川越リバーのブログ

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満月が似合う花

2020年08月31日 15時54分41秒 | ソフトテニス

 “事件”が起きました。「拉致」なのか、「家出」なのか、それとも“殺人”…。

 朝な夕なに観察を続けていたキアゲハ蝶の蛹が、2時間ほどの間に姿を消してしまいました。けさ8時半には、小枝にぶら下がっているのを確かめました。その後、奥様と近くの大型量販店で買い物をして帰宅したのが11時過ぎ。空模様が怪しいので「大丈夫かな」と確認すると蛹がいません。小枝の周辺を探しましたが、蛹が落下した形跡はありません。「ひょっとして、羽化したのか?」と地面も丹念に調べましたが、抜け殻もありません。よく見ると、小枝には蛹を止めていた細い糸の切れ端だけが残っていました。

 蛹に姿を変えて13日目。今朝はまだ羽化の兆候の半透明にはなっていませんでしたが、前日より少し丸みをおびてきていました。「一両日中には羽化が見られるか」と楽しみにしていたのに…。考えられる“事件”のシナリオは、①野鳥の餌食になった②たまたま通り合わせた人が蛹を見つけて持ち帰った-のでしょうか。

 少し騒ぎすぎなのかもしれませんが、楽しみがひとつなくなりました。諦めてきょうの花。「メマツヨイグサ(雌待宵草)」です。北米大陸からの帰化植物。背丈は1㍍くらいで、蛹がいた草原で勢力を広げています。満月が似合いそうな色です。黄門様から、ポッキーさんの四十九日のお品を頂きました。ご挨拶状は、ポッキーさんへのラブレターのようです。

(64蛍)


残暑に耐える花

2020年08月29日 14時44分20秒 | ソフトテニス

 キアゲハ蝶の幼虫が小枝にぶら下がって蛹(さなぎ)になり、10日が経ちました。朝夕2回、玄関先から20㍍ほど離れた“寝床”に通って様子を見ています。調べると蛹が羽化するのは2週間ほど経ってから。その時が迫ると「蛹は半透明になってうっすらと黒い蝶の姿が見えるようになる」ともありました。今朝は、蛹の横腹に黒い点が線となって現れていました。

 「羽化は近いかも…」と思いながら散歩へ。2㌔ほど歩いて堀兼の畑地につくと、大きなスプリンクラーが作動して1㍍を軽く超えた里芋に散水していました。里芋農家にとっては暑い夏の欠かせない作業。水を満たした1㍍位の大きな黄色いポリタンクを荷台に積んだ軽トラックが、畑の農道に入っていることあります。少し進むと葱畑がありました。ところどころ日焼けして茶色になりかけています。農業をするテニス仲間に「何故、収穫しないのだろうか?」と、聞いたことがあります。すると、葉を収穫する「“分けつ葱”じゃないかな」と教えてくれました。葱には根元に土をかぶせて軟白部分を長くして収穫する「一本葱」と「分けつ葱」があるのだとか。教えてくれた仲間も、早朝から作物の世話に汗を流すようです。ご苦労様です。

 クーラーの効いた本屋によって一休み。再び歩き始めて畳屋店の横でピンクの「シュウメイギク(秋明菊)」に出会いました。厳しい残暑に耐えて咲く秋の花。家の庭の白花は知らぬ間に姿を消しました。名前はキクですがアネモネの仲間。乳液に触れるとかぶれるとか。

 (64蛍)


綿菓子みたいな花

2020年08月24日 20時14分37秒 | ソフトテニス

 夕食後に服用するコレステロールの薬が底を突きました。そこで石神井の医院へ。本来なら通院は月1回のペース。しかし、コロナ禍。3月末に診察を受けた後、5月に「テレ(電話)診療」で2カ月分の薬を処方してもらったので、5カ月ぶりです。とっくに通勤時間を過ぎた電車は、ソーシャルデイスタンスは十分で、換気対策で窓も半分ほど下げられていました。

 待合室は空いていましたが、受付嬢は「ほかにもいらっしゃるので40分ほど待ちますが…」。外は暑そうだったので「了解です」と答えて椅子に座り、文庫本を読むことにしました。1時間ほど待って診察室へ。血圧を測り、胆石が半分ほど詰まっている私の胆嚢を触診しながら「ここは痛くないですか?」と先生。「大丈夫です」と答えましたが、肉を食べ過ぎたりすると右側の肋骨(ろっこつ)の裏辺りに鈍痛がするそうです。これで終わりかと思ったら「きょうは採血をしましょう。次回はエコーも」と、5カ月分の“診察ブランク”を取り返すかのような先生でした。

 採血担当の看護師さんは新顔。半袖の白衣からのぞく日焼けした腕が気になって「随分黒いですね」と尋ねると「走っているんです」。左右で黒さが違ったのは、左腕にはペースを測る器具をつけているから。採血の針を刺しながら「あなたが黒いのは?」と問われ、即座に「テニスです」。未払いだったテレ診療料も合わせて払い、2カ月分の薬を受け取りUターン。住宅街で白い「百日紅(さるすべり)」に出会いました。青空に浮かぶ白い雲と同化した花は綿菓子のようです。

(64蛍)


猛暑に強い花

2020年08月23日 10時06分16秒 | ソフトテニス

 昨日の夕方、パソコンに向かっていると台所にいた奥様が何か言いました。「ウン?」少し間があって「アッ、いけね!」。前日、奥様が冷蔵庫の扉を閉めながら「お肉はここに入れておきますからね」。パソコンに夢中になり「明日はカレーを作る」と約束したのを忘れていました。時計は6時前。「間に合わないよ。早く…」と、言いかけて言葉を飲み込みました。約束を忘れた自分が悪いので、文句を言う筋合いはなし。

 すぐに台所に立つと、ジャガイモが5個、タマネギが3個が置いてあり、タマネギの一つは櫛切りに仕掛けていました。奥様も、「あの人、いつ始めるのかしら…」と我慢。それでもと、支度を始めていたようです。手を切らないようにジャガイモの皮をむいて角切りに。続いて冷蔵庫から取り出した肉の大きさを切りそろえて塩胡椒。タマネギは櫛切りと摺り下ろしましたが、いつも彩りに入れるニンジンは諦めて準備完了。深鍋に油をしいてタマネギを炒め、次に肉とジャガイモ、タマネギとニンニクの摺り下ろしも入れて加熱。最後に水を800ミリリットルを足し、月桂樹とコンソメを加えて沸騰したら、さらに15分ほど煮詰めてジャガイモに串が「スーッ」と通ったら火を止めてルーを溶かし込みます。今度は弱火で10分ほど煮込だら完成です。

 時計は6時40分。少々いい加減だったけど、何とか夕食に間に合った“超特急カレー”の味は、まずまずでした。花は「ポーチュラカ」。先日の散歩中にマンションの花壇で見つけました。乾燥を好み、メキシコ辺りが原産地だそうです。だから猛暑にも強い。

(64蛍)


伸び伸び育つ花

2020年08月22日 13時52分22秒 | ソフトテニス

 「暑くなる前に歩こう」と、朝8時半過ぎに散歩に出ました。玄関ドアを開けた途端に、湿り気のある生暖かい空気がまとわりついてきて、歩き出すとすぐに腕や首回りに汗が噴き出しました。それでも、なんとか45分ほどテクテク。最後に銀行でお小遣いを少しだけ下ろし、暑さボケでよろけて電柱に頭をぶつける前に散歩は終了です。

 シャワーを浴び、水分を補給して一休み。昼食前に今度は自然観察へ。3日前にお話しした玄関前の草原(くさはら)の小さな木に登ったキアゲハの幼虫がどうしているか。翌夕には、地上50㌢ほどの枝に糸を架けて蛹(さなぎ)へと変身を遂げ、きょうは緑色だった体が少し薄茶色に変わってきていました。幼虫が蛹になったときに脱いだ“表皮”がないかと地面を探しましたが、既にアリなどが運び去ったのか見つかりません。順調にいけば蛹は1週間から10日ほどで蝶へと羽化するはず。何とか羽化の瞬間を観察したいものです。

 草原を出て家の前に戻ると、ピンクに色を変え始めた満開のスイフヨウの脇で「オオケタデ(大毛蓼)」が紅色の粒々の花を沢山付けていました。周りの雑木が切られれて伸び伸びとしたのか、今年は背丈が2㍍近くになりました。東南アジアからの帰化植物。「蓼食う虫も好き好き」の蓼ではありません。

(64蛍)