随縁記

つれづれなるままに、ものの歴史や、社会に対して思いつくことどもを記す

MissionStatemet

2005-09-07 10:37:10 | 人生
人間には、それぞれの時と場所と時代に対応して、何らかの使命をも持っている。
その使命を発見し、その使命を果たさねばならない。
時とともに、時代とともに、そして持てる能力とともに、果たすべきミッションが変わっていく。
 
ミッションというものは、作るものではなく、与えられていたことを発見するものである。
ミッションは、心の中にすでに存在しており、実現されるのを待っているのだ。
誰もが、自分だけの天職や、自分だけのミッションを持っている。
ミッションを成し遂げるために、しなければならない事は、本人自身が実行しなければならないという事だ。

誰もが独自の仕事・任務・影響力を持っている。
それを教えてくれるのは自分自身の良心だけである。
思考と「良心」を結びつけることによってのみ、「心の内なる炎」を燃やすことが出来る。心の中に目を向け、自分自身を見つめなければならない。
自分の魂に目を向け、魂の声を聴かなければならない。魂は自分を通して夢を実現しようとしている。
己の魂の声であるミッションを自覚し、それをミッション・ステートメントとして表現し、その実現に努力しなければならない。

人間は、「公的生活」「私的生活」「内面的生活」という三つの生活圏のなかに生きている。最も重要な生活は内面的な生活である。
内面的生活とは、自らの「自覚・良心・自由意志・想像力」と結びついた生活のことである。内面的生活では、「自覚」の能力を使って、自分のニーズや才能を探り、それを自分の生活の中に取り込むことができる。
自己のパラダイムを検証し、人生の根っこと果実を見極め、自分の動機を探ることが出来る。自覚の最も強力な使い方の一つは、「良心」を知り、それがどのように自分の中で働いているのかを知ることである。
「心の声」に耳を傾けたときだけ、自分にしかできない事が分かる。
自分の子供に対して、父親になれるのは自分だけである。

ミッション・ステートメントを書くときは、明らかな目的意識を持ち、人生観から深いエネルギーを引き出さなければならない。
真北の原則に基づいて強力なビジョンを描かなければならない。
自分にしかできない目標を達成することで満足感を得なければならない。

ビジョンは、人間の行為に関する想像力と動機が最も上手く具現化したものである。
ビジョンは、将来を見通す能力、今まで存在しなかったものを作ったり発明したりする能力、理想の自分になる能力のことである。
ビジョンは、記憶からではなく、想像力から生きる力を与えてくれる。
ビジョンは、「行動の選択」と「時間の使い方」に最も大きな影響を及ぼす要因である。 

各役割のためのビジョンが浮かんできたら、それが原則に基づいているかどうか、自分の最も深い使命感に結びついているか、どうか確かめねばならない。
そのビジョンを言葉に置き換え、推敲に推敲を重ね、いつでも思い出せるようにしっかりと記憶しなければならない。
強力なミッション・ステートメントを作り、それを自分のものにするには、時間と情熱を費やさねばならない。