たい焼きを探しに、大阪府は堺市に来ました。
堺市は大阪市の南に位置し、大阪市内につながる路線が縦に数本有るので、今まで何度か訪れた経験から、結構利便性の良い土地柄と感じました。歴史の中に「堺の商人」という言葉が出てきますが、現代の堺市にそのような雰囲気を感じられず、むしろ大阪近郊の住宅地といった感じがします?ただ歴史的な部分でいえば、大きな前方後円墳の仁徳天皇陵古墳が市内の真ん中に有り、そして小さな古墳も点在します。今回のたい焼き屋さんは、その仁徳天皇陵古墳から近い場所に有ります。
仁徳天皇陵古墳から西に500mの所に一条通りがあり、通りから数歩入った所に花あずきというたい焼き屋さんが有ります。花あずきさんのたい焼きは連式の型ですが、羽つきで地元でも有名らしい。そしてもう一つの売りが、季節限定の冷やしたい焼きです。ただこれは9月末までの販売で、僕が訪れた10月はもう終わってます。いつもならお客さんが多いようですが、平日の午後ということもあり、タイミングよく並ばずに買えそうです。
店の中を覗くと、花あずきさんのご主人が中で作業中。たい焼きはあずきとカスタードの2種類で、僕はいつものあずきを注文。とカウンターの所を見ると、なんと冷やしたい焼きの販売が10月末まで延長されているではないですか。これはラッキー!追加であずき&豆乳クリームの冷やしたい焼きを注文しました。ただあまり用意していないのか、それとも既に売れてしまったのか、ご主人が不安そうに冷蔵庫の中を覗き込みました。でもまだ残って有ったようで、奥から出して来てくれました。それと焼きあがってあったたい焼きを、2つの袋に分けて手渡していただきました。
まずは冷やしたい焼きから食べました。形は普通のたい焼きと同じ羽つきで、くっきりとしたきれいな形です。冷やしたい焼きは、手が汚れないように透明な袋に入っています。そこから出しながら頭をがぶり・・・。うっ!硬い・・・?本当はもう少し時間が経ってから食べればよかったのかも?中の豆乳クリームが硬く、だいぶフライング気味でしたね。豆乳クリームの脇にあるあずきも同じく硬く、それでもアイスをそぎ取るように食べました。冷たくさっぱりして食べ心地はいいけれど、冷たさがあずきと豆乳クリームの甘さを凍らせてしまってます。でもこれ夏本番に食べたら最高かも?
次に普通のたい焼きを食べました。冷やしたい焼きの時は気づきませんでしたが、羽の部分が厚みがあり、パリサク感が心地いい!たい焼きの形の部分は柔らかく、中のあんこはほど良い甘さで美味しい。生地の軽さによく合い、沢山のあんこを食べても甘たるくならないです。冷やしたい焼きもいいけれど、やはりあんこのなめらかさを味わうのは、普通のたい焼きの方がいいですね。もし普通のたい焼きと冷やしたい焼きを2個買った場合、先に温かいたい焼きを食べ、後から冷やしたい焼きを食べる事をお勧めします。
大阪というとやはりたこ焼きが主流ですが、数少ないたい焼き屋さんは、皆さんオリジナルの工夫で頑張っていると思います。今回の花あずきさんも、他には無い美味しいたい焼きでした。
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