ふと気付く

もしもこのまま線路に入ればそれはすなわちガンでは死なないということ。

ガンには勝ったということ？

死にたくて

死にたくて死にたくて死にたくて彷徨う。
それは生きたいってこと？

寝ても覚めても

辛い日々。
人は弱いものだと痛感。
ほんの些細なことで絶望してしまう。
まぁ、ガンが再発して先生に五年生きられそうにないリアクションされたことが、些細なことかどうかはわかんないけどね。

なんか楽しいことしたいな。固定概念に囚われずね。

でもやりたいことが思いつかない。
楽しいことが思いつかない。
欲しいものなどなにもない。

もしも皮膚転移だったら

それでも私は生きるのかな。
違うんだよ、死ねないだけ。

きっとチャンスがあったらラッキーって思う。

先生たちってむなしいよね、
私みたいな患者。

生かされてる時間に感謝もしないどころか
もうゼロでいいです、って態度。

でもね、でもね、
私がんばったも～ん、
ホントがんばったも～ん。
これ以上出来ないも～ん。

苦しいの、息も苦しいし胸も苦しいし、
顔にもなんか出来てるし。
どんどんお金はなくなるし。

私はこんなことするために生まれてきたわけでもなく
一生懸命勉強をして仕事についたわけでもなく。

なんなの、毎回毎回数万円の単位でお金が消えていく。
そんな値段の洋服かったことも無いわ！という額が
一回の治療で消えてゆく。
やりばのない怒り怒り怒り。

だから私自分の曲Crystal Kay
に送ってやったわ。ふん！
「最期の空」というタイトルだけど
一応遠慮して「last sky」
にしてやったわ。
ふん！

月９のエンディングで歌ってくださってもいいのよ、
よろしかったら。ふん！

渋谷で倒れる

朝、渋谷で倒れ、外国人に助けてもらう。
おそるおそる仕事に。

息が苦しくって、
黒板の前で座り込んでしまいそうになる。

なぜこんなに辛いことをしてるのだろう、私は。
と、遠い意識でおもう。
もうすぐ死んでしまうのに。

５年生きるのは難しいっぽい先生の発言に
予想以上にダメージを受けている。

もうすぐ死んでしまうひとは
普通この時期どんなふうに過ごすのだろう。
きっと日常を回していくしかないのだろうなと
思う。

死ねないもんだよ、ホント人間は。

私を傷つけたすべての事柄と人に対して
怒りを通り越して
深い深いカナシミを抱いたまま。