団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の54年 38 B級品白饅頭

2019-03-06 15:09:36 | 夫婦

B級品白饅頭の話をさせていただきます。

この伊勢屋和菓子屋さんは国道6号線の南柏に有る老舗和菓子店で、以前は確か近くのデパートにも売り場を持ち、勿論カスミスーパーにも専用の売場コーナーを設けている地元でも評判のお店です。

本店に限り平日4時半から30分間(5時ごろには閉店)消費期限に近い和菓子の一部を半額で提供してくれます・・私の大好きな半額なのです。

三月四日、あわよくば前日三日の桜餅が半額で売られていないかと、食いしん坊の私が虫のいい考えを胸に、恐る恐る店内に入りました・・

どんな和菓子が売られているのか、いつも期待と不安が交互に混じって、緊張しての入店なのですが・・たった二つ三つの和菓子の買い物に拘る私に私が呆れる食いしん坊のケチで・・どうぞお笑い下さい。

桜餅は草餅と共に130円で正規の場所に・・今年の桜餅は諦めました。居直る事も無いのですが・・

串団子の2本入りパックと小豆の鹿の子が10個位とパック入りの海苔巻きが一つ他にも何種類か半額の表示が・・但し消費期限は全て3月4日今日限りの筈です。

考え込む私ですが、私の他に店内にお客さんはいません・・

焦っていたその時、フッと隣のケースの上に、値引き品の表示の美味しそうな白いお饅頭が沢山見えてます・・箱に入って、透明のカバーの下に大きなお饅頭が並んでいます・・

値引き価格は1個88円・・定価は書いて有ったか?

「これは?」「ハイお饅頭、中はこし餡で・・」瞬間、こし餡大好きな妻の顔が頭に浮かんで・・

「コレ二つ下さい」半額の和菓子より白饅頭を選んだ私ですが・・

 白饅頭B級品と表示された美味しそうな大きな白饅頭ですが・・

B級品の訳は、お饅頭の皮の一部が剥がれています、もう一つの方も、何か外見が悪かったのだと思いますが・・

推測ですが、卒業式のシーズンですから、どこかの学校で紅白のお饅頭を注文して、大量に作った?

普段中々製造しない大きなお饅頭、作り損なって残りB級品で本店店頭で販売?

然し伊勢屋の菓子材料は高級品を使用しているから、味は間違いなく一級品の筈です。

私は幸運だったのかも知れません・・

私は国民学校の卒業式、バラック建ての校舎で、学校近くの屋号が青柳と言うお店の和菓子が卒業式の茶話会で確か練り菓子?だったと記憶していますが、卒業式だからこそ食べられる超旨い和菓子・・でもそれがどんなお菓子だったか残念ながら記憶には無いのです。

若しかしたら、お弁当だけ食べて、大家族が待つバラックの我が家へ持ち帰ったか・・

お芋とか、コッペパンとかの形は食べ続けて今も記憶に残っているのですが・・

 これは昨晩も乗せた写真ですが、食べているのは5日のオヤツです。

餡は美味しいのですけれど、皮が少々固くなっていて・・

本当の和菓子は出来立てに優るものは無いと、この時ハッキリと思い知らされました。

 当日出来立ての白饅頭、美味しそうでしょう。買って来た当日、半分こ、して食べた1個目は熱いお茶と共に、もう胃袋の中へ・・

「今迄食べた伊勢屋の和菓子の中で一番美味しいわ!」「ウン・・」

午後4時半過ぎに半額目当てに伊勢屋へ行く私、食品廃棄に貢献しているのかとも思いますが・・

今度昼間行って堂々桜餅を買いに行って見たいものだと・・

考えて見れば、いつもどこでも割引、半額の品バカリ探して買って来る私です。

今は少し反省もしています。ゴチソウサマ