夕べはなんだか白鳥の群れが大量に飛んでいたなぁ…日が落ちてから数時間、ほぼひっきりなしに白鳥の鳴き声が聞こえていたなんてのは、初めてのこと。
子供らは「天変地異の予兆だったりして。」とか言ってましたが、流石にそれは無いと思いたい。
と言うか、気象状況だけ見たら既に天変地異級の荒れっぷりだと思うけどな、今年は。
さてそれはそれとして。
ターンテーブルマットの細工ですが、プラッターの段差を全体埋めるやり方はどうも上手くない感じでしたので、もう少し何とかならないかと色々考えた結果がこれ。
つまり、スピンドル周辺だけ外周部と同じ高さにしてやれば良いのではないかなと。
このプラッターの構造的に、精度が出ているのは切削面になっている外周部と、スピンドル軸との填め合い部分だけっぽいので、それ以外の部分にはむしろ触れない方が良いんじゃないかな…と思ったわけです。
でも外周部だけで支えるとマットがすり鉢状に撓む可能性もあるし、スタビライザー載せれば間違いなく撓む。
しかもその際撓み方が均等になるとは限らないだろう…。
コルクのマット自体は貼り合わせたこともあって堅さもそこそこ有るし、外周部と中心部と高さが揃っていれば一応平面は維持できるだろうとの目論見でした。
プラッターからは大部分浮く形になりますが、それでも接触の曖昧なスリップマットのままよりは良いんではと思いますし。
サイズは端材から切り出せる最大で作ったんですが、結果的にスタビライザーのレコードに接する部分と同径になりました。
偶然ですが、ちょうど良いサイズが採れた気がします。
コルクシートも端材が残っていたのでついでに同じものを作ってみました。
取っ替え引っ替えして良好な方を使おうかと思いまして。
で、実際に試してみた感じではプラッター面全面にシートを敷くよりもずっと良いです。
マットとレコードが外周部で良く密着している様だし、うねりも殆ど見られない。
レコード自体の反りは完全には矯正されませんが、それでもマット+スタビライザーでかなり軽減される様です。
プラッターから浮いている部分ではどうなっているのかは解りませんが、レコード載せない状態で回してみてもマット表面のうねりは感じない位良く平面が出ている様なので、きちんと接しているのではないかと思われます。
機能的には、漸く期待した結果になったかなと思います。
音質面ではどうか?という点は、実は良く解りません(笑)。ちゃんと聞き比べとかしていませんので。
今のところ、そういう事をする様な気もなかったりしますし。
んじゃなんでこんなことしているかというと、構造的な曖昧さが無くなることで、物理的に「レコードに優しい。」状態に出来ると思ったからですね。
変な形で支持して一部に自重が集中すれば、レコード程度の重さでも撓むことがありますし、きちんとした平面でしっかり支えてやるのが一番レコードには優しいと思うからです。
結果的に音が変化することもあるでしょうが、素材の組み合わせなどの要因でそれが好ましい方向の変化になるかどうかは何とも言えませんしね。
ただ…まぁ、悪くなった感じは無いです。
そう、スリップマットに比べれば確かに音質の変化はすぐ解りましたし、変化の仕方も悪くはないと思うんですが、まだなんか…どっか納得いってない自分がいたりします。
何だろう…ま、音楽聴きながらまた暫し悩んでみますかね。