随縁記

つれづれなるままに、ものの歴史や、社会に対して思いつくことどもを記す

ネットで稼ぐ裏技の研究

2005-09-29 12:40:52 | IT
ネットで簡単に稼ぐ方法がある。
それは、サーチエンジンを立ち上げ運営することである。
サーチエンジンで最も有名なのはYahoo Japanである。ほかにも有名なところではInfoseek JapanとかGoogleなどがある。
Yahooのようなサーチエンジンが、個人でも運営できると言うと驚くかもしれない。
しかし、実はサーチエンジンは、個人でも簡単に運営できるのである。ほんの少し知識があって、時間と根気があれば、誰でもできる。

有名なYahooは、サーチエンジンだけではない。
最も充実した総合ポータルサイトの一つとして、ニュースや巨大掲示板群、ショッピングも有ればオークションもあるし、ほかにも色々驚くような無料サービスまで提供している。
ただ、そのサーチエンジンだけの機能だったら、その気にさえなれば、誰でもできるのである。なぜ個人でも、簡単にサーチエンジンが運営できるのか。

その種明かしは、ネット世界にCGIというものがあり、サーチエンジンは、殆どがそのCGIで作られていている。しかも、そのサーチエンジンCGIスクリプトが、誰でも無償でネットからダウンロードできるのである。
スクリプトをダウンロードしたら、次は自分の運営方針やサーバー環境に従ってテキストエディタでスクリプトを書き換え、アップロードするだけである。

「Perlやsendmailのパス」とか「パーミッションの変更」など、小難しいこともありますが、必要な知識はすべてCGIスクリプトをダウンロードできるページに書いてある。
あとは、サーチエンジンへの一般HPからの登録申請を待つだけである。
その証拠に、大手のサーチエンジンを始めとして、そのほかの何百というサーチエンジンがあると言われている。

CGIとは、【Common Gateway Interface】の頭文字をとったものである。
つまりWebサーバーが、Webブラウザからの要求に応じて、プログラムを起動するための仕組みのことである。
従来、Webサーバーは、蓄積してある文書を送出するだけであるが、CGIを使うことによって、プログラムの処理結果に基づいて動的に文書を生成し、送出することができるようになった。CGIはどのような開発言語でも使用できるが、実際にはPerlなどがよく使われている。

では、サーチエンジンで儲けるためにはどうするか? 
まず、新しい切り口や、新しいセグメントを行ったサーチエンジンにすれば良いだろう。
ところで、すべてのサーチエンジンは無料である。もし有料であれば、誰も利用しない。
では収益はどうして確保するか?

無料のサーチエンジンの運営で収益を上げるマジックは、バナー広告を載せることである。
すべてのサービスが無料でも、広告料という収益を確保でき入るという訳である。
Yahooのような総合ポータルサイトでは、莫大なバナー広告料金で運営されているが、弱小サーチエンジンでも、ある程度のアクセス数があれば、広告を掲載することはできる。

しかし、自力で広告主を獲得することは困難だから、アフィリエイトプログラムを利用する。(簡単に言えば、ホームページに広告を出したい企業と、自分のホームページに広告を載せて稼ぎたい人を仲介するプログラムある)
アフィリエイトとは、Webサイトやメールマガジンに企業サイトへのリンクを張り、ユーザがそこを経由して商品を購入すると、サイトやメールマガジンの管理者に報酬が支払われるというシステムである。
仕組みとしては成果保証型広告と同じだが、アフィリエイトの場合には、その商品やサービスに関連した情報を掲載するWebサイトやメールマガジンが主な対象となる。
しかし、やはりアクセス数が少なければ、広告を取るのは難しい。
自力もアフィリエイトもダメなら、運営者がリンカースタッフになって、その広告を貼り付けるという手法もあるが、大した儲けにはならないだろう。

そこで、収益を挙げるための裏技として、メールマガジンの発行という方法がある。
メールマガジンというのは、ほとんどの場合、広告が掲載されている。
たとえ、サーチエンジンにアクセス数が少なくても、メールマガジンの発行部数さえある程度確保できれば、広告を掲載して収益をあげることはできるという訳である。

逆説的に言えば、メールマガジンの部数を確保し、広告料を確保するために、サーチエンジンというホームページを立ち上げるのである。
むしろ、ホームページよりもメールマガジンの方が、広告が掲載し易いのである。

一般の「まぐまぐ」などのメールマガジン発行スタンドで、メールマガジンを発行すれば、部数が少なくても広告掲載の審査に比較的通りやすいのである。
たとえ知識があり、サーバーが対応していても、「まぐまぐ」などの一般の発行スタンドを利用しょう。そのほうが購読者を集めやすいし、簡単であるうえに、メールマガジンに信頼性があるように見えからである。

では、どんなメールマガジンを発行するか。
簡単に言えば、運営しているサーチエンジンに、新規登録のあったサイトを、「新着サイト」と称して羅列するだけでいいのである。
サイトの紹介文も、入力されたものをそのままに掲載すればいい。
もちろん、そんなメールマガジンは、多くの人は購読したいとは思わないだろうが、サーチエンジンの登録者に、強制的に購読させる仕組みにしておけば、部数だけはともかく伸ばせる。

サーチエンジンに登録するには、メールアドレスを入力しなければならない。これは超大手でも弱小でも変わらない。登録完了のメールを配信しなければならないからである。
すると当然、サーチエンジンの運営者には、登録者のメールアドレスが分かる。
その登録者のアドレスに、自分のメールマガジンを購読させれば良いだけなのだ。
サーチエンジンの新規登録画面に、利用規程としてメールマガジンの購読を条件に加えておくだけでいいのだ。
ウェブの検索にやってくる利用者が少なくても、これならメールマガジンの部数を伸ばすことができるという訳である。

無論、メールマガジンは購読解除ができるが、自分で購読解除するのが面倒で、そのまま取りつづける人も多い。
「メールマガジンは、ご自身の責任で購読解除してください」と書いておけば完璧です。

こうした、利用者のメールアドレスに代理登録でメールマガジンを購読させて部数を伸ばすという方法は、サーチエンジンだけの専売特許ではない。
たとえば無料ホームページサービスの業者も、こうした方法をとっているが、サーバーメンテナンスなどの重要事項をそのメールマガジンで連絡するので、ヘタに購読解除することもできない。

ちなみに、メールマガジンの広告のほうが、ホームページに掲載するバナー広告よりも、収入になりやすいという事実もある。
アフィリエイトによるバナー広告の収入形態は、クリックされると10円とか20円払うというクリック保証型と、売上げが発生した時点でその何十パーセントを支払うという成功報酬型がある。
メールマガジンの広告ではこれ以外に、「部数保証型」というのがあるのだ。これは、発行部数に応じて報酬を支払うもので、たとえば1部0.1円だとすると、10000部購読されているメールマガジンなら1回発行すると0.1円×10000で1000円の収入になる。
これなら、たとえ誰も広告をクリックしなくても、収益が確保できるのである。

ところで、立ち上げたサーチエンジン自体も、宣伝しなければ誰も登録にアクセスしない。無論、ほかのサーチエンジンに登録するのである。
少しでもアクセスアップを目指すために、手当たり次第にサーチエンジンに登録するのである。立ち上げたサーチエンジンを、せっせと宣伝していれば、次第にホームページを登録したい人が集まってきます。

ホームページを登録しにアクセスするのは、ホームページを運営している人だけではありません。出来高制の報酬で、せっせとホームページを宣伝しているリンカースタッフという人たちも来るのです。
ですから、不思議なことに、ホームページの数よりも登録数のほうがはるかに多いのです。
登録者がアクセスしてきて、サーチエンジンに登録すると、自分のアドレスにも登録内容確認メールが届く。(そのようにCGIスクリプトで設定している)
その登録者のメールアドレスに、メールマガジンを購読させて部数を増やしましょう。

せっかくメールアドレスがたくさん集まるのだから、メールマガジンがたった1誌ではもったいない。そこで複数のメールマガジンを創刊して、ホームページ登録者にどんどん購読させるという方法もある。
文句や苦情が来ても一切無視しましょう。登録の際の利用規程に書いておけば、相手にする必要はありません。部数が増加すれば、効率の良い広告が取れるのです。

ここに書いた手順をその通りに踏めば、あなたもサーチエンジンでお金儲けができます。どの程度収益が確保できるかは、努力次第という事になるが、せっせと宣伝すれば立派なサイドビジネスになるかもしれない。