マツモトの研究生活。

研究生活を綴ります。
近況報告が多いです。
コメント頂くと狂喜乱舞します。

科学英語

2007-06-11 17:25:24 | 日想。
科学英語という授業を取っています。
文字通り、科学に関する英語を勉強する授業なんですが、
つい先日テストがありまして。


テスト当日を迎えた俺は
とりあえず天文学概論の授業に何食わぬ顔で出席した後、
下宿でひたすらリスニングCDを聞きまくっていたわけですよ。冷や汗かきながら。

この授業、実は薬学部の必修科目らしく、
先生(外国人)自らが作成したテキストを使っており、さらに
だー、もうわかったから!15mlと50mlはわかったから!!もういいよ!!
的なリスニングCDがついてるんですね。2枚も。
それを延々と聞きつつ、テスト対策をしていたのです。

とは言いつつ、これがまた結構ためになる授業なんですよ。
数字や単位であったり、数式であったり、物体の形状であったり、化学式であったりと
今まで何気なく日本語で言ってたものを英語で表現出来るようになる授業なんです。

ただ、理学部では卒業に必要な単位として認められてないのが玉にキズ…

単位など関係ない!俺は己の向上のためだけに授業を取る!と意気込みはするものの、
やはりテスト前となるとテンションが下がってきます。

取らなきゃよかったじゃん、テキスト買わなきゃよかったじゃん、あー意味ねぇ面倒くせぇ。
っていうかぶっちゃけ眠くね?みたいな。最低な精神状態ですよ。


それでもマツモトは頑張って、遂にテストの時を迎えたんです。
パラパラと全体を見渡した所、テキストと同じような問題ばかりだし、
以外とできそうな印象。助かった…

多少元気を取り戻して、問題を解いていたところ、先生が言いました。

「えー、みんな自分の身分証明出来るモノ出して。免許証、学生証、何でもイイ」

焦りました。この時俺は財布を持ってなかったのです。
鞄の中を掻き回して、やっとこさ出てきたのが…給料袋。

4月分 松本卓也

これならなんとか…ならんか!いやなる!!
と半ば諦め気味に机の上へ出しときました。

しばらくして先生が来て、俺の給料袋を手に取り、そしてニヤリと笑いました。
なんとかなったか、そう思いました。



テスト終了。
とりあえず散々な結果だけは免れ少しほっとしていた矢先、
用紙を回収し終えた先生が俺のところへやってきました。
何?俺カンニングとかしてないよ!!そんな度胸もない小市民だよ!!
先生は、そんな強張った顔の俺のすぐ横まで来て(きゃっ)、
俺の給料袋を嬉々として摘まみ上げたのです。
そして

「みんなは身分証明に給料袋出したらあかんデー。HAHAHA!自分の家の机の中二しまっとき!(笑)」

と薬学部生に向けて高らかに宣告しました。
妙なざわつきに包まれる教室。
ああ、ただでさえ薬学部のアウェーな雰囲気なのに!
「あの人変わってるー、プププ。薬学部の人じゃないよね?え、理学部?」とか言ってるよ、絶対!
…理学部生の諸君、他学部との溝を深める結果となってしまい、まこと申し訳ない。


そして先生の追撃。
先生は給料袋を出したのは俺の粋なジョークだと思い込んだのか、
気分上々で俺にマイクを持たせ、
「コレ、君の。」とおっしゃられ。

俺はそのあと、先生の指示されるがまま、延々と英文を読まされました。







P.S.元気です、マツモト。(泣きながら)