随縁記

つれづれなるままに、ものの歴史や、社会に対して思いつくことどもを記す

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2005-09-04 01:22:55 | IT
Webサイトに、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』がある。
過去何度か歴史上の人物や、中世の船について調べるべく、キーワードで検索した時に、
何度もフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の該当項目にであった。
実に正確で分かりやすく、参考になる資料を頂いた。

当初は単に調べ物に役に立つサイトとして、IEの「お気に入り」に登録していただけであった。ところが、自分の専門分野でどのように説明があるのか興味をもって検索したところ、「この項目「○○」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。」
とあった。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』のトップページに、
「ウィキペディアへようこそ。ウィキペディアは自由にご利用頂ける百科事典です。現在、ウィキペディア日本語版には約138,696本の記事があります。基本方針に賛同して頂けるなら、どなたでも記事を投稿したり編集したりすることが出来ます。」
とある。

これは面白いと思った。いままで何度も調べ物で『ウィキペディア(Wikipedia)』にお世話になって、その該当項目の内容の確かさは理解している。
いい加減な素人の資料ではない。その百科辞典の内容記事を書く事が出来るならば、自分の専門分野で是非参加してみようと思った。

誰かの役に立てばと思い、長いメーカー営業の現役生活時代に書きためていた資料を、個人のホームページで公開している。
しかし、個人のホームページ(http://sano-a238.hp.infoseek.co.jp)だから、アクセス数は知れている。
そこでフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ならば、きっと誰かの調べ物の役に立つだろうと思い、個人のホームページの一部を転載して公開した。

『ウィキペディア(Wikipedia)』の各項目の記事には、「本文」「ノート」「履歴」で構成されている。ところが、翌日には、その私が投稿した全ての「本文」に対して、「著作権の侵害の恐れがある」ため、削除依頼が出されている宗の表示があって、該当項目の「本文」が表示されなく成っていた。
「ノート」を見ると、なぜ「著作権の侵害の恐れがある」のかの理由と、誰が削除依頼を出しているのか等の表示があった。
「ノート」によると、なんと私の個人のホームページの盗用の可能性が高いと表記されていた。
のことで、二つの事に驚いた。
まず、新規に投稿された記事を即座にチェックする体制があるという事に驚いた。
毎日かなりの数の投稿があるであろうに、きちんと監視しているという事で、このフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に対する信頼が、驚きとともに一層高まった。

もう一つは、私の個人のホームページの内容と、投稿した記事をきちんと比較して、「著作権を侵害している」可能性が高いと即判断したことである。
つまり、私のホームページの内容が、精査されて比較された事である。
所詮個人のホームページで、殆ど識られていない、マイナーなページであるにも関わらず、
きちんと調べられたという事で、驚いたのである。
 
そこで、「著作権を侵害している」として問題にされている、そのホームページの著作者自身が投稿したものであると、「ノート」に書き込んだ。
すると、私のホームページを通じて、確認のメールが届いた。このメールへ回答し、さらにはホームページの一部に、『ウィキペディア(Wikipedia)』に内容の一部を投稿した宗、表示をした。
こんなやり取りで、二週間もかかってやっと「著作権を侵害問題」が解決し、今は正式に『ウィキペディア(Wikipedia)』の項目の幾つかに、私の投稿した記事が掲載されている。
このように、信頼の置けるフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に参加する事と、利用する事をお勧めしたい。

ちなみに、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に投稿した項目は、
「和紙」「障子」「襖」「板戸」などの項目の記事である。
さらに云えば、私の投稿した「記事」には、一部に加筆や部分修正がされている。
投稿した時点で、誰もがその記事を利用し、加筆訂正する権利を有しており、そうする事で、内容がさらに読みやすく、正確な記事として精度をあげるという仕組みである。
その加筆・修正の過程はすべて「履歴」に残されている