川越リバーのブログ

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凛と立つ花

2017年11月22日 09時34分44秒 | ソフトテニス

 晩秋の智光山の植物園で、鮮やかな薄紅色の花を見せてくれたのは「カワラナデシコ(河原撫子)」です。江戸時代に変わり花の栽培が盛んに行われた古典園芸植物で、ご存知のように秋の七草の「撫子」はこのカワラナデシコ。日当たりのよい草原などに生育しますが、環境の変化で自生地は少なくなっているのだとか。日本だけでなく、中国や朝鮮、台湾にも分布。開花期の全草や乾燥させた種子には利尿作用があるとそうです。

 丈は30センチ位で、冷たくなってきた風に揺られて右や左へ。とっくに花の季節は過ぎたのに、楚々とした雰囲気に誘われてカメラを向けました。息をつめて風が止んだ一瞬、やっと1枚だけ撮りました。名前の由来は「撫でたくなるほど可愛い花だから」と。古の名前は「常夏(とこなつ)」、また「大和撫子」とも。

 ちなみに、小倉百人一首の撰者、藤原定家は「霜さゆるあしたの原の冬枯れにひと花咲ける大和撫子」と、晩秋の花を愛でています。恥ずかしながら歌の意味は良く分かりませんが、霜の朝に凛として立つ花を見つけたのでしょうか。大和撫子とは美しいだけでなく礼節をわきまえて謙虚だけれど引き過ぎず、優しい思いやりがある女性のことですね。24日は川越市連盟の「やまぶき杯」、リバーの大和撫子たちは、今度はどんな花を咲かせてくるのでしょうか。さて、こちらも負けないように練習です。水曜会テニスに出発!

(64蛍)


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