“事件”が起きました。「拉致」なのか、「家出」なのか、それとも“殺人”…。
朝な夕なに観察を続けていたキアゲハ蝶の蛹が、2時間ほどの間に姿を消してしまいました。けさ8時半には、小枝にぶら下がっているのを確かめました。その後、奥様と近くの大型量販店で買い物をして帰宅したのが11時過ぎ。空模様が怪しいので「大丈夫かな」と確認すると蛹がいません。小枝の周辺を探しましたが、蛹が落下した形跡はありません。「ひょっとして、羽化したのか?」と地面も丹念に調べましたが、抜け殻もありません。よく見ると、小枝には蛹を止めていた細い糸の切れ端だけが残っていました。
蛹に姿を変えて13日目。今朝はまだ羽化の兆候の半透明にはなっていませんでしたが、前日より少し丸みをおびてきていました。「一両日中には羽化が見られるか」と楽しみにしていたのに…。考えられる“事件”のシナリオは、①野鳥の餌食になった②たまたま通り合わせた人が蛹を見つけて持ち帰った-のでしょうか。
少し騒ぎすぎなのかもしれませんが、楽しみがひとつなくなりました。諦めてきょうの花。「メマツヨイグサ(雌待宵草)」です。北米大陸からの帰化植物。背丈は1㍍くらいで、蛹がいた草原で勢力を広げています。満月が似合いそうな色です。黄門様から、ポッキーさんの四十九日のお品を頂きました。ご挨拶状は、ポッキーさんへのラブレターのようです。
(64蛍)