くてあまり自分の病理の結果知らなかったのです。でも改めて切り取った癌の大きさを知らされるとすごくショック。はっきりいってめちゃ大きい。でもね。ホント。わからなかったの。二人のお医者さんが二人ともしこりあるかなぁ?う~ん。っていうくらいぜんぜんわからなかった。「よくこれで来たわね」と確かに褒めてくれた。たぶんしこりの形状や硬さなんかの加減かな。私のは薄くて大きいって感じだった。こわいよね。運だよね。もう仕方ない。ここでまけてはいけない。癌の大きさよりも「2005年今のところ再発の所見なし」。この文字を深く心に刻んで。そして今は再発したってへっちゃらなんだってことも心に刻んで。頭ではわかってる。本当にわかってる。どうか私の心が負けないように。こんな私を見守ってくださって今日も読んでくださって本当にありがとうございます。

友達からの愚痴電話。

2005年06月05日 22時48分59秒 | 日記
 今日転職した友達からの愚痴電話があった。昇格出来なかったとかなんとかいう。命までとられるわけじゃなし、たいしたことではないのだけれど本人は深刻。でもそんな電話してくれたことがとれもうれしかった。私でもまだ誰かのチカラになれるのかなぁと思えて。病気病気の弱者ではなくこんな私に愚痴を言ってくれて普通に接してくれる友達にとても感謝です。こうやって誰かに役立つことで結局はいつも自分が励まされてる。押し付けがましくならないように気をつけつつもこれからもほんのちょっぴりでも誰かに必要とされる私でいたいなぁ。ホント今日はうれしかったなぁ。

アニメソング

2005年06月03日 22時54分55秒 | 日記
 アニメソングの依頼。私アニメは見ないしいったいどうすればいいの???とアニメの詞をいろいろ読んで研究しそして行き詰まり。そんなときこのブログで「生きていることを素敵な詞にしてください」というコメントを頂きはっと目が覚めました。職業作詞家は自分の色などいらないなどと言われたけれどそんなことはないと。自分の中にある「生きている」「生きていく」そんな喜びがみんなの勇気になるように・・・。それはシンガーソングライターだって職業作詞家だって同じことなのだと。今までのように自分に正直にまっすぐに書いていこうと思います。それが神様がくれた特権かなって。悲しいことや辛いことがあったって生きていることが素敵な理由かな。男の子だって女の子だってアニメの主人公だって今井美樹だってキムタクだってみんな同じようにいろんな運命に心揺らして生きているのだからさ。私は私の心を揺れるままうたいたいなぁ。

マイペースで。

2005年06月01日 21時39分02秒 | 日記
 小さなことをこつこつと。自分に言い聞かせています。私はどちらかというと瞬発力タイプで持続するのが苦手。だから自分じゃすごくがんばったつもりなのにどうして!!!!!!と怒りがわく。これからは自分ががんばっているなど気づかないくらい小さなことをこつこつがんばろうと思う。作詞家の仕事もね。あせらずくじけず期待せず失望せず。これがすべてなんて根詰めるとまたコケちゃうから。あっ先日うけた通信大学のテスト1つパスしてました。これで6単位なりです。あと22単位か。結構きたなぁ。よしっ。会席料理のような人生をめざしていたんだった。少しずつお上品に楽しもう。