今朝、出勤したかみさんからメール。
何事かと思ったら「羽虫が凄いことになってます。外出はマスク必須。」という話。
…解りました、引きこもります…
と言うことで、PC弄ってました。ローラーは乗ったけどね。
Windows10にした事を機に、起動ドライブをBIOS-MBRからUEFI-GPTディスクへ環境保ったままそっくり移行するための実験をまたやってました。
この間やったことの続きというかまとめというか、移植は出来そうだというのはわかったものの、上手くいくときといかないときがあったり、上手くいってもその環境を更にクローンとか、バックアップとリストアとか、追認しておきたかったので。
特にバックアップとリストアはなんかあったときのためにとても重要なので、そこ確認しないまま見切り発車的に環境移行しちゃう訳にはいかないという判断でね。
条件として起動ディスクは新規に用意して旧環境をクローン。
ソースディスク(旧ディスク)をA、ターゲットディスクをB、とする。
AはWindows7からアップグレードしたWindows10。
・BにWindows10をクリーンインストール。
インストール時には面倒を避けるためインストールメディアとターゲットディスクBのみ接続。
UEFIメディア(USB、DVDなど)からインストール、正常に起動することを確認。
・一旦電源off、外していたディスク類を元に戻してAから起動。
一度UEFI-BIOSメニューに入り、ブートHDDのプライオリティをAに指定、起動ディスクをA優先に設定。
直さないとBの「WindowsBootManager」から起動してしまうはず。
起動後は、ツール(今回はEaseUS Todo Backup)を使ってAのブート領域(プライマリーパーティション、C:¥)のパーティションのみをBにクローン、ターゲットのブートパーティションを書き換える形で、他のパーティションは弄らない。
要はBのパーティション構成は弄らず、ブートパーティションのみ書き換えると言うこと。
・また電源off、Aを外してBから起動すると自動的に修復プロセスが起動、「修復を試みています」的なメッセージを暫く表示後に自動で再起動、後は普通に起動する。
一応繰り返してみたけど、この手順で確実に環境移行は出来る様子。
クローン後にAを残したままだとBootManagerにAの領域も登録されておかしくなるようなので、必ず外すこと。
・一旦正常に起動するようになったBのディスクは以降普通に使用可能、EaseUS Todo Backupで新しいディスクに丸ごとクローン等も可能。
当然クローン先のディスクから普通に起動可能。
・丸ごとバックアップはEaseUS Todo Backupの場合、セクタバイセクタ方式でのバックアップが可能。
普通にディスク/パーティションバックアップしようとすると「ドライブレターの無いパーティションの一つにエラーが…」といったメッセージが出て、継続するならセクタバイセクタ方式でバックアップするように促してくる。
・問題点。
リストアが鬼門。
EaseUS Todo Backupは通常、CDからツールを起動してのリストアすることが出来る。
LinuxベースかWindowsPEベースの起動CDが作成できるが、前者はGPTディスクの認識が出来ないので使えない。
後者の場合は、環境依存の問題なのかも知れないが、GPTディスクは問題なく認識操作できるのだが、リストア作業がいっこうに進まない。
どの位かかるのか見当が付かないのでリストア作業は中止せざるを得なかった。
よほど暇なら試してみても良かったんだけど、その間メイン機使えないのは困る…ちなみにLinuxベースのツールからの復元は30分から40分程度。
WindowsPEベースの場合一体どの位かかるか見当付かない状態だった。
CDからのリストアが出来ない場合に、ではリストアする方法は無いのかというと、出来ないことは無い。
ただ、リストアには、GPTディスクが操作できるWindowsににEaseUS Todo Backupをインストールしてある別のディスク(HDDなど)が必要になる。
別ディスクからWindowsを立ち上げ、EaseUS Todo Backupを起動、リストア元バックアップイメージを指定してターゲットディスクにリストアすれば普通にリストア先のディスクから起動可能だった。
注意としてはリストア先のターゲットディスクはGPTディスクにしておかないといけないこと。
MBRのままでも復元は出来るが起動できない。
また、復元作業にはセクタバイセクタ指定する必要は無く、ドライブレターの無い領域のみセクタバイセクタで復元、後は普通に復元されるので、容量の違うドライブでも問題なく復元は出来る。
GPTディスクに変換した際に出来る予約領域(128MB)はdiskpartコマンドなどで削除しておいたが、残したままだとどうなるかは試していない。
・変換することのメリット、デメリット。
メリットはSecureBootとか高速起動、と思うが、前者は今のところ恩恵よりもトラブル(windowsupdateとかで)の話を聞く位で現状特に必要感じていない。
後者は接続先が違う(AMDのSATAとAsMedia)、ディスクが違う(SSD同士だが前者は東芝256GB、後者はサンディスクの120GB)為、条件が揃っていないこともあるが、総じてGPT-UEFIドライブの方が遅い結果に。
つまり多少高速化してもドライブと接続先次第で簡単にひっくり返る程度の違いしか無いと言うことだと思う。
よってほぼメリットは無いに等しい。
デメリットはEaseUS Todo Backupを使う場合においてはリカバリーCDからのリストアが出来ないというのは結構致命的。
ただし他のバックアップ系ソフトではどうなのか解らないので、ソフトによっては問題ないかも知れない。
今のところ他のソフト試す必然は無いので、私のPC環境ではデメリットと言うことで。
まぁ、空きディスクにOSとEaseUS Todo Backupのみ入れたリカバリーHDD的な物、eSATAのドライブ用意しておいても良いんだけどね。
現状Windows7の動態保存環境があるから、それ使えるとは思うけど…。
と言うことで、UEFI-GPTドライブへ変換するなら新しいSSDに丸ごと環境移行したいなどの時に行うなら意味はあると思いますが、今ある環境を敢えて移行することは無い、むしろトラブった際に厄介という判断に至りましたよ、はい。
なお、実験するに辺り新しいSSDとHDDを用意して、クローン、バックアップ、リストアなど色々試してみました。
HDDは新品とは言ってもほぼ無料で手に入れた80GBのVelociraptor、SSDは今はVista機としてほぼ死蔵しているサブPC(3rd機)を今後Windows8.1かそれ踏み台にしてWindows10にする予定で入手したもの。120GBの安い奴。
この実験のためだけに誂えた訳では無い、と言うかたまたま揃ったから実験してみたといった方が正しい。
色々試してみて面白かったけど、結局現状維持が一番だという結論だったのはちょっと残念でした。
それより、現状維持と言えばWindows10…またWindows7に戻ろうかなと思ったり思わなかったりだわ…。
良いところもあるんだけどね…一方で、不可解な挙動とか困った事、音飛びが起きたりとか、タスクバーのアイコンが気づいたら減っているとか…細かく色々不満もある訳で。
この先のアップデートで良くなるなら良いんだが…Microsoftだからなぁ。
この間のWindows10強制アップグレードはミスだったってことにしたいようだけど、そもそもそういうインストール画面がwindowsupdateに表示される、用意されていると言うことそのものがおかしいだろうに。
そういうことを平気でやる会社だからねぇ…。
ま、それでも使えるものは使いますけど、Windows10に関してはまだ微妙だから…と言うことです。