おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

中古車インプレッション  - トヨタ クラウン(15系) -

2008年04月23日 | 自動車

 
          トヨタクラウン.jpg


 今回は トヨタクラウン に乗って見ました。今回乗ったこのクラウン3.0ロイヤルサルーンは、新車から10年以上経ちます。昔のクラウンのキャッチフレーズに「いつかはクラウン」が使われていました。セルシオが登場するまで、トヨタのトップブランドの座を担っていました。平成初頭、今までクラウンに乗っていたハイクラスユーザーが、セルシオに乗り換える傾向が多く見られました。それは仕方無い事で、より上のクラスの車に乗りたいのは、車乗りの性です。そうなるとクラウンの位置付けがどうも怪しくなり、中途半端な存在になってしまいました。昭和63年~平成3年の13系クラウンでは、V8エンジンを積んで年齢の幅広い層に親しまれていましたが、平成3年以降の14系のクラウンは、どこかパッとしない車でした。しかしこの15系クラウンの3リッターに初めて運転した時に、僕は何か凄く良い物に乗った気分になりました。14系にも3リッターはありましたが、この15系は全く別物でした。信号が赤になり、Dレンジにいれアクセルを踏んだ時の、軽やかな発進が凄く心地よく感激しました。という事で、今回のこのクラウンに乗る事にします。
 この頃のクラウンはまだ、衝突安全ボディではないので、ドアの窓枠が無いハードトップです。確か昔、最初にピラードハードットップの名前を使ったのもクラウンだったような・・?運転席に座ると現代の車とは違って、センターコンソールがド-ンとあり、シートに座ったらそれ以上動けません。古い人間にとって、このセンターコンソールが肘掛代わりになり、凄く楽なのです。勿論ドリンクホルダーも無いので、乗る時にはセンターコンソールの所の扉を開けると、そこに丁度ペットボトルが納まります。そしてクラウンの特徴として、随分前からエアコンの噴出し口がスイングします。これ夏はいいと思うのすが、どの車種どのメーカーもあまり採用しないのは何故?特許の関係ですか?
 では運転してはいかがでしょう?やはりこの15系クラウンのフィーリングはいいですね。水冷直列6気筒DOHC 24バルブ(2JZ-GE)3リッターエンジンの軽い加速感はいいです。やはりVVT-iになるとこれだけ違うのですね。それに凄く静かで、10年以上経った車とは思えません。今回の車の走行距離は、56000kmのものでしたが、運転していて全く壊れるという心配など無用に思えます。車はチャンと定期的に点検整備をすれば、10万20万kmは平気で乗れると思います。
 クラウン14系までは、エアサスペンションを採用していましたが、この15系からはコイルサスペンションなりました。やはりエアサス付きの場合、乗り心地と高級感を売りに出来ますが、あまりにも故障があるので、あのトヨタでも故障の少ないコイルサスペンションに戻りました。バブルの頃の、車検ごとの車の買い替えの時代から、お客様に永く乗っていただく時代へと、トヨタの方針も変わって来たのかも知れませんね?
 このクラウン、中古車市場ですと20万円~40万円位の相場です。勿論年式やグレード、車の状態にもよりますが、諸費用含めトータル50万円は安いかな・・どうでしょう? 参考までに、エンジンが3リッターの割に、街乗り走行でもエンジン回転数が上がらない為、燃費はそれなりにいいようです。

              *今回の車輌協力  オートワン

      


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